「サブカル女子って呼ばないで」

服飾大学で出会った二人がサブカル的な態度でコンテンツについて対談形式で語る「サブカル女…

「サブカル女子って呼ばないで」

服飾大学で出会った二人がサブカル的な態度でコンテンツについて対談形式で語る「サブカル女子って呼ばないで」です。94年製、趣味は合わなくても思考は合う、そんな二人。主戦場はファッション、音楽、ライブハウスカルチャー、映画、海月、他。

最近の記事

映画『タロウのバカ』を観て、ビールを片手に話したこと。

こんばんは。服飾大学で出会った「みっぽ」と「キキ」がサブカル的な態度でコンテンツについて対談形式で語る「サブカル女子って呼ばないで」です。 今回は賛否両論と話題の映画『タロウのバカ』を観て、単純に「すごく良い映画だったね!」では終わらせることができなかった私たちが、とりあえず一旦ビールを手にし、ポツリポツリと会話した「祈りと救い」「生と死」についての対談です。 *このnoteはネタバレを含んでいます 【あらすじ】 主人公の少年タロウには名前がない。戸籍すらなく、一度も学

    • アイドルブームって終わったの?

      こんばんは。服飾大学で出会った「みっぽ」と「キキ」がサブカル的な態度でコンテンツについて対談形式で語る「サブカル女子って呼ばないで」です。 今回は、昨今の音楽シーンの多様化などから、”終わったのでは”とも語られている「アイドルブーム」をコンテンツとして見てみたいと思います。 ■3.11からのアイドルブームキキ 今回このテーマを選んだのは「日本語見直そうキャンペーン〜YO!と言わないラップ音楽〜」という記事を書いたときに「アイドル」という存在について少し話したことがそもそ

      • 「有限可愛い」と「無限可愛い」〜なぜ今、SNOWがあってもプリクラを撮るのか〜

        こんばんは。服飾大学で出会った「みっぽ」と「キキ」がサブカル的な態度でコンテンツについて対談形式で語る「サブカル女子って呼ばないで」です。 今回は、SNOWに代表されるような簡単に盛れた写真を撮ることが出来るアプリがいくつもある現在でも、プリクラが利用され続けているのは何故なのか、ということについて考えてみたいと思います。 目次 ■もし今自分が女子高生だったら ■「有限可愛い」と「無限可愛い」 ■「自撮りが可愛い」はもう当たり前 ■自撮りは作品 ■大人のためのプリクラ、こ

        • ここ最近の「個性を尊重しよう」という風潮について〜平成から令和、次の時代へ〜

          こんばんは。服飾大学で出会った「みっぽ」と「キキ」がサブカル的な態度でコンテンツについて対談形式で語る「サブカル女子って呼ばないで」です。 今回は、ちょっと前から巷で話題になっている、パンテーンの「この髪どうしてダメですか 」キャンペーンが、単なる企業の広告という枠を超えて一つのムーブメント、時代の空気感みたいなものを作り出している状態から、ここ最近の「個性を尊重しよう」という風潮について考えてみたいと思います。 目次 ■この髪どうしてダメですか ■「個性」の捉え方 ■「

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          Suchmosが怖い

          こんばんは。服飾大学で出会った「みっぽ」と「キキ」がサブカル的な態度でコンテンツについて対談形式で語る「サブカル女子って呼ばないで」です。 今回は現代city popの代表格、Suchmosを見たときに私たちが感じた怖さにも近い感覚の正体について考察してみたいと思います。 目次 ■Suchmosが怖い ■「和製ジャミロクワイ」の名付け親 ■"圧倒的偽物"と"圧倒的本物" ■city pop、EDM、そしてLDH ■Panasonic BeautyのCMも怖い ■今夜は

          ファッションの大学に入ったらファッションを仕事に出来なくなった話

          こんばんは。服飾大学で出会った「みっぽ」と「キキ」がサブカル的な態度でコンテンツについて対談形式で語る「サブカル女子って呼ばないで」です。 今回は、いつものように何か「コンテンツ」として映画や音楽を掲げる訳ではなく、少し趣向を変えて自分自身をコンテンツとして見たときの自分らしさというものについて考えてみました。 すると、わたしたちの共通点である「ファッションの大学に入ったらファッションを仕事に出来なくなった」過去に辿り着きました。 ■捻れた自分らしさ キキ 突然なんだけ

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          日本語見直そうキャンペーン〜YO!と言わないラップ音楽〜

          こんばんは。服飾大学で出会った「みっぽ」と「キキ」がサブカル的な態度でコンテンツについて対談形式で語る「サブカル女子って呼ばないで」です。 今回は最近よく二人で話している、「日本語見直そうキャンペーン」が今まさに音楽業界を中心に起きているのでは?ということについて、改めて思案してみました。 ■「日本語見直そうキャンペーン」とは?キキ これ、私たちが最近よく話している、ちょっと前まであった音作りや雰囲気に比重を置いた音楽から、フリースタイルダンジョン、日本語ラップやなんかに

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          平成生まれ、「平成最後の」を生きる

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          概念としての女子高生〜映画『SUNNY』のレビューを添えて〜

          こんばんは。服飾大学で出会った「みっぽ」と「キキ」がサブカル的な態度でコンテンツについて対談形式で語る「サブカル女子って呼ばないで」です。 今回は、先日仕事終わりに二人で観に行った映画、『SUNNY』についてかる〜くレビューしつつ、女子高生を女子高生たらしめるものは何なのか、概念としての女子高生についてお話できればと思います。 ■好きな映画≠面白い映画みっぽ このビジュアルだけ見て「90年代×女子高生=好き」って思って勢いで映画館に行ったわけだけど、実際どうだった? キ

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          女が下駄を脱ぐ時〜勝手に震えてプールに金魚を放つ私たち〜

          こんばんは。服飾大学で出会った「みっぽ」と「キキ」がサブカル的な態度でコンテンツについて対談形式で語る「サブカル女子って呼ばないで」です。 今回は、先月末にTwitterでお見かけしたTweetから「女が履いている下駄」について、サブカル的な態度でお話しできればと思います。 ■女子高生という下駄キキ このnoteはあくまでも「サブカル的な態度で」対談したいので「この世界では〜」と言う部分ではなく、「下駄が脱げる瞬間がよくわからない」という部分を話したいんだけど、どうかな。

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          可愛い自分には言い訳が必要〜Tik TokとIDOL SONG〜

          こんばんは。服飾大学で出会った「みっぽ」と「キキ」がサブカル的な態度でコンテンツについて対談形式で語る「サブカル女子って呼ばないで」です。 実在するアイドルたちのキャッチコピーの引用で構成される、大森靖子さんの『IDOL SONG』という曲。これが少し前からTik Tok上で流行っていて、女の子たちの可愛い自撮り動画に合わせて投稿されています。 今回はこの状況についてサブカル的に解釈しつつ、この曲と女の子たちの自己顕示欲の関連なんかについて語ってみました。 ■アピールする

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