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ゆとり

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#コラム

夢を諦めさせてくれた人

夢を諦めさせてくれた人

先生へ

ご無沙汰しています。さとうです。
と言ってもおそらく、先生はもう、僕の事を覚えていないと思います。
最後にお会いしてから、もうすぐ10年が経とうとしています。

僕は約10年前、先生から脚本を学んでいました。
10年振りにこうして文章を書いているのは、理由があります。
どうしても、先生にお伝えたいしたい事があります。

1人に向けて書くんだよ。たった1人に

まず、その前に僕の事を思い出

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一人つらいこと抱え込む、あなたのその強さに賞賛を。

一人つらいこと抱え込む、あなたのその強さに賞賛を。

つらいことをひとり抱え込む人ほど、強さを秘めている。
抱え込めるのは、強さがあるから。
あなたが口をつぐんで心の中に抱え込んだその言葉は、相手を傷付けたくなかったり、場の空気を壊したくなかったり、周りを気使う優しい気持ちがあるからこそ。

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いつも素敵な投稿をされる凪菜さんが、やっぱり素敵な投稿されていて、私も抱える強さについて書きたいと思ったのです。

自分で抱え込むよりも
そんなの投げ出し

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自分を大切にするって、どんなことだろう。

自分を大切にするって、どんなことだろう。

メンタルが悪かったとき、生き急ぐように、我が身を削るように、生きていたと思います。
ゆっくりしたペースで生きると何だかムズムズして落ち着かなくて、自分の命燃やすように生きることが何だか気持ちよかったのです。
それは自分に向き合うことの先延ばしの意味もあったんだろうし、私こんな無茶できちゃうんだよ!と、少しドヤ心があったように思うのです。

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皆さんの記事を読んでインスピレーションが降ってくるこ

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「価値観がちがう」の失敗は、大事なものを見つけるチャンスだという話

「価値観がちがう」の失敗は、大事なものを見つけるチャンスだという話

仕事を辞めるときも、恋人と別れるときにもよく「価値観がちがう」という理由があげられるけど「なんの価値?」と聞くと、答えられないことが多い。

「選ぶものがちがうから不快」という不満のなかには、自分が譲れない大事なものがあるから、解像度を上げてちゃんと知ったほうが後々のためにいいのにな、と思う。

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たとえば仕事で、「成長を求められるのがいやだ」と不満を感じて、自分は毎日毎

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同じ星の人、別の星の人

なんかわからないけど気が合う、またはどうにもこうにも気が合わない、という人に会ったときにいつも思うことがある。

多くを語らなくてもなぜだか言いたいことがわかる人に「同じ星の人」、どれだけ会話をしてもお互いに何を言ってるかわからない人には「別の星の人」だ、と思う。

ほとんどの人は別の星からきているので、ときどき同じ星出身の人に会えるととてもうれしい。共通言語を思い出したように言葉がたくさん出てく

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センスを育むために必要なもの

センスを育むために必要なもの

『 "読む"ができる人は必ず "書く"もできる』

これは私の中で確信していることのひとつです。

そしてこの考え方の根底にあるのは、センスはインプットとアウトプットの総量によって育まれるということ。

たくさん読んできた人は、自分の中に独特のリズムと美意識を形成しているので、いきなり書かせてもリズム感のある文章を作ることができます。

そして漢字とひらがなのバランスや語尾のバリエーションなど、何

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加点方式で生きる。

加点方式で生きる。

世の中には、加点方式で生きている人と、減点方式で生きている人がいる。

今を0点として、100点を目指すのが前者。

私はこのタイプで、あれができるようになった、これができるようになったと、加点をして生きている。

一方で、目標を0点として、今をマイナスで捉えるのが後者だ。

完璧な状態から、あれができていない、これができていないと減点して今を分析する。

心理学的に、人はネガティブな情報に動かさ

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「人と人がつながる」ってなんだ?

「人と人がつながる」ってなんだ?

学生の時に読んだ心理学者の文章に、「人間を『じんかん』と読む」と書いてあった。この方は心理学の中の人間関係が専門の研究分野であったこともあり、人を人と足らしめているのは「その関係性にある」というのが著者の主張であった。文章の細部を忘れてしまったが、この「じんかん」という表現はいまも僕の頭に残っている。

この表現は、インターネットが当たり前の世界になるにつれ、思い出すことが多くなった。「ネットでつ

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ファッションの大学に入ったらファッションを仕事に出来なくなった話

ファッションの大学に入ったらファッションを仕事に出来なくなった話

こんばんは。服飾大学で出会った「みっぽ」と「キキ」がサブカル的な態度でコンテンツについて対談形式で語る「サブカル女子って呼ばないで」です。

今回は、いつものように何か「コンテンツ」として映画や音楽を掲げる訳ではなく、少し趣向を変えて自分自身をコンテンツとして見たときの自分らしさというものについて考えてみました。
すると、わたしたちの共通点である「ファッションの大学に入ったらファッションを仕事に出

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ここ最近の「個性を尊重しよう」という風潮について〜平成から令和、次の時代へ〜

ここ最近の「個性を尊重しよう」という風潮について〜平成から令和、次の時代へ〜

こんばんは。服飾大学で出会った「みっぽ」と「キキ」がサブカル的な態度でコンテンツについて対談形式で語る「サブカル女子って呼ばないで」です。

今回は、ちょっと前から巷で話題になっている、パンテーンの「この髪どうしてダメですか 」キャンペーンが、単なる企業の広告という枠を超えて一つのムーブメント、時代の空気感みたいなものを作り出している状態から、ここ最近の「個性を尊重しよう」という風潮について考えて

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ファッションには、無駄と消費が必要だ。

ファッションには、無駄と消費が必要だ。

5月末、古着屋に6年間勤めた友人が退職した。彼とはもう10年くらいの付き合いで、10代の頃から洋服の話を延々としていた服バカ友達の一人だ。

当時は、まわりのみんなが「モード系」と呼ばれる、ハイブランドの洋服に憧れていた。思い返せば、あの頃バカみたいに洋服にお金をつぎ込んでいた。お金を貯めたことなど一度もない。シーズンごとに次々と繰り出される最新コレクションにありったけの資金をつぎ込み、どうしても

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