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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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2021年12月の記事一覧

小説の書き手はなぜ空間情報が不足するのか?

小説の書き手はなぜ空間情報が不足するのか?

 非常に興味深いツイートがあった。

 白蔵先生のツイートの内容は「空間情報についての示唆」とまとめることができると思う。
 空間情報――どんな広さや間取りの場所なのか、その場所にどんなふうに登場人物は位置しているのか、その場所で人物はどんなポージングをしているのか。そういう、空間情報、空間的情報を記すように編集から言われる。よって空間情報も含めて隈なくしっかり正確に記すことが、文章力ではないか。

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notoに記事を1年8ヶ月毎日投稿した僕が、初心者のあなたに教えたい超~基本

1ヶ月前に、『notoに記事を1年7ヶ月毎日投稿してみて、初日の僕に教えたい8つの知恵』という記事を書きました。

でも、この記事は【中級者】向けだった気がします。

なので超~~~初心者に、「役立つんじゃないかなぁ~」という記事を書きます。

◆前提僕は、このnoteをPCで書いています。
スマホは、外出中に読むだけですね。自宅なら読むのも基本PCです。

なので、スマホやiPhoneで書いてい

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ちょっとずつ書く

ちょっとずつ書く

feedlyというRSSリーダーを昔から愛用している。これは非常に便利なツールで、ウェブサイトを登録しておくと、そのサイトが更新されたタイミングで通知を送ってくれる。

しかし、ここ最近noteとの連携が悪くて、noteで新しい記事が更新されているはずなのに、feedly経由での通知がピタリと止まってしまった。なので、登録してあるアカウントを自主的に覗きにいかないと更新されているかどうかを確かめる

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勇気の出ることば

勇気の出ることば

今日、とっても大切な人からメッセージを頂きました。
ものすごく元気と勇気が出ました。
ぼくは導の人からのメッセージを読む度に心が動きます。

ぼくは今年。
いろいろな言葉を書いてきました。
様々な言葉を喋ってきました。
時には人に元気づけた言葉を。
時には人の勇気を奮い立たせた言葉を。
また時には……人を傷つけた言葉も。

これから先もきっと……良い言葉だけで過ごすことは無理でしょう。
人を批難し

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「書き方」「話し方」のテクニックの前に、大事なこと

「書き方」「話し方」のテクニックの前に、大事なこと

書き方、話し方のテクニック、
ノウハウはたくさんある。

でも、それよりも大事なのは、
「どう書く(話す)か」の前に
「何を書く(話す)か」。

文章や話が面白いかどうかは、
テクニックより内容で決まる。

テーマ設定で大事な2つのこと。
テーマ設定で大切なのは、

① 相手が求めていること
② 独自の視点で価値観が伝わるもの

相手が求めているものは、何か。

時間を使ってわざわざ読んで(聞いて

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長老との対話

長老との対話

長老は、出版社で長年児童文学を編集していた方。業界の大先輩でもあり、大切な友人でもある。

これは、『書く仕事がしたい』を書いていた時の、長老とのメッセンジャーでの対話です。


作家という存在、書くという行為について。

長老は「僕の意見はさとゆみと逆だ。でも、説得しようとは思わない。異なる意見のまま会話を続けよう」と言ってくれた。

_____

長老:さとゆみは平易な文章が書ける人だって

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なぜブログ続かない?全くの素人が500記事続けるまでの軌跡と3つのコツ。

なぜブログ続かない?全くの素人が500記事続けるまでの軌跡と3つのコツ。

素人が1年半で500記事書くまで★私は、キャリアコンサルタントであり、WEBコンサルタントです。ブログは素人です。1年半前からライティングやブログを始めましたが、大体3日坊主・・。書いては辞めて、書いては辞めての繰り返し・・。

さて、どうしたものかと。('ω')・・

思っていながら、3つのコツを実践し、なんとか、ささやかながら、500記事、2万PV/月まで行った軌跡とコツを紹介します。

大事

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noteを書く上でのちょっとしたヒント

noteを書く上でのちょっとしたヒント

column vol.498

先月開催されたnote主催のオンラインイベント「ライターの未来──だれもが書き手になる時代、あなたは何を書くのか」が記事になっていたので共有させていただきます。

〈DIAMOND Online / 2021年12月4日〉

内容は、『ニュースの未来』の著者でノンフィクション・ライターの石戸諭さんと、ライターの教科書をコンセプトにした『取材・執筆・推敲』の著者でライ

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モノに触れていると文章が書ける/作家の僕がやっている文章術056

モノに触れていると文章が書ける/作家の僕がやっている文章術056

私はそのとき、ゲラ待ちをしていました。

朝日新聞社の編集部。

午後4時頃だったでしょうか。
春だったか、夏だったか記憶はあいまいです。

ゲラとは「こういう誌面になるよ」という仮刷りです。

印刷媒体では、いきなり本番の印刷をするのではなく、仮刷りをして間違いがないか、訂正箇所がないかを誌面に関わる全員で確かめるのです。

これを校正といいます。

文字だけではなく、書かれている内容に間違いが

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語彙力とは数ではなく応用力のことだ/作家の僕がやっている文章術062

語彙力とは数ではなく応用力のことだ/作家の僕がやっている文章術062

語彙についてお話します。

「私は語彙力がなくて」と相談をもちかける人がいます。

「言葉をたくさん知らない」
「正しい意味で言葉を使えない」
「四字熟語など難しい言葉の意味を知らない」

語彙力と問われるとこうした悩みを挙げる人は少なくありません。

しかし語彙力とは「言葉をうまく表現に応用できる」力(ちから)です。

<文例1>
「電車に頼って通勤する」
「電車を使って通勤する」
「電車を利用

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「わかりやすく説明」しても、読まれません。

「わかりやすく説明」しても、読まれません。

「私のやっていることを、わかりやすく説明したい」
とよく相談される。

でも、その前に大事なのは
「あなたのやっていることを知りたいです」と思われることだ。

興味のない人の「やっていること」を「わかりやすく説明」されても、聞こうとは思えない。

スルーされるだけ。

どんなにわかりやすく説明しても、スルーされる理由。
「私のやっていることを、わかりやすく伝えたい」
と人は言う。

でも、どんなに

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Webサイトのダメなコピーまとめ

Webサイトのダメなコピーまとめ

医療系のWebサイトのコピーでよくある「安心」「安全」の文字。
それは大前提なので、わざわざ伝える必要はない。
安心・安全じゃない治療されても困る。

コピーは独自の強みを明確に記載したほうがいい。

ダメな例最新の設備を完備しています

清潔な院内

洗練された治療

安心・安全の治療

患者様にとってよりよい治療を

徹底した衛生管理

かかりつけの歯医者さん

安心して通っていただける○○医

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全人類が国語の力を鍛えるべき理由について 〜note感想文〜

全人類が国語の力を鍛えるべき理由について 〜note感想文〜

皆さんの投稿を見ていた中で、気になった記事を取り上げる。不定期更新のnote感想文。

今日はこちらの記事を紹介する。

国語に関してはあまり意識したことがない。私は国語に比べて英語の出来が悪かったからか、英語の方を意識することが多かった。

noteという環境においても、英語に関する記事は多く見受けられる。

だが、その前に国語(母国語)の力もだいじである。当たり前でよく言われることでもあるが、

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