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今求められるビジネススキル

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いまの時代に求められるスキルは何なのか。 今すぐに役立つ具体的なものから、長期的な目線で役立つ抽象的なスキルまで幅広く取り上げます。
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#コラム

自分を主観でとらえるな

自分を主観でとらえるな

どうしてそう他人事でいられるのだろう。
そんな無責任でいられるのだろう。

仕事中にそんなことを思ったことは
ないだろうか。

「当事者意識がない」

野球部で体育会系で育った私は、
チームプレー重視する顧問の監督に
よく怒られたものだ。

私はよくあっけらかんとしていても、
主将だった友人は責任を感じていた
ようだった。

もちろん組織をまとめている以上、
ある程度の責任を負うのは致し方ないだろ

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作り笑顔でいいから笑ってろ

作り笑顔でいいから笑ってろ

今の会社のリモート会議。
画像の顔出しはない。

音声とパワーポイントの資料共有のみで
議事を進行することにすっかり
慣れきってしまった。

当然、相手の表情も見えないし
自分の表情も伝えないので
自然と喜怒哀楽の起伏も少なくなった
気がする。

リモートワークの一つの弊害でもあるだろうか。
笑うことが少なくなった気がする。

笑顔の効果は大きい。

笑顔になることで、
脳内には幸せホルモンと呼

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普通を追いかけ続けるという病

普通を追いかけ続けるという病

普通、平均。
その近くにいること、
少しでもその上にいること。

最も「安全」で「幸福」への
近道であると信じて疑わなかった。

ただその物差しはいったいなんだろうか。
何が普通なのか。
ちゃんと自分にとっての「普通」を
きちんと説明できる人がいるのだろうか。

厚生労働省『賃金構造基本統計調査』に
よると、日本全体の平均年収が461万円であるのに対して、日本全体の年収の中央値は
433万円程(男

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「足るを知る」で人生の無理ゲーを回避する方法

「足るを知る」で人生の無理ゲーを回避する方法

待ちに待ったお給料日。
人によってはボーナスが出た人もいるだろう。

明細を見てため息が出る。

何で手取りがこんなに引かれているんだろう。
そんな光景が今日は繰り広げられている
かもしれない。

お給料の額だけで言えば、決して明るい
未来ではない。少子高齢化で社会保険を
はじめ、税金は上がらざるを得ないし
誰もがキャリアアップをして所得を
増やせるとは限らない。

ただ人の物欲、金欲はとどまるこ

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フラペチーノが頼めなくて 春

フラペチーノが頼めなくて 春

「もう一度よろしいでしょうか」

緑のエプロンをまとい、満面の笑みで
彼女は私に問いかける。

透明なアクリル板ごしにその言葉を
投げかけられ、戦意を失う。

「ドリップ、ホット、トールで」

いつものブラックコーヒーを頼む
必須の3条件を少しテンションを落として伝える。
彼女は微笑みながらうなづくと、
その場ですぐにそれを出してくれた。

読者のみなさんはフラペチーノを
ご存知だろうか。

知ら

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やる気貧乏の末路~仕事のモチベーションは本当に必要か~

やる気貧乏の末路~仕事のモチベーションは本当に必要か~

給料が上がらない、
もしくは下がるから
やる気がでない。
モチベーションは上がらない。

そんな話をよく聞く。
給料をはじめ待遇などの外的な要因で、
「やる気」が左右されるという人
たちの話である。

ただこのような「やる気」の
上がらない人達が、その理由を
見つけ出し、きちんと対処している
ところは一度も見たことがない。

その一方で周囲には一切影響を受けず、
淡々と仕事をし結果を出す人
がいる

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熱くなりたきゃアンカーを落とせ

熱くなりたきゃアンカーを落とせ

取引先での大事なプレゼン。
就職の最終面接。
部下に厳しい指導をしなければならない面談。

ここぞというときに力を発揮しなければ
いけない場面が人にはある。
真剣に生きていれば生きているほど
そんな場面に出くわす。

でもなんとなく力が入らない。
前向きになれない。
そんなときもある。

ただ結果を出さなければいけない場面だ。
自分の感情に左右されて仕事をしたり、
物事を進めたりして
いては、周囲

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健康経営コンサルの感情コントロール術

健康経営コンサルの感情コントロール術

何かモヤモヤしたものが心にひっかかる。

そんなつもりはないのに、
相手から見るとトゲがあるような態度
になっている。

いつもだったら、笑いとばせる
ことに過剰に反応してしまう。

コンサルタントとして求められるもの。

それは高いパフォーマンスを発揮していくために感情をコントロールしながら、
コミュニケーションを図り、
顧客のゴールへ導くことだ。

また対峙する相手は経営者・幹部クラス
という

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4%の不安に怯えるものたち

4%の不安に怯えるものたち

ステイホームの連休が始まった。
過ごし方は人それぞれだ。

テレビのニュースをつけても、
ネガティブなものであふれている。
悪いニュースのほうがきっと
話題になりやすい、
広まりやすいのだろう。

「オリンピックはどうなってしまうんだろう」
「自分の会社の業績は大丈夫だろうか」
「自分はウィルスにかかっていないだろうか」

ネガティブなニュースは広まりやすく、
ポジティブな出来事は
あまりニュース

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後ろ向きな転職は「悪」ではない

後ろ向きな転職は「悪」ではない

転職して3ヶ月。

フルリモート勤務の生活も慣れ、
人間関係も少しづつできてきた。

1年前では、考えられないような
生活の変化である。

それまでは各顧客に直接出向いて、
営業活動をしていたのだから。

そんなワークスタイルに慣れ始めたころ。
かつての同僚から転職について
電話で相談を受ける機会があった。

自分が働いている業界は、
成長傾向にあり転職市場においても
求人には恵まれているほうだと

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「たったひとつの正解がある」という名のアブナすぎる麻薬

「たったひとつの正解がある」という名のアブナすぎる麻薬

「こんな時代だからこそ、
大手に入社したほうがいいに決まってるだろ」

「この資格をとっておけば、
就職で絶対有利だよ」

「この投資なら、デメリットもないし
絶対うまくいくよ」

若いときであればあるほど、
「正解っぽいもの」
が見えてくるとそこに
のめり込むのではないか。

かくいう私もそこで痛い目にあった一人だ。

あっけないほど残酷に
判断能力を失うものだ。

もしかしたら詐欺師に
だまさ

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本当にキラキラした仕事なんてない

本当にキラキラした仕事なんてない

世の中にはカッコイイと
される職業であふれている。

キャビンアテンダント
ネイリスト
ファンドマネージャー
経営コンサルタント

学生の時点で、
〇〇になりたい。

明確に職業の名前が言える人が、
10代のときはうらやましかった。

フリーター時代は、
バンドマンや舞台俳優を目指している
バイト仲間がいて、
彼らの夢を聞くのが楽しかった。

正直あまりにも、
大きな夢過ぎて自分には
ピンと来なか

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「働かないおじさん」にはなりたくない

「働かないおじさん」にはなりたくない

「いやキミの言いたいことは
わかるんだけどさー」

「うまくいかなかったときとか、
ちゃんと考えてるの」

黙って私は下を向いていた。

なんとか進めたくて、徹夜で作った
事業連携の企画書。

その年、役員になったばかりの
彼はそれを数十秒眺めただけで、
テーブルに戻した。

まだ下を向いていた私に
遠回しに「NO」をつきつけるための
言葉探しを始めたようだった。

当時の私は、他社と事業連携が

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【最大の自己投資はやっぱりこれ】リターンを最大限に得るための2つの究極読書法

【最大の自己投資はやっぱりこれ】リターンを最大限に得るための2つの究極読書法

競馬、FX、仮想通貨に
ハマっている友人がいる。

酒を酌み交わすときは、
いつもお金持ちになったときに
何を手にいれるか。
嬉しそうに語っている。

それはそれで幸せなんだろう。
リターンを得るための
手段は本人に選ぶことができる。

しかしながら、
お金を増やす方法でもっとも
堅実な方法のひとつとして
の読書をすすめたい。

まさに投資としての読書だ。

若手ビジネスパーソンの
みなさんや、最

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