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言語化前の感想先読みはお脳の省エネ化

ツイッターをダラダラ見ていたら、最近の人は自分での言語化をサボって他人の言語化を読んで満足しているのでは無いか、とかいう推論があった。
統計データが伴わないので推論としておく。

迂闊な感想行為メントで炎上を避けたいため、炎上していない感想と作品をチェックしてから追随する、などという推論もあった。さもありなん。わからなくもない。自分の振る舞いに恥じるとこがなければ炎上したところでどうということもないが。まあ面倒が増えたりなんだり、無駄な手間がかかるのも事実。

上記の二例は他者の感想を先にチェックしてから行動するといった点では同一の行為だが、問題になっている原因は異なる。両方それぞれ異なる要因が存在していたり、両方がグラデーションめいて混ざっていたりするだろう。

そもそも論として、自分の言語野を用いて言語化するのは脳だがまるで筋肉めいて普段使っていないといざ使おうとした時にかなりのしんどさが生じる。

プロの作家ですら、1日サボると書き始めるにはかなりの労力、二日酔いの朝に寝床から起き上がって一日を初めるのと同じくらいのしんどさがあるとさえ言える。なので、省力化するために何をするかというと、定形的表現に落としたり、ありきたりな表現を使いまわしたりする。身に覚えはないだろうか。もちろんやってはいけないというわけではなく俺もメンドクサイ時は脳を使ってない表現を使うことはまあまあある。

が、良い表現とは思考で磨かれた玉のようなもので、なんでもかんでも日頃の表現をテンプレートやコピペ、使い回しにありふれた言い回しに終始するのは身体でいえば寝たきりで過ごしているようなものであまりお脳に良くない。楽だが、衰える。文章を書く以上こまめな筋トレ的アウトプットは欠かせない。たかがツイート一つでも思考するかどうかで運動量の負荷が変わってくる。脳死脊髄反射的だから良いこともあるが。

もっとも、やや先鋭的に過ぎる着眼点や表現はやや人を選びすぎて返って伝わらなかったりする。誰でもわかるなのか、わかる人にはわかるなのか、誰にもわからないなのかは書く人間の思考次第だ。

戦場へ

とまあ、原因は色々ある上で自分で言語化を省エネ化し続けると自力での言語化力は衰えるのでなんでもコピペ汎用表現ありきたりな言い回しに逃げず普段から自分の言葉を使うことに留意したいものです。

今回はここまで、またな。

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