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#子育て

大卒も共働きも、「当たり前」になると苦しい

大学の存在意義や奨学金、働く女性と子育てなど、社会にまつわるあれこれを考察する続きの記事です。先日書いた、奨学金が「就職するための借金」になっているという記事でも触れましたが、大学全入時代と言われて久しい現代において、大学に進学する理由として一番大きいのは「みんな行ってるから」「就職に大卒の肩書が必要だから」ということではないかと思っています。私も何も考えずに大学に進学した一人ですが、大学に高等教

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「少子化対策はいらない」と思った話

「少子化対策はいらない」と思った話

日本は超少子化の国で、だから少子化対策が必要です。

って、よく聞きますが、おかしい。
耳にするたび、いろいろおかしいだろ、と思います。

少子化対策が必要って、20年前、小学校で私、習ったよ。
なんで今まだそんな話、してんの?

って思っていたのですが、
最近はそれどころじゃないっていうか
むしろ対策が後退していると思われて仕方がないです。

最近やってるのって
「産めよ、増やせよ、無知な女ども

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道がなければ、つくればいい。子ども3人とつくってきた「私の働き方」。

道がなければ、つくればいい。子ども3人とつくってきた「私の働き方」。

10年前。長男が1歳半の時に会社をクビ同然でやめた。1年間の育休をとって復帰した後、会社に通えなくなってしまったためだ。

会社を辞めたけど、仕事はやめたくない。

そこからどうやって自分で仕事をつくってきたか。

今、10年前に描いた理想よりも「少し先」に来た実感があるので、この10年間でやったことと当時の気持ちを振り返ってみたい。

子育てと仕事の両立に悩む方や、独立して仕事がしたいと思う方の

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テクノロジーから学ぶ「STEM教育」が注目されるわけとは?

テクノロジーから学ぶ「STEM教育」が注目されるわけとは?

今日は世界で今注目の「STEM教育」について書いていこうと思います!

STEM教育とは、一言でいうと「現代のグローバル社会において、科学技術の発展に貢献できる人を育てる」教育のことです。

今の現代の情報社会では、テクノロジーの知識と知恵が生活に必要不可欠となっています。画期的なSTEM教育の体制が学校や企業などに取り入られていることで近年注目を集めているんです。

調べるまでは全く知らなかった

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経済効果をもたらす「女性教育」の可能性

経済効果をもたらす「女性教育」の可能性

今回はタイトルの通り、「女性教育」に対する考え方について書いていこうと思います!教育に恵まれない発展途上国の女性の取り巻く環境について気になり、『国際教育協力論集』に寄稿されている黒田一雄先生の文献を参考に書いています。

未だ男尊女卑が根づく日本でもぜひ理解しておきたい話。。ぜひ多くの方に読んでいただけると嬉しいです!

「女性教育」が男性と比べて重要視されていないのはなぜか?女性教育が男性教育

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少子化の原因を超長期トレンドでみたら、家族の多様性が不可欠なことが判明した

少子化の原因を超長期トレンドでみたら、家族の多様性が不可欠なことが判明した

ついにキタ。

2019年、日本人の国内出生数は86.4万人となり、初めて90万人を割りました。

永江一石さんもブログで書かれていますが、本当にヤバイ。

あと15年で九州と四国の人口分が消滅する日本。
この10年の人口減少は400万人だが、
これからの10年では800万人減り、
そのあとの10年では1000万人近く減る。

自分もだし、娘なんてもっと過酷な状況を生き抜いていかねばならんのかと思

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「将来、何になりたいの?」という質問はなくした方がいい

「将来、何になりたいの?」という質問はなくした方がいい

大学時代、私が人から訊かれて一番苦痛だったのが「将来、何になりたいの?」という質問だった。
その問いに爽やかに即答できる人たちのことが心底羨ましかった。

私とは何か ー「個人」から「分人」へー より抜粋

今日読んでいた本にこんな一節があった。やっぱりそうだよな、とすごく考えさせられた。

理由は2つある。

1つ目は、僕自身、つい先日投稿した記事でもまさに同様のことを書いていたということ。

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「ズルイ」という気持ちをどうコントロールするか

「ズルイ」という気持ちをどうコントロールするか

このツイートが、結構読まれました。

ズルイと言う感情はなぜ起きるか?

なんで自分と他人をいちいち比較するのか。
おそらく、皆平等じゃなくていけないとどこかで思ってるからなんじゃないかな。

今日はそんな仮説を紹介しましょう。

日本の学校で教わる価値観のうち、令和の時代に私たちがアップデートしたいこと。それは、世の中は全然平等じゃないってことだと思います。

みんな違ってみんないい、実際にそう

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清潔で静かな国からは子供が減っていく

清潔で静かな国からは子供が減っていく

このツイートが、びっくりするほど拡散されました。

今日は、行き過ぎた清潔や静けさを求めると、子連れには辛いよってお話です。

マレーシアから帰ると、東京ってつくづく「健康な会社員の男性」のための街だなーと思います。人々の歩くスピードとか、電車の中の静けさとか、中吊り広告とかが、なんというか、企業で働く男性に最適化されてる感じがします。

本来、人間にはいろんな人がいて多様性があります。男女があり

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「バカにされないで育つ」って大事なこと

「バカにされないで育つ」って大事なこと

マレーシア人の間にいて感じるのが「バカにされたり、バカにしたりする人を見ることが少ない」ってことです。
スポーツでも音楽でも、ものすごく下手でも笑われなかったりします。下手な人を笑ったり怒ったりする人、もちろんゼロではないけれど、笑ったりする人は、逆に周囲では割と軽蔑されている気がします。

もちろん、これには、良い面も悪い面もある。

なかには、悔しくなってそれをバネに奮起して、すごーく頑張る人

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「出産にかかる費用は最終的に補助金で戻ってくるから大丈夫⭐︎」が完全に都市伝説だった件について

「出産にかかる費用は最終的に補助金で戻ってくるから大丈夫⭐︎」が完全に都市伝説だった件について

妻が妊娠して9ヶ月になりました!

私たち夫婦は結婚してしばらく子どもができなかったので、喜びもひとしおです。しかも、おそらく女の子だといわれています。私の実家は全員男の四人兄弟という北斗の拳ばりの壮絶な家族構成だったので、もう姫になることは間違いありません。

そんな、とても幸福な妻の妊娠なのですが、ひとつだけめっちゃ頭を悩ませていることがあります。

お金です!!想定以上にかかり過ぎぃ…!!

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