黒りす🐿

ビジネスと心を言葉でつなぐ人。アメリカの大学を卒業し、コンサル会社でコピーライターをし…

黒りす🐿

ビジネスと心を言葉でつなぐ人。アメリカの大学を卒業し、コンサル会社でコピーライターをしています。99年生まれ。水族館と本と華やかな服が好き。

マガジン

  • お気に入りnote

    心に留めておきたいことが書いてあるnoteです。

  • 考えたこと・思ったことをまとめたマガジン

    毎日の中で考えたことをまとめたマガジン。「コンテンツ会議系マガジン」に含まれないnoteは、全てこのマガジンで読むことができます。他のマガジンとも被る時があります。

  • 黒りす🐿のことがわかるマガジン

    黒りす🐿としての自己紹介や、自分の生い立ち、自分自身について気が付いたことについて話したnoteをまとめたマガジンです

  • 人間関係についてまとめたマガジン

    新しい人との仲良くなりかた、人付き合いのために心に置いておきたいことなど、人間関係に関するnoteが読めるマガジンです。

  • 人気なエッセイ

    とくに多く読まれているエッセイをまとめました

最近の記事

  • 固定された記事

絶望の夜に、私を救わないコピーたち

ただ「死にたい」があたまを占拠して、どうしようもなく涙が止まらない夜がある。 そんな夜を、キャッチコピーは救ってくれない。 たった一文。 そう、広告のキャッチコピーは、たった一文なのだ。 たった一文で、この気持ちを解決なんてできるはずがない。いや、されてたまるものか。 わたしは、高校生の頃からコピーライターになりたかった。きっかけは、文理選択を迫られたときに、10問であなたの天職を診断します!といった類のものをぽちぽちと進め、出てきた職業がクリエイティブディレクター

    • 私は、私を生きたいと思った。

      昔、人生のテーマについてnoteを書いた。 「人の三倍生きる」が、当時のテーマだった。 このnoteは、「5年後の私はどう思うのだろう」という言葉で締め括られていた。 今、5年とは言わずとも、およそ4年の時がたった。 結論、テーマは変わった。たぶん、良い方向に。 当時、私は20歳。 大学に慣れてきたものの、どんな仕事をするのか、誰と生きるのか、未来が見えず、とても不安だった。 その頃のnoteを振り返ると、とても大変だったんだなと頭を撫でたくなる気持ちになる。 今年、私

      • エモいの、その先へ行きたい

        久しぶりに本を読んだ。そうしたら、ふと、やっぱり今の自分は少し前の自分とずいぶん違うなと思った。 昔、とは言っても数年前だが、間をあけて繰り返し悩み続けていたようなことに悩まなくなったし、「生きる意味」や「運命」について自分なりの考えを答えられるようになった。 歳を取るごとに考え方が変わると思っていたけれど、今までを振り返ってみると、案外変わらないなと思うことの方が多い。 好きがわからないと疑ってみては、結局昔から手を伸ばしていたものが一番好きだったし、天職を探してみて

        • 雪降るアメリカのキャンパスを去って思うこと

          桜に囲まれた卒業式にはならないまでも、暖かい日差しと友人に囲まれた卒業になると思っていた。 ******************* 私はアメリカ・オハイオ州の大学に正規留学生として4年間通い、コロナの関係で休学などを挟みつつも、先日無事卒業することができました。 しかし、コロナと就職活動の関係で休学したため、四年間を生き抜いた友人と、五月の爽やかな日差しを浴びながらの卒業は叶いませんでした。でも、想像と何もかも違った悲しい卒業になったわけではありません。オハイオらしい極

        • 固定された記事

        絶望の夜に、私を救わないコピーたち

        マガジン

        • お気に入りnote
          黒りす🐿
        • 考えたこと・思ったことをまとめたマガジン
          黒りす🐿
        • 黒りす🐿のことがわかるマガジン
          黒りす🐿
        • 人間関係についてまとめたマガジン
          黒りす🐿
        • 人気なエッセイ
          黒りす🐿
        • 美しさマガジン
          黒りす🐿

        記事

          がんばって休む。アクティブレスティングという考え方。

          人間関係でも仕事でも、ストレスを抱えた状態で毎日を送る。 中学受験を決めた小学四年生のある日から、そんな毎日が当たり前になった。 当たり前になりすぎて、自分がどれくらいストレスを抱えているのか、限界にどのくらい近いのか、わからなくなってくる。 特にわたしは、自覚はないけれどストレス耐性が高い。他の人に比べると、大抵の作業は「はぁ、やるか」で片付けることができるし、諦めも悪い。 諦めも悪いし、感度も悪い。周りのご自愛が上手な友達を見ていると、ストレス耐性が高いというより

          がんばって休む。アクティブレスティングという考え方。

          書けるけど、伝えられない。

          最近、伝えるために書いてないなって思うんです。 自分の思ったことや考えたことを、言語化してそのまま流している。 noteでもそうだし、ツイッターや、コピーもよほど頑張らないとそうなる。 書くのは、ずっと昔から得意なんです。 言語化も苦手な人がいるけれど、私は誰に頼まれずとも、これってどうやって説明したらいいかなって考えているから、「説明」は得意。 でも伝えるとなると、相手が必要。 だから本当はnoteを書くときも、事前に伝えたいことを決めて、それを伝えたい相手を決

          書けるけど、伝えられない。

          待つということと、私の待つ。

          以前、こんなnoteを書いた。彼氏がコロナにかかったけれど連絡が取れず、容態がわからないのでとても不安だけれど、待つしかないという状況で書いたものだ。 最近『待つということ』という本を読んでいたので、「期待や希望を抱かなくなった時、人は本当に待つことをはじめられる」といったような難しい内容を、身に染みさせながら待っていた。 結論から話すと、「無事に治って、明日から仕事に戻る」という連絡が来て、重症化もしていなかったようだからよかった。本当によかった。 全ての、今も闘って

          有料
          100

          待つということと、私の待つ。

          悲しい終わりだとしても、出会ってよかった、はず。

          大切な人がコロナにかかった。連絡が来ていないから、発症から七日目に一度下がった熱がまた上がり、その後どうなったかわからない。 発症して七日から十日目あたりが、重症化するか否かの分かれ目だという。 少しでも早く、一日などと言わず、一分でも早く元気になってほしいと、願うこと、祈ることしかできない。 同じような状況の人、それもパートナーがもっと辛い状況にある人を、ツイッターで見かけるようになった。そんなツイートを見るたびに、大切な誰かを思う気持ちに共感して胸を痛めるし、自分の

          悲しい終わりだとしても、出会ってよかった、はず。

          置いておくという書き方

          自分の気持ちや考え、さっき起きた出来事について。 書くという行為を通して、私たちは誰かに、何かを伝えようとする。 そして、私が書くとき。たいていは、「置いておく」という感覚に近い伝え方をしようとしている。 今すぐ世界を変えたいとか、特定の誰かに伝えようという気持ちではなく、いつか誰かが、時が来たとき、これが読みたかったと思えるような記事を。言葉を。 このだだっ広いインターネットの海で、見つからないかもしれないけれど。なるべく見つかるように、時がきたその瞬間に備えて頭の

          置いておくという書き方

          2021年夏。少しの協調性と感情。

          「協調性」をテーマに掲げた2021年も、半分くらい終わりました。 協調性を身につけたい。誰かと一緒に働いたり、生きたりできるようになりたい。そう思うきっかけになった就職活動も無事終え、私の中で少し進展があったなと思ったので、noteにまとめてみようと思います。 やってみたこと相手の気持ちを想像できるようになるために、まず自分の気持ちに目を向ける練習をしました。 具体的には、コーチングという目標を達成するためのカウンセリングサービスのようなものを使い、二週間に一度目標を立

          2021年夏。少しの協調性と感情。

          自己紹介に必要な覚悟と意志

          私は、ツイッター・noteアカウントのプロフィール冒頭に「言葉でしあわせを広げる」と書いています。 この言葉を自分につけたのは、高校2年生のころ。コピーライターに漠然と憧れながら、なんとなく言葉が好きかもしれないと気づいたころでした。 それから時が経ち、ポートフォリオを作れるくらいには案件に携わり、好きな広告を自分なりに選べるようになりました。 でも、まだ自分につける代わりのキャッチコピー、ポートフォリオの表紙に載せたいキャッチコピーは、決まっていません。 コピーライ

          自己紹介に必要な覚悟と意志

          真実と感情で、わかり合う

          私にとって、他人や社会は、英語の発音くらい意味がわからない。 私は同じようにThを発音しているのに、「それ!」「ああまた違う。」「そうそれ!」「だからそうじゃないって。」「できてない。」「違う。」と英語の先生に直され続けた挙句泣いたことがある。 私にとって、あまりに理不尽だったからだ。同じようにやっていて、どうすれば良いかどころか、何がだめかすらわからないのに、延々と怒られる。 理不尽な常識と、常識的な真実社会の常識も、これと何が違うのかわからない。 素直に正直な意見

          真実と感情で、わかり合う

          協調性、謙虚さ、尊敬の2021へ

          私には、協調性がない。 就活で思ったような結果が出ない理由を、そう分析した。 インタビューなどで話をすると「若いのにそんなに考えていてすごいですね」と言われる。なのに面接では落とされる。その理由を、「一人の人間として応援はするけれど、一緒に働きたいとは思わない」ような人間だからだと分析した。 考えているのに考えていないと面接で思われるのは、見せ方の問題なので就活の型を学べば解決するはずだ。しかし、一緒に働きたいと思えないというのは、確かにそうかもなと自分でも納得してしま

          協調性、謙虚さ、尊敬の2021へ

          副業勧誘お兄さんのいう「幸せ」には賛同できなかった。

          就活関係でいろんな社会人の話を聞くようにしていたら、今日会った人は多分副業勧誘の人だった。どうやって稼ぐんですか?とか聞かなかったしお金はいらないと答えたので、具体的に何に誘おうとしていたかはわからない。けれど、「人脈」「家族」「社長」「年収2000万」「タワーマンション」など独自の世界観に合うワードがてんこ盛りだった。 二時間くらい話を聞いてみて、この人の描く幸せは私のそれと随分違うんだなと思っていた。おそらく憧れられるかっこいい人というポジションで自分を写していたが、こ

          副業勧誘お兄さんのいう「幸せ」には賛同できなかった。

          哲学チックな、悩みについての話。

          私が卒論で研究している古代ギリシャ哲学のストア派は、主に「自分の手の内にないもので気を病むな。他人の行動や世界は変えられない。けれど感情や他人の行動に対するリアクションは、あなたの手の内にある。手の内にあるものに集中すれば、誰しもが必ず幸せになれる」という哲学です。 そこで私は、でもコントロールできなくても、外の世界に影響を与えることはあるよね。特に人間関係は、自分の感情だけに集中することは、相手への影響を無視することにも繋がるから、それはモラル的な生き方ではないよね。とい

          哲学チックな、悩みについての話。

          死ぬって別に、選んでるわけじゃない

          死にたいって、生まれると同じくらい本来受動的なもので。 死にたいってよりも、「生きたくない」が近いのかなと思う。 なんで死んだの?ってみんなは思うのかもしれないけれど、この理由があるから死にますじゃなくて、この理由があるから生きたくないです、なんじゃないかなって。 哲学者が従来向き合っている「生きる意味」という問い。 各宗教が答えを出したりもしているけれど、個人的にやはり意味は見つからなかった。 強いて言えば、ここまで生きるのが楽しかった。だからこれからも楽しいはず

          死ぬって別に、選んでるわけじゃない