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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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#コラム

想像力の鍛え方

想像力の鍛え方

よく創作で「想像力を鍛えないと」っていうのに、なんで資料が必要なのか、みたいなそういった話をしようかなーと思います。

コレ、わかってる人には当然なんですが、どうもピンとこない人も結構たくさんいましてですね。
で、この意味がわからんってだけでも、実は何年も足止め食らったり学習効果が落ちるってことがあります。

そういうことがあるっていうか、ハッキリ言って「人の一生を左右するくらいに恐ろしいくらい差

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生き方・キャリア・働き方について書くライター

生き方・キャリア・働き方について書くライター

好奇心は旺盛な方だからいろんなことに関する知識を身につけるのは好きだ。

しかし結果として「広く浅く」でしか知識が身についていないという自覚もあった。

とりあえず話の引き出しは多いけれど、どこかの専門家にはなれない。

典型的な器用貧乏。

広く浅く身につけた知識が「魅力的」と言われることもあるけれど、時にデメリットになることも多い。

その一つが「ライターとして何を書きたいか」がはっきりしない

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表現力のあるライターになりたい

表現力のあるライターになりたい

先日、ある人に「あなたは『表現者』の雰囲気を持っている」と言われた。

演劇、音楽、美術、文学など、自らの内にある何かを表現する雰囲気があるのだそうだ。

特に芸術的な才能があるわけでもなく、ごく平凡な主婦の自分のどこにそんな雰囲気が見えるのかわからない。

ただ、文学を作り出す人は「書く人」。同じく「書く」でお金をもらっているライターは、文学の表現者である小説家に若干近いと感じるのかもしれない。

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「楽しいアルヨ」←なぜ中国人をイメージする?

「楽しいアルヨ」←なぜ中国人をイメージする?

◆「今日は暑いアルネ」

こういった話し方を聞いたあなたは、間違いなく中国人をイメージしましたね?
私もです。

ですが、実際に「~~アルヨ」と中国人が話す様子を見聞きしたことってありますか?

私は、ない。
一度もない。

「アルヨ」と話す中国人なんていないのに、「アルヨ」を聞くとなぜか中国人をイメージしてしまう。

というわけで、今回のお題。

1.そもそもどんな人が「アルヨ」を使うのか?

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人は見た目が9割!文章だって見た目が9割!(かも!)

人は見た目が9割!文章だって見た目が9割!(かも!)

読まれる文章は、身だしなみ(見た目)にだって気を配ってるんです!

こんにちは、くろめがです。

みなさん、自分の文章の美しさって気にしたことはありますか?

え、なに!?
くろめがが意識高いこと言い出した!?

と思われた方、ご安心ください。

格調高い表現〜とか、奥行きのある言い回し〜とか、アウトプットのための知識をつけましょう!とかそういうやつではありません。

単純に「ぱっと見」「見た目」

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書くことは料理に似ている。あなたの書けない悩みをなくす食材集めのススメ🧑‍🍳

書くことは料理に似ている。あなたの書けない悩みをなくす食材集めのススメ🧑‍🍳

文章を書くことは料理に似ています。

だから、文章が書けないとき、途中で手が止まってしまうときは冷蔵庫の中がカラッポの状態と同じ。

食材が手元にないと料理をつくるのが難しいように、情報が少ないと書くことが難しいんです。

でも、もし冷蔵庫をパッと開けた瞬間、目の前ににんじん、玉ねぎ、じゃがいも、お肉が揃っていたら、あなたなら何をつくりますか?

このように食材さえ揃っていれば、つくりたい料理がポ

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自分を語る記事が読まれない理由

自分を語る記事が読まれない理由

一生懸命書いても読まれなかったブログ記事僕がビジネス雑誌の編集長をしていた時の話である。月刊誌だったため、読者との接点を増やそうと思い、毎週、編集長ブログを書いていた。内容は、その週に出会った人との会話や、雑誌を作りながら考えた経営マターについてなどであり、固定読者もついてそこそこ人気のコンテンツとなった。中でも、読んで面白かった本の記事がよく読まれ、紹介した本の著者や出版社からお礼を言われること

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noteでは『綺麗な文章』ではなく『魅力的な文章』が求められる。

noteでは『綺麗な文章』ではなく『魅力的な文章』が求められる。

皆さんお疲れ様です。

見やすい文章とかわかりやすいとか
皆さんそれぞれ自分が考えた独自の書き方
があると思います。

そこで私も文章に対しての考えを少し
ここで述べたいと思います。

なんべんも言いますが書き方に正解は
ないと思います。

なので自信がないひとや文章術がないと
不安になってる人は気になさらず
まずは作ることから始めましょう

なぜならnoteでは『綺麗な文章』なんて
求められてい

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noteで読まれるコツ、ネタの集め方、『結局、人の悩みは人間関係』出ます、インタビュー募集してます

noteで読まれるコツ、ネタの集め方、『結局、人の悩みは人間関係』出ます、インタビュー募集してます

noteのネタの集め方ですが、まずネットで話題になっていることについて書くのは「禁止」って決めることをオススメします。

例えば、ツイッターのトレンドで話題になっていることとか、芸能人や政治家の不祥事のこととかをテーマにして書いて、そのコラムが面白い人って、天才というか、もう既にメディアで連載なんかをもっているプロだけです。

僕を含め、そういう旬のネタって、ほとんどの人がそんなに面白くは書けない

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ボクは国語が嫌いだった

ボクは国語が嫌いだった

毎月、読書感想文を書くと決めたのは良いけど、最後に書いたのはいつだろう。記憶に残っているのは、小学生まで遡らないと覚えていない。中学、高校でも書いたはずなのに、何も思い出せない。高2までのボクは、国語や現代文、古文がめちゃくちゃ苦手だった。登場人物が何を思っているか試験で問われたとき、『そんなん分かるわけないやん!』と思ったのがキッカケだ。

たとえば、こんなシチュエーションを想像して欲しい。

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お前の土俵に私を上げるな。

お前の土俵に私を上げるな。

「あるライターに勝ちたい」

もう何年も前の話だけれど、知人のブログにそう書いてあった。「あるライター」が「私」だと理解するのに、あまり時間はかからなかった。

___

その人とは、確かに親しかった。私が子どもの頃から文章を書いているのを知ってくれていたし、実際に私の書いた小説を読んでもらったこともあった。

その一方で、私はその人が「書きたい側」の人間だとは知らなかった。「実は私も作家になりた

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noteをはじめた小説家がやるといいこと。

noteをはじめた小説家がやるといいこと。

ちょっとした工夫がほとんどだが、一年Noteを使った俺が得た知見をおいておく。これらを活用してもいいし、無視しても良い。

・ちゃんと寝よう文章を書いて公開するのは上手くいくと、どんどん楽しくなるものだ。
だが、同時に一定の時間もかかるもの。楽しくなりすぎて体調に支障をきたすのは本末転倒だ。

小説を書く能力を維持し、向上するためにも睡眠は重要なので、睡眠時間を削ってまで作品を作らないよう注意しよ

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言語化前の感想先読みはお脳の省エネ化

言語化前の感想先読みはお脳の省エネ化

ツイッターをダラダラ見ていたら、最近の人は自分での言語化をサボって他人の言語化を読んで満足しているのでは無いか、とかいう推論があった。
統計データが伴わないので推論としておく。

迂闊な感想行為メントで炎上を避けたいため、炎上していない感想と作品をチェックしてから追随する、などという推論もあった。さもありなん。わからなくもない。自分の振る舞いに恥じるとこがなければ炎上したところでどうということもな

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文章にとって、一番限られているリソースは読者の思考体力

文章にとって、一番限られているリソースは読者の思考体力

文章を読んでもらう時、一番意識する要件。
大体の人は、読みやすさって答えると思うし、俺も以前だったらそう答えると思う。しかし、なぜ読みやすさが重要か、もう一段掘り下げて考えるようになった。

文章は読みやすくないといけない、その本質は読者の読解するための体力は有限のリソースだからで、特に過労不眠不休が蔓延している日本社会では、読解体力とでも言うべき思考能力は枯渇しているのが標準だ。

これは半分は

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