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その70)ユニバーサル・ハイ・インカム
CNNの報道によると米起業家イーロン・マスク氏は23日、仏パリで開催された「ビバテック 2024」の基調講演にリモートで登壇し「人工知能(AI)は私たちの仕事をすべて奪うことになるが、それは必ずしも悪いことではない」と語ったそうです。
https://www.cnn.co.jp/tech/35219312.html
私は、ベーシックインカムは仕事がなくなっていったときに最低限の生活費を保証する
【おしらせ】まとめに入ります。
いつもこの連載を読んでいただき、ありがとうございます。
記事がだいぶ溜まってきたので、加筆修正してキンドル出版したり、マンガのシナリオやネーム作成に入るための作業に入るため、明日からはその進行状況をレポートする感じになります。キャラクター設定とか頑張ろうと思います。
1年くらい前にベーシックインカムのことを漫画にしたときに比べるといろいろな事がわかってきました。また、汎用AIや汎用ヒト型ロボット
その69)助かる人と負担が増える人
※これは、作者が想定するベーシックインカム社会になった場合を想定した予測です。
私は、ベーシックインカムは多くの雇用がAIやロボットに代替され、CBDC(中央銀行デジタル通貨)が発行されており、マイナンバーを元に個人の生体認証が確立している中で実施されるのではと予測しています。雇用は極端に減っていますが、経営者はAIやロボットを駆使して物資を生産しサービスを提供しています。しかしこれらはお金がな
その68)ベーシックインカムは太るか
※これは、作者が想定するベーシックインカム社会になった場合を想定した予測です。
日本がベーシックインカムになった場合、肥満は増えるかもしれないと考えています。理由がいくつかあります。
ベーシックインカムに近い出来事ではナウル共和国の例があります。ナウル共和国はその昔、リン鉱石の輸出で約30年間、国が税金を免除して、一生懸命働かなくても暮らしていける政策を行いました。リンが採れなくなってきて、こ
その67)こんなベーシックインカムは嫌だ
※これは、作者が想定するベーシックインカム社会になった場合を想定した、近未来の物語です。
ベーシックインカムが施行された社会のディストピア編を考えてみました。国民に豊かな暮らしを提供するはずのベーシックインカムも制度設計を間違うとディストピアになると思います。箇条書きでいくつか紹介します。
金額が低すぎる
2022年の物価水準だと、2人世帯が家賃光熱費雑費食費の合計額の平均は約12万円くらい
その66)ユートピア予想
※これは、作者が想定するベーシックインカム社会になった場合を想定した、近未来の物語です。
ベーシックインカムが施行されてから30年ほどが過ぎた。この間に、ホワイトカラーの雇用はほぼ消滅し、20年前には汎用ヒト型ロボットが多くのブルーカラーの仕事を担うようになった。医療や福祉、建築や土木、治安維持などもかなりの数のロボットが補佐して、仕事の安全性が高まり人が行う雇用はかなり減っていった。
多くの
その65)ミサキの暮らし
※これは、作者が想定するベーシックインカム社会になった場合を想定した、近未来の物語です。
ベーシックインカムが始まる前からシングルマザーであるミサキさんの暮らしは苦しかった。幸せになるはずだった結婚生活は夫の浮気であっけなく3年で離婚。ミサキさんは一人娘を引き取った。夫がある程度高収入だったので結婚した時に仕事を辞めたのだが、元のキャリアには戻れなかった。
子育てしながらの生活はかなり厳しいも
その62)復活屋のスズキさん
※これは、作者が想定するベーシックインカム社会になった場合を想定した、近未来の物語です。
スズキさんの趣味は新しいことにチャレンジすることだ。農業に興味を持って家庭菜園を作ってみたり、縫製に興味を持って自分の服を縫ってみたりと次々と覚える。芸術、音楽、染色、陶芸、DYI、料理など、いろいろなことにチャレンジして、何でもそこそここなしている。
それらのきっかけはインターネットのハウツー動画で、や
その60)ある若者の悩み
※これは、作者が想定するベーシックインカム社会になった場合を想定した、近未来の物語です。
朝陽(あさひ)は地方の高校の卒業を控えた山田家の長男で一粒種だ。父は以前グラフィックデザインの仕事をしていたがその分野の仕事がどんどんなくなり、今は地域のイベントを企画運営するプロデューサーの仕事をしている。母は介護の職場に努めている。両親の祖父・祖母は両方とも朝陽の家に住んでおり、元気なので日々ボランティ
その59)ベーシックインカム前のブルー
2024年2月27日にブルームバーグが「政府は、デジタル化に伴い職務を失う事務職従事者(ホワイトカラー)が、非ホワイトカラーに移って活躍できるよう支援することを検討する。「新しい資本主義実現会議」が27日、物価上昇を上回る持続的な賃上げに向けた施策の論点案を公表した」という報道をしました。
要は、「ホワイトカラー職は今後なくなるから、人員が不足しているブルーカラーへ転職して活躍することを支援しま
その58)導入のされ方予想
ベーシックインカムが導入されるとしたらどのようなステップを踏むだろうかということをよく考えます。2024年3月現在、自分の中で今いちばんリアリティを感じているのはこんな感じです。
財源については、国家予算をどのように使うかという話なので、税や保険料などで賄う方法もあるでしょうし、国債を発行してお金を銀行経由で市場に流すという方法もあります。いきなり毎月1人数万円という規模だと多くの混乱が予想され
その57)政治家の給与をゼロにできるか
すべての国民がベーシックインカムを得られるということであれば、政治家もそのインカムを受けられることになります。それなら、ベーシックインカム社会になったら政治家の給与はゼロにしたほうが良いのではという意見を聞きました。為政者は政治をボランティアでやるべきという考えです。
活動費は全て国費で賄われるし、最低限の生活費は保証されるし、それ以外の給与をもらわないなら、給与目当ての働かない政治家を排除でき
その56)人は働かなくなるのか
ベーシックインカムが施行されると「働く人がいなくなる」という意見を聞くことがあります。実際に世界各地でベーシックインカムの実験をしたところ仕事をやめた人はわずかだったそうです。それに対しても「実施期間に終りがあるなら働き続けるだろう」という意見がありました。実際にベーシックインカムが施行されたとしたら「いつこの制度が廃止されるかわからない」という噂は絶えないと考えられるので、やはり辞める人は少ない
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