ネコポンタ

1984年生まれ。 踊ること、瞑想すること、文章を書くことが生きがいです。 noteで…

ネコポンタ

1984年生まれ。 踊ること、瞑想すること、文章を書くことが生きがいです。 noteでは日々の学びや気づきを発信しています。

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記事一覧

「ネガティブケイパビリティ」は世界を受け入れ、人生を創造する

私は長年瞑想を実践しているのだが、瞑想の実践を続けると「ネガティブケイパビリティ」が身についていく。 「ネガティブケイパビリティ(Negative Capability)」とは、…

ネコポンタ
14時間前
1

人生を一滴残らず味わうために

うつ病になるほど心を病んではいないけれど、日々の生活が退屈で、生きていることを苦痛に感じる人たちがいる。 こういった人たちは、特にしたいこともなく、これといって…

2

「機械的に」ではなく、「人間的に」表現すること

つい先ほど、本当に久しぶりにダンスをした。 おそらく5年ぶりくらいのことだ。 久々に踊ってみると、思ったほど身体は重くなく、手足は軽快に動いてくれた。 そして、踊…

3

機械のように働くばかりではなく、立ち止まらなければ見えないもの

今の世の中において、「何もしないこと」は「非生産的で無意味なこと」のように考えられている。 それゆえ、私たちは時間が空くとすぐに何かをしようとする。 たとえば、…

3

即興的に生きる自由と、その必然性について

このところ、毎日文章を書いている。 ちょっと前までは一週間に一回くらいしか更新していなかったのだが、「一度、書くことと真剣に向き合おう」と思い、今は時間がある時…

1

「内なる声」が語るのに任せること

文章を書いていると、時々、次の言葉が浮かんでこなくなる時がある。 それまですらすらと書けていたのに、急に言葉に詰まってしまい、何を書いたらいいかわからなくなるの…

2

「生活上の義務」を果たすことは、面倒だけれど意味がある

「踏んだり蹴ったりの日」というものが人生にはある。 何をしてもうまくいかず、あっちでもこっちでも失敗だらけ。 あまりにもうまくいかないものだから、目の前の何もかも…

3

「生産性」は感性を殺し、「創造性」は心を生かす

文章を書き始める時、私は何を書くかあまりしっかり決めないことが多い。 というのも、何を書くかをあらかじめ決めてしまうと、書くことが「単なる作業」になってしまって…

1

人生を「主体的」に味わうコツ

「受動」と「能動」という言葉がある。 今回は、この二つの言葉から考えることを始めてみたい。 「受動的でいてはいけない、能動的に自分から動いていくべきだ」という意…

4

「自分自身」である勇気

私たちが「自分自身」であろうとすると、私たちはたちまち社会からはじき出される。 なぜなら、社会は「従順な駱駝(らくだ)」しか受け入れないからだ。 「駱駝」は言わ…

5

「人生の意味」は「何を得たか」では決まらない

3連休が終わった。 人によっては、連休と言うと「有意義な時間を過ごそう」と思うことも多いのではないかと思う。 だが、ちょっと立ち止まって考えてみよう。 「意義」と…

5

初めての有料化

さきほど、初めて有料化の設定をした。 有料化したのは、「自分らしく生きること」をテーマにした記事をまとめたマガジンだ。 さっきまでは無料公開していたのだが、内容…

「自由に生きる」ために「面倒なこと」をあえてする

このところ、「自分らしく生きる」ということをテーマにして文章を書いているのだが、実際に「自分らしく生きよう」と思ったら、気をつけないといけないことがある。 それ…

noteを始めて3周年

noteを始めてから、3年が経った。 その間、実にいろいろなことがあったものだ。 特に、3年前から2年前くらいにかけては、離婚したショックと過酷な労働が原因でうつ状態…

4

「人生の意味」を求めたりせず、「今日一日」を頑張れば、それでいいのか?

このところ、「人生の意味」とか「生きる目的」などに関する記事を書いている。 だが、世の中には「人生の意味や目的なんて考えるよりも、目の前のことを一生懸命にやりな…

1

【解説】身体と心を感じる方法

前回、「『人生の意味』というのは頭で考えるだけではなくて、心と身体を通して感じることが重要だ」と書いた。 だが、「そうは言われても、感じ方がわからない」という人…

「ネガティブケイパビリティ」は世界を受け入れ、人生を創造する

「ネガティブケイパビリティ」は世界を受け入れ、人生を創造する

私は長年瞑想を実践しているのだが、瞑想の実践を続けると「ネガティブケイパビリティ」が身についていく。

「ネガティブケイパビリティ(Negative Capability)」とは、詩人ジョン・キーツによる造語で、「不確実さや曖昧さの中に留まれる能力」のことだ。
今回はこの「ネガティブケイパビリティ」について考えてみる。

◎「判断する気持ちよさ」に依存する私たち

そもそも私たちは普通、答えを性急

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人生を一滴残らず味わうために

人生を一滴残らず味わうために

うつ病になるほど心を病んではいないけれど、日々の生活が退屈で、生きていることを苦痛に感じる人たちがいる。

こういった人たちは、特にしたいこともなく、これといって行きたいところもない。
毎日職場と家を往復するだけの生活で、休日はダラダラとyou tubeやテレビを見ては暇を潰すだけ。
当人は何のために生きているのか自分でもわからず、かといって死ぬつもりもないため、「こんな退屈な毎日が死ぬまで続くの

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「機械的に」ではなく、「人間的に」表現すること

「機械的に」ではなく、「人間的に」表現すること

つい先ほど、本当に久しぶりにダンスをした。
おそらく5年ぶりくらいのことだ。

久々に踊ってみると、思ったほど身体は重くなく、手足は軽快に動いてくれた。
そして、踊ることの中で私は深い満足感を得ることができた。
やはり私は、踊ることが好きなのだ。

◎私が「踊ること」を取り戻すまでの軌跡

5年前まで、私は即興舞踊をしていた。
別に「仕事」として踊っていたわけではなく、あくまでも「生きがい」として

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機械のように働くばかりではなく、立ち止まらなければ見えないもの

機械のように働くばかりではなく、立ち止まらなければ見えないもの

今の世の中において、「何もしないこと」は「非生産的で無意味なこと」のように考えられている。

それゆえ、私たちは時間が空くとすぐに何かをしようとする。
たとえば、知識を得るために本を読んだり、資格を取るために勉強をしたり、社会情勢についてキャッチアップするために経済新聞を読んだりする。

今の時代において「空いた時間に何もしないこと」は「罪」とされ、実際、休日を有意義に過ごさないと人は「罪悪感」を

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即興的に生きる自由と、その必然性について

即興的に生きる自由と、その必然性について

このところ、毎日文章を書いている。
ちょっと前までは一週間に一回くらいしか更新していなかったのだが、「一度、書くことと真剣に向き合おう」と思い、今は時間がある時は机でパソコンに向かっている。

ただ、そうして毎日更新していると、無意識にいつも「次回のネタ」を考えるようになる。
「次はいったいどんなテーマで書こうか?」と考え、アイデアを出そうと必死になる。
時には良いフレーズを思いつき、「お、この言

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「内なる声」が語るのに任せること

「内なる声」が語るのに任せること

文章を書いていると、時々、次の言葉が浮かんでこなくなる時がある。
それまですらすらと書けていたのに、急に言葉に詰まってしまい、何を書いたらいいかわからなくなるのだ。

特に、文章を書き始める時には、白紙のページを前にして途方に暮れることがよくある。
まっさらな白紙のページには「何を書いてもいい」のだが、「何でもいい」はかえって困る。
それで、「何を書いたらいいか」がわからなってしまうのだ。

◎書

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「生活上の義務」を果たすことは、面倒だけれど意味がある

「生活上の義務」を果たすことは、面倒だけれど意味がある

「踏んだり蹴ったりの日」というものが人生にはある。
何をしてもうまくいかず、あっちでもこっちでも失敗だらけ。
あまりにもうまくいかないものだから、目の前の何もかもが嫌になってしまう。

そういう時、私たちは「もうどうにでもなれ!」という捨て鉢な気持ちになる。
ご飯を作るのも面倒になり出来合いの弁当で済ませてしまい、ひどい時には、お菓子を大量に買ってきてやけ食いする。
さらには歯磨きや入浴までわずら

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「生産性」は感性を殺し、「創造性」は心を生かす

「生産性」は感性を殺し、「創造性」は心を生かす

文章を書き始める時、私は何を書くかあまりしっかり決めないことが多い。
というのも、何を書くかをあらかじめ決めてしまうと、書くことが「単なる作業」になってしまって耐えられないからだ。

ただ、「内容が整理されていたほうが読者は読みやすいかもしれない」と思って、話の流れをきちんと考えてから書こうとしたことも何度かあった。
だが、そういう時には決まって書き終えることができなかったし、たいてい途中から「予

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人生を「主体的」に味わうコツ

人生を「主体的」に味わうコツ

「受動」と「能動」という言葉がある。
今回は、この二つの言葉から考えることを始めてみたい。

「受動的でいてはいけない、能動的に自分から動いていくべきだ」という意見もあるが、それは本当だろうか?
考えてみよう。

◎「能動的な人」は本当に動かされていないのか?

一般に、「受動的であること」は「自分がないこと」と同義だと考えられている。
「指示を待つばかりで自分から行動しない人」や、「自分で考えず

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「自分自身」である勇気

「自分自身」である勇気

私たちが「自分自身」であろうとすると、私たちはたちまち社会からはじき出される。
なぜなら、社会は「従順な駱駝(らくだ)」しか受け入れないからだ。

「駱駝」は言われたことをよく守り、決して反抗することがない。
他人が載せる重い荷物を喜んで背負い、社会に順応しようとする。

それゆえ、人は「駱駝」であればあるほど、学校では「いい子」と言われ、会社では「立派な社会人」として評価される。

だが、誰もが

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「人生の意味」は「何を得たか」では決まらない

「人生の意味」は「何を得たか」では決まらない

3連休が終わった。
人によっては、連休と言うと「有意義な時間を過ごそう」と思うことも多いのではないかと思う。

だが、ちょっと立ち止まって考えてみよう。
「意義」とはそもそもなんだろうか?

今回は「意義」について考えてみたい。

「有意義」に過ごすことは本当に大事なことなのか?
「もっと大事なこと」が人生にはあるのではないか?

そういったことを考えていってみようと思う。

◎「意義」と「意味」

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初めての有料化

初めての有料化

さきほど、初めて有料化の設定をした。

有料化したのは、「自分らしく生きること」をテーマにした記事をまとめたマガジンだ。
さっきまでは無料公開していたのだが、内容的にもまとまってきたので、マガジンとして販売することにした。

さっきも書いたが、有料化は初めてする。
はっきり言って緊張している。
他人の貴重な時間とお金をいただくほどの価値ある文章を自分が提供できているかどうかというと、あまり自信はな

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「自由に生きる」ために「面倒なこと」をあえてする

「自由に生きる」ために「面倒なこと」をあえてする

このところ、「自分らしく生きる」ということをテーマにして文章を書いているのだが、実際に「自分らしく生きよう」と思ったら、気をつけないといけないことがある。
それは「面倒くさいし、まあ、こんなもんでいいか」という精神に侵されないようにすることだ。

今回はこの「面倒くさいし、まあ、こんなもんでいいか」という言葉をめぐって、「自分らしく生きるための道」を考えてみたい。

「面倒だ」と感じることも、「こ

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noteを始めて3周年

noteを始めて3周年

noteを始めてから、3年が経った。
その間、実にいろいろなことがあったものだ。

特に、3年前から2年前くらいにかけては、離婚したショックと過酷な労働が原因でうつ状態になり、そこから回復する途上にあった。
毎日生きることが辛く、一日一日を過ごすだけで精いっぱいだったのだ。

たとえば、当時はこんな記事を書いていた。

このように、当時の記事もnoteにはたくさん残っているが、そこには、絶え間ない

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「人生の意味」を求めたりせず、「今日一日」を頑張れば、それでいいのか?

「人生の意味」を求めたりせず、「今日一日」を頑張れば、それでいいのか?

このところ、「人生の意味」とか「生きる目的」などに関する記事を書いている。

だが、世の中には「人生の意味や目的なんて考えるよりも、目の前のことを一生懸命にやりなさい」と教える人もいるだろう。
「先のことなんてわからないのだから、人生全体について考えずに、今日一日を大事にするべきである」というわけだ。

今回は、こういった考え方に対して、私なりに思うところを書いてみる。
「『人生の意味を求めること

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【解説】身体と心を感じる方法

【解説】身体と心を感じる方法

前回、「『人生の意味』というのは頭で考えるだけではなくて、心と身体を通して感じることが重要だ」と書いた。

だが、「そうは言われても、感じ方がわからない」という人も多いと思う。
特に今の時代は、頭で考えたり計算したりすることが重視されているので、「感じる力」が育っていない人もたくさんいることだろう。

ということで、今回は「感じる力」を養うためのトレーニング方法や、日常の中で「感じる力」を培うヒン

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