マガジンのカバー画像

半生の記録と記憶

58
今まで生きてきた記録、感じたこと。表に出せなかった思い。蓋をしてきたこと。
運営しているクリエイター

#内向型

辛かった新卒会社員時代

辛かった新卒会社員時代

新卒会社員時代はとにかく辛かった、嫌だった。

会社に行きたくなかった。

何が嫌だったのか…。

特にひどいパワハラがあったわけではないし、特別にひどいブラック企業だったわけではない(でも、残業代は出ないし、全くブラックではないかというと今の基準だと怪しい。そもそも、当時はブラック企業という言葉や概念はなかった。)

まずは本当に仕事ができなかった。

特に営業という仕事ができなかった、苦手だっ

もっとみる
新卒で社会人になる。

新卒で社会人になる。

擬態して幸か不幸か内定をもらった会社。

その会社に受かったことというより、内定をもらったことが嬉しかった。

行き先が見つかった、取り残されなかったことが嬉しかったような気持ちだった。

ただ、入社までの間、だんだんと不安が大きくなってきた。

自分を偽って、演じて受かった会社でやっていくこと、どんな会社でどんな人がいるんだろう…だんだんと不安になって行った。

社会人になるワクワクというより、

もっとみる
辛かった就職活動③ サンバイザーと擬態。

辛かった就職活動③ サンバイザーと擬態。

大学の求人広告で見つけたデザイン会社にエントリーすることにした話の続き。

書類選考を通り、いよいよ面接となった。

すると、この会社の面接は、服装自由と書いてあった。

私は考えた。

これは、デザインの会社だし、ファッションチェックの意味合いもあるのでは?と。

オシャレかどうかをみられるのではないか…と。

今普通に考えると、服装自由とはいえ、スーツで行った方が無難だし、スーツを少し着崩した

もっとみる
辛かった就職活動①

辛かった就職活動①

大学4年になると、周囲はやれエントリーシートだの志望動機だの、自己分析やら…就職活動をはじめ、騒がしくなっていた。

そんななか、自分はどうにも就職活動に乗り気にもなれずやる気も出ずに、ただ、周りに乗り遅れてはいけないという焦りのようなものだけはあり、合同説明会やらに、慣れないスーツを着て出かけたりしていた。

いくつかの企業や業界を回ったけれど、回れば回るほどよくわからなくなり、自分が何をしたい

もっとみる
親戚の涙その2

親戚の涙その2

叔母を泣かした話の続き。

泣かしたのか、泣いてしまったのか、他にいろいろあって、それが私の一言が原因となって泣いたのか、それは今となってはわからない。

その事件のあと、しばらく私は祖父母宅に1人で預けられていたような形だった。

そして、数日して母親が合流すると、今度は母親が料理を作ることになった。

そこまた、私は失言というか、本音に近いのだけれど、余計なことを言った記憶がある。

久しぶり

もっとみる
親戚の涙

親戚の涙

小学校低学年くらいのこと、こんな事件があった。

確か長期連休のことだった。

いつものように、隣県の祖父母宅へ行くことになったんだけど、このときは珍しく、どう言う経緯でそうなったかわからないけど、叔母が迎えにきて、叔母と私で祖父母宅へ向かい、兄や父母より先に私だけ祖父母宅に滞在することになっていた。

その私と祖父母、叔母だけの祖父母宅で起きた出来事。

夕食になった。

その時、そのシチュエー

もっとみる
98点

98点

小学校3年生の国語の時間に起きた、あることがきっかけで、勉強に目覚めた。

勉強が好きだった、楽しかったというよりは、勉強ができることによってクラスで周りから一目置かれたりすごいと思われたり、先生や母親から褒められるのが嬉しかったので、やっていたような気がする。

自分の承認欲求やアイデンティティ、自分の存在価値みたいなものになっていた気がする。

それと、勉強に目覚めてから、当時はやっていた、通

もっとみる
小学校入学

小学校入学

幼稚園を卒業して、地元の小学校に入学する。

この小学校は、一学期しか通ってないからよく覚えていない。

ロープにつかまって、滑車でターザンみたいに進んでいく遊具があったのが印象に残っている。

学校に行くのが嫌だった記憶も、学校で嫌なことがあった記憶も特にない。さすがに一学期しか通ってないので、記憶がほとんどない。

でも、記憶がないくらい、目立った不適合や苦しみもなかったのだろう。

このあと

もっとみる
幼稚園時代〜前編

幼稚園時代〜前編

幼稚園時代のこと。
どんな幼稚園児だったか振り返ってみると、これといって大きな変わったところのない、ごく普通の子だった気がします。

遊ぶ時は、団地の原っぱで虫を取ったりするのが好きで、あとは、キャプテン翼世代で、団地の駐車場で団地の子らと、サッカーもしていた記憶があります。外でも遊ぶし、買ってもらった落書き帳がいっぱいになるまで、落書きしたり絵を描いたりもしていました。

ただ、兄と遊んだ記憶や

もっとみる
現在〜 自己紹介

現在〜 自己紹介

最初に書いておくべきだったのですが、軽く今の自分の状況と自己紹介。

都心近郊の住宅地の一軒家(実家)に1人(と犬)と住む、40代男性です。

両親はすでに亡くなり、2歳違いの兄が同じ市内に越してきて住んでいます。

仕事は、絵を仕事にしようと自分なりに頑張っていましたが、やり方もわからず、結果も出ず、力のなさも感じており、今現在は週に3日ほどのバイト(6〜7年ほど続けている)と、ときおりある絵の

もっとみる

1番古い記憶〜幼稚園に上がるまで

生まれて一番古い記憶は、幼稚園に上がる前、推定3歳頃の記憶だ。

その頃は都心近郊の父親の会社の団地に住んでいた。

その前、生まれてから団地に入るまでは、父親の仕事の関係で今も住んでいる県の山の方で暮らしていたらしい。記憶はまったくないけれど。

その、一番古い記憶は、ほとんど朧げだけれど、団地の友達の家と思われるところで、なにか遊んでいるらしい記憶だ。

昔はもっと情報量が多く覚えていた気がす

もっとみる
半生の記録と記憶 年表とトピック

半生の記録と記憶 年表とトピック

現在40代の自分の半生を振り返り、過去を以下の通りに区分けして、その時々の感じていたことや人に打ち明けられなかった思いを記事にしてみようと思ています。

胸のうちを荷却しして、心の中に住む子どものころの自分を、見ていきたいと思います。

□出生〜幼児期

□3歳      
一番古い記憶。

□幼維園    
団地に住んでいた。
団地の友達を怪我させてしまう。
スイミングスクール。

□小学校1年

もっとみる