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ストレスに関する4つの誤解
カウンセリングをしていると、精神的なストレスがここまで過剰になった時代も、なかなか珍しいのではないかと感じるほど、ストレスが蔓延化しているような印象を受けます。同時に、クライエントさんと話していると、「ストレス」について、知っているようで、まだまだ誤解している部分の多さにも気付かされます。カウンセリングの現場で、よく見かけるストレスの誤解を4つのテーマに絞って、記載していきたいと思います。
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うつの原因は疲労ではなくて怒りかもしれない
・ うつの一般的なイメージうつの人に「頑張れ」といってはダメだという考え方は、現代では定説になりつつあります。この定説には、「うつの人は、ただでさえ頑張って疲れ切っているのだから、それ以上頑張らせれば、本人を追い詰めることにしかならない」といった考え方が背景にあります。
このことからも、うつ=弱っている人、疲れている人、ダウンしている人
といったイメージが根強いことがわかります。
ただ、この理
「献身的サポート」or「冷静な判断」。心理学的支援に必要とされるのは?
助けを必要としている人には、可能な限りこたえてあげることが、大切なのでしょうか。それとも、一定の線を引いて、冷静に対応するほうが大切なのでしょうか?
精神分析の開祖フロイトは、距離が縮まることで生まれる「人間関係のこじれ」を問題視し、一定の距離感で関わることを自らに戒めていました。
反対に、その弟子のフェレンツィは、ただでさえ傷ついている人に、ドライな対応をすれば、さらに傷つけてしまうと考え、