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「足るを知る」で人生の無理ゲーを回避する方法

待ちに待ったお給料日。
人によってはボーナスが出た人もいるだろう。

明細を見てため息が出る。

何で手取りがこんなに引かれているんだろう。
そんな光景が今日は繰り広げられている
かもしれない。

お給料の額だけで言えば、決して明るい
未来ではない。少子高齢化で社会保険を
はじめ、税金は上がらざるを得ないし
誰もがキャリアアップをして所得を
増やせるとは限らない。

ただ人の物欲、金欲はとどまることを
知らないのだ。

通販サイトを開けば言葉巧みに
我々の購買意欲をかきたてる
商品のレコメンドが並んでいる。

気がついたら、購入のボタンを押していた。
そんな経験をした人もいるだろう。

欲しいものがある。
これを買いたい。

もし月給の手取りが300,000円だったら、
400,000円が欲しくなる。
もし年収が5,000,000円だったら、
6,000,000円が欲しくなる。

お金はある程度のものに交換ができるから、
終わりのない、際限のない欲として
自分の中に残り続ける

この実態に気づかずに過ごしている人がいる。

この欲をコントロールできないばっかりに、
人生において取り返しのつかない不幸を招いたり、大切な人を傷つけている人が後を絶たない。

ありのままに生きているつもりで、
コントロールできなくなっていることにすら
気づかず、「無理ゲー」を強いられていることに
気がつかないのは不幸以外の何者でもない。


FXにハマりすぎて、大金を溶かしてしまう人が
そんな例に当てはまるだろうか。

「知足」という言葉の教え

「知足」と言う有名な仏教用語がある。
意味は簡単だ。

「足るを知る」ということ。
無闇に欲しがらない、
今のままで充分というこころを持つこと。

それができたら、苦労しないから
みんな悩んでいるんだろう。
そんな読者のツッコミが聞こえて
きそうだ。

以下の2つの心がけで私はだいぶ
楽になった。

欲のコントロールができる人は、
何が必要で何が不必要なのか。
自分の基準を持っている。

流行や周りの意見に流されず、
自分自身で判断できるようになること。
そうすると、無駄なものを買うことも
少なくなりますし、後で後悔することも
なくなった。

欲しいという執着を手放す

それでも未だに衝動的に物欲に
囚われることがある
先ほどの通販サイトの例で言うと、
どんなに欲しくてもいったん「保留」
するというマイルールを作った。

Amazonで言えば、「欲しいものリスト」に
商品を入れておくのだ。
一晩明けてから、もう一度リストを見て
みると、驚くほど冷静に自分にとって
必要なものかどうかが見えてくる。

結局ほとんどの商品は買わないこと
になる。

もちろん向上心を持つことは
大事な場面もあるだろう。
ただ「今のままで十分だ」と
思えること。

給料が少ない私のような凡人サラリーマンでも
明日食べる食事には困っているわけでは
ないことに心の底から感謝している。

際限のない欲にとらわれて、
人生の目的地を見失わなって
気がつかないうちに「無理ゲー」
にならないように。
世の中の誘惑と落とし穴は我々が思って
いる以上に多い。

「足るを知る」
これだけで、前に進めるのだから。

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