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ポップカルチャーは裏切らない

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”好きなものを好きだと言う"を基本姿勢に、ライブレポート、ディスクレビュー、感想文、コラムなどを書いている、本noteのメインマガジン。
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2019年6月の記事一覧

#ベスト平成アルバム の結果の話

こういう企画が開催されまして。先月、ソングのほうは発表されて、首を長くしてアルバムのほうも結果発表を待ち受けていました。そして遂に先日、結果発表となったわけです。今回は150位からの発表でした。

これトップ10が見事に1アーティストも被らずにランクインしてるのだけど、この10組のラスボス感というか、ひれ伏してしまう感じというか。平成のバンドって言ったらこの4組だし、ソロアーティストつったらこの5

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今夜よりいい夢を〜2019.06.21 ねごと LAST TOUR@福岡DRUM Be-1

今夜よりいい夢を〜2019.06.21 ねごと LAST TOUR@福岡DRUM Be-1

2018年末、突然の解散発表。『ETERNALBEAT』『SOAK』と、評判の高い作品を立て続けに発表し、ネクストアクションを期待されていたのでとても意外だった。しかし解散表明の文面から伝わるのは清々しいまでの“やりきった感”であった。なるほど、と思う。メンバーが30代に差し掛かるタイミングで思うところあったと語った蒼山幸子のインタビューからも、4人それぞれの人生を見つめ直すタイミングだったのだろ

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雨が窓を打つプレイリスト

雨が窓を打つプレイリスト

ただのお天気なのに勝手に切なくなってしまうの、マジで人間って最高だなぁと思う。春夏秋冬に続いて、梅雨ソングスである。歌もいっぱいあった。時間帯ごとにも充実してて、並べるのが楽しかった。電車に乗りながら聴きたい感じ。

1.チャットモンチー「どなる、でんわ、どしゃぶり」[AM1:00]
面白いのが、掛けてる電話の先の雨の描写しかなくて。もしかしたらこちらは晴れているのかも、と。距離を越え電話口の雨に

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分からないけど分かるよ~『町田くんの世界』

分からないけど分かるよ~『町田くんの世界』

向き合うべき現実を突きつけたり、丁寧で繊細な機微を描いたり、そういった作品も大好きなのだけど、こういうエネルギー抑えきれません!というような瑞々しい映画こそ、今の自分が最も求めているかも。石井裕也監督『町田くんの世界』、大傑作である。楽しさともどかしさと愛おしさと切なさが溢れ返りっぱなし。誰にでも平等に優しい究極の人たらし・町田くんと、孤独を抱える少女・猪原さんを中心とする物語。新たな感情に触れ、

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6/9 サカナクション SAKANAQUARIUM 2019 "834.194"~6.1ch Sound Around Arena Session~ @マリンメッセ福岡

6/9 サカナクション SAKANAQUARIUM 2019 "834.194"~6.1ch Sound Around Arena Session~ @マリンメッセ福岡

6年ぶりの7thアルバム『834.194』、4月リリースは未遂に終わり、ツアー千秋楽の翌週までずれ込んだが、当初用意されていたツアーはアルバムレコ発として実施。個人的には初めて、アリーナ会場で彼らを観ることになった。それにしても"マリンメッセ"とはサカナクションにぴったりな会場じゃありませんか!埠頭に面した立地も相まって、彼らの音楽を受け止めるには完璧なシチュエーション。入場すれば既にフロアは青い

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ぼくの #平成映画女の子ランキング

ぼくの #平成映画女の子ランキング

平成の終わりにこういうランキングが集計されていて、その結果がまぁ何とも奇跡的な偶然を帯びたもので感動してしまいました。僕も投票していて、noteにも書こうかしらと思ってちょっと書き始めて中断していたのだけど、何だか語りたくなってきたのでぼくの平成画女の子10名について語り始めます。女優と特に好きな作品名を挙げた。順位なんてない、映画の公開順だ!

1.市川実日子(ダメジン)

90年代にモデルとし

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5月のいだてん

5月のいだてん

17話「いつも2人で」
ベルリンオリンピックの中止により、メランコリックな金栗四三がオープニングから登場。こういう影がある表情も中村勘九郎は抜群にうまいし、彼を励ますスヤさんの綾瀬はるかっぷりが最高である。立ち直りながら駅伝を着想、マラソン走者を見つけるために教師になる、と急にテンポよく話が進みすぎてさらっとスーツ姿の四三も。いきなり団子をゆっくり食べてる四三も良かったけど、ようやく社会人としてキ

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