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ポップカルチャーは裏切らない

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”好きなものを好きだと言う"を基本姿勢に、ライブレポート、ディスクレビュー、感想文、コラムなどを書いている、本noteのメインマガジン。
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2021年7月の記事一覧

MCUフェーズ4 はじまりの4作を観た(ブラック・ウィドウ/ワンダヴィジョン/ファルコン&ウィンター・ソルジャー/ロキ)

MCUフェーズ4 はじまりの4作を観た(ブラック・ウィドウ/ワンダヴィジョン/ファルコン&ウィンター・ソルジャー/ロキ)

コロナの影響もあって、とんでもない数の作品が今年に密集し始めてるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。劇場で観た1作とディズニープラスで配信中の3本のドラマについての感想をざざっと書き残しておく。

ブラック・ウィドウ

昨年のステイホーム期間(懐)にMCU映画を家で観たので、これが念願の"映画館でマーベルを観る"体験。そういうエキサイティングさを感じるにはあまりにもうってつけな爆裂アク

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好きなものを好きと言えなくなることもあるという話

好きなものを好きと言えなくなることもあるという話

東京オリンピック2020開会式、ショーディレクターの小林賢太郎が解任に至る経緯については「それは本当にダメなことで解任も当然である」と思うしかなかった。これまで“ブラック”という印をつけただけで、あのネタについて自分もファンとして向き合ってこなかったことに反省以外ない。“好き”で蓋をして、見ようとしてこなかった。国際的なイベントの中心人物を務める観点、、、の云々に関わらず言語道断の発言だったとはっ

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2021.7.24,25 UNISON SQUARE GARDEN「UNICITY LIVE ONLINE」

2021.7.24,25 UNISON SQUARE GARDEN「UNICITY LIVE ONLINE」

ファンクラブ限定のオンライン公演、こういうのを用意してくれるホスピタリティよ。1日目アコースティック、2日目エレキ、それぞれの感想を。

2021.7.24 UNISON SQUARE GARDEN「UNICITY LIVE ONLINE」(アコースティック編成)

ロックじゃねえという理由(本編中、田淵氏のMCより)で普段のライブでも滅多に行われないアコースティックライブで60分。1曲目「黄昏イ

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それは孤独と祈り~7.18 カネコアヤノ単独演奏会『よすが』@福岡イムズホール

それは孤独と祈り~7.18 カネコアヤノ単独演奏会『よすが』@福岡イムズホール

カネコアヤノ、春夏のバンドツアーから立て続けに単独演奏会と名付けた8公演の弾き語りツアーを敢行。その2公演目が福岡イムズホールにて。6月に開催が発表されたので、こんな短い間隔でアヤノ氏をもう1度観れるとは!という喜びは特大。また、この8月で閉店となる天神IMSが会場であり、個人的にもラストイムズ。イムズというとのん、ゴジゲン、ラバーガール、さらば青春の光とこれまでも思い出深い鑑賞体験が多かったので

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ウエディングフォトを撮ってきた①

ウエディングフォトを撮ってきた①

ウェディングフォトを撮ってきたんですよ。せっかくなので大量に載せます。お互いが好きな多種多様なツーショット写真を参考にしました。

PUNPEEと秋元才加のフライデー写真風。これ1番やりたかったやつ。

映画「アバウトタイム」の1シーン。ちょうど雨が降ってて良かった。

「大恋愛」より。寄りじゃなくても良い構図というのは映えますね。

KIMONOSのアーティスト写真。キリっと感と妖しさを表現。

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[Real Sound寄稿記事]クレナズム×クボタカイから映像作家 リチャード、ダンサー yurinasiaまで…‥カルチャーの複合で盛り上がる福岡シーンの2021年

[Real Sound寄稿記事]クレナズム×クボタカイから映像作家 リチャード、ダンサー yurinasiaまで…‥カルチャーの複合で盛り上がる福岡シーンの2021年

Real Soundに41回目の寄稿をしました。今回は我が在住の地、福岡のミュージシャン同士によるコラボレーション楽曲を紹介しつつ、複数のカルチャーが共振し合う現在の福岡シーンについて網羅的に紹介しています。

去年も2月に福岡シーンを紹介する記事を出したのだけど、それ以降も常に何かしら動きがあったりして、ようやくまたまとめられました。10月からは一旦福岡を去るけど、早く戻ってきたくなるくらい刺激

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方舟を創る人々へ~2021.07.11 MONO NO AWARE「ODORI CRUISING」@福岡CB

方舟を創る人々へ~2021.07.11 MONO NO AWARE「ODORI CRUISING」@福岡CB



MONO NO AWARE、2年ぶりのアルバムで2年ぶりの福岡公演。コミュニケーションを始めとし、何となくの生き辛さを現世で抱える人々とともに悩み合うかのような4thアルバム『行列のできる方舟』を引っ提げてのツアーで、ちょうど折り返し地点。現時点で唯一のソールドアウト公演ということもあって、収容人数を間引いてはあるものの大盛況の様子。開演時間となり、波音とカモメの鳴き声を入場SEとして4人が入

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2021年上半期ベストトラック 10

2021年上半期ベストトラック 10

上半期ベストシリーズ、最後はベストトラック。単曲の配信リリースが定番になってきて、強い曲がドンと沢山出ていた。"沁み"重視で10曲を選出。

10位 adieu「天使」
作演出:カネコアヤノ、出演:上白石萌歌、の座組で贈るカラっとした1曲。楽曲に憑依するようなadieuの在り方が最も快活な方向で花開いた作品だろう。

9位 10-FEET「アオ」
分からないなりに向けることが出来る優しさはあるし、

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2021.07.07 第二十三回 東京03単独公演「ヤな因果」@福岡国際会議場

2021.07.07 第二十三回 東京03単独公演「ヤな因果」@福岡国際会議場

東京03、2年ぶりの全国巡業。コントの単独ライブで全国を廻ってくれるなんて彼らくらいしか毎年恒例にできていないところからもこういった活動を定着させることがいかに難しいか、ということを察することが出来る。コントを磨き、結果として今の他分野での活動もあるわけだから本当に継続することの意味とかを感じざるを得ない。3人それぞれが40代半ばを迎えたことで、当たり前のように社長や幹部クラスを演じるコントが増え

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2021年上半期ベスト映画 10

2021年上半期ベスト映画 10

例年は上半期のみだと5本を選出するのだけど、今年は邦画ウォッチャーとしてはとんでもない当たり年なので、上半期で10本紹介しないと気が済まない。去年の公開延期作品とかもあるでしょうし、下半期も期待が膨らむ。

10位 ヤクザと家族 The Family

「新聞記者」の藤井道人監督作品。ヤクザモノってどこか浮世離れしていて、派手な暴力やドンパチを観る異世界のアクションムービーとして認識していたけれど

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2021年6月の色々(Lucky Kilimanjaro/大宮セブン/ジャルジャル/フジファブリック)

2021年6月の色々(Lucky Kilimanjaro/大宮セブン/ジャルジャル/フジファブリック)

6.12 Lucky Kilimanjaro ONE MAN TOUR “DAILY BOP”@福岡BEAT STATION

ラッキリ、初九州かつ初福岡ライブ。去年はNUMBER SHOTやワンマンが予定されていたのだけども全て飛び、かなりの待望感がフロアには充満していた。インドアでヘルシーなマインドをキラキラなシンセポップに乗せて放出する音楽性なので、気楽に小躍りできるライブかな~と思っていた

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