マガジンのカバー画像

人類の『未来』をつくる、「脳」と「心」と「精神」のメカニズム

388
脳科学、心理学、精神医学――切り口は違うが、どれも「人の心のしくみを知る」学問だ。 精神活動や知的生産活動とは、突き詰めれば「約1000億個の生体回路とその100倍の数の接続点を…
運営しているクリエイター

2019年6月の記事一覧

小学4年生の男の子が自分の発達障害について創った資料を公開します

小学4年生の男の子が自分の発達障害について創った資料を公開します

こんにちは。

『「好き」で自信を創り、「好き」で社会とつながる』をビジョンに、発達障がい児や不登校のお子さん向けにメンターマッチングサービスと教室運営をしているBranchの中里です。

今回は、Branch room(代官山にある教室)に通ってきている男の子が創った資料を公開します。
※本人の許可を得ています。

自分が発達障がいであると知っており(開示されている)、それをより自分で理解し

もっとみる
『information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美』展から考える、クリエイティビティと脳の使い方

『information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美』展から考える、クリエイティビティと脳の使い方

サントリー美術館で開催されていた「information or inspiration? 左脳と右脳でたのしむ日本の美」展に行ってきました!

nendの佐藤オオキさんが企画をした展示会。

コンセプトが大好物であり、クリエイティビティを刺激してくれる展示でした!

予告動画も素敵です。

左脳と右脳でたのしむという視点について、どう仕事にも繋げられるかという視点で書いていきます。

右脳と左脳そ

もっとみる
嫉妬と妬みについて

嫉妬と妬みについて

Twitterを見てたら、cakesの記事で桃山商事さんという方の「お笑い芸人にヤキモチ? 男の『嫉妬』っていったいなんなの?」というのがcakesさんによってリツイートされてきたので、ふむふむと読んだ(有料会員ではないので途中までしか読めませんが)のでメモ。

ある女の人からの「彼氏のジェラシーが意味不明です」という相談に、この記事を書いてらっしゃる方が答えた内容だったのだが、要約すると、

もっとみる
0028 シナスタジアが全身の感覚を刺激する

0028 シナスタジアが全身の感覚を刺激する

最近、シナスタジアという言葉をよく聞くようになりました。

共感覚(きょうかんかく、シナスタジア、synesthesia, synæsthesia)は、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。 例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。 英語名 synesthesia は、ギリシア語で共同

もっとみる
喧嘩したときにはどう仲直りすればうまくいく?相手に簡単に許してもらえる謝り方の心理学

喧嘩したときにはどう仲直りすればうまくいく?相手に簡単に許してもらえる謝り方の心理学

今回は科学的に正しい仲直りの仕方について説明していきます。

人間、好きな相手とであっても長く付き合っていると価値観の違いが出てきて些細な喧嘩をしてしまうものです。

そういう時に今回の心理テクニックが役に立つので、喧嘩中の人や喧嘩しても仲直りしたい大切な人がいる人は今回の心理研究を参考にして人間関係を良好に築いていってください。

今回紹介する仲直りの心理学研究は、アメリカにある理系とビジネスの

もっとみる
パニックになった心を落ち着かせるための心理テクニック!I think法

パニックになった心を落ち着かせるための心理テクニック!I think法

自分に対する意識を高めて客観的な目線で自己分析をするためには、I think法というトレーニング方法を使うといいです。

この方法は冷静さを取り戻す時にも使えます。

例えば「私は暑いと思った」というような感じで自分の気持ちや考えたことを他人事のように実況中継するのです。

👉気になったらツイッターのフォローお願いします🙇‍♂️

辛いことがあったなら「私は悲しいと思った」、腹が立つことがあっ

もっとみる
岡田斗司夫ゼミで紹介されました。『ひとの気持ちが聴こえたら』、冒頭試し読み

岡田斗司夫ゼミで紹介されました。『ひとの気持ちが聴こえたら』、冒頭試し読み

「まるで『アルジャーノンに花束を』が現実になったような話」と岡田斗司夫ゼミでも詳細に紹介されているノンフィクション、『ひとの気持ちが聴こえたら』の、冒頭部分の抜粋を公開します。『アルジャーノンに花束を』は傑作小説ですが、本書は小説ではなく、事実を本人が綴ったものです。

『ひとの気持ちが聴こえたら』冒頭抜粋(高橋知子訳)

 マサチューセッツ・ターンパイクの左車線を、時速一二〇キロで走っていた。突

もっとみる
赤ちゃんの活動をグルーヴさせる「片付け」の話

赤ちゃんの活動をグルーヴさせる「片付け」の話

「いろいろと玩具をあたえても、集中して遊んでくれない」「ご飯を集中して食べてくれない」といった悩みを聞くことが多いです。

興味が拡散してしまうことはかならずしも悪いことではありません。ただ、赤ちゃんが何かに集中してくれると、大人は嬉しいものです。

赤ちゃんがうまく集中できない要因は、身の回りにいろんなおもちゃや気になるものが散らかっているからかもしれません。

片付けが活動をグルーヴさせる積み

もっとみる
元を断つ。

元を断つ。

ストレスがあるなら、その解消法を探すんじゃなくて、ストレスをなくすにはどうしたらいいか考えたらいい。

元を断たないと、いったんは消えてもすぐに出てきて、また対処しなきゃいけなくなるから。

わたしはどちらかというと気分の浮き沈みが激しい方だと思うけれど、ここ数年落ち着いて暮らせているのは、暮らしの中に可能な限りストレスを取り除いたからだと思う。

毎朝同じ時間に起きて出社するのがいやだった。

もっとみる

目標や願望を持つ時には「最低限の到達地点」も同時に考え出しましょう💡

失敗をしても最低限の目標をクリアしておくことで自信や勇気をすべて失わずに済むのです🙆‍♀️

▶️願望がすべて達成できなくても、また新しく挑戦したり目標を修正することで自分から幸せを作り出していきましょう

予測する脳

予測する脳

ある日学校から帰ってくると、テーブルにリンゴが置いてあった。でも、これはほんとうにりんごだろうか。もしかしたら、これはリンゴじゃないのかもしれない。もしかしたら、見えてない反対側はミカンかもしれない。もしかしたら、なかはメカがぎっしりかもしれない。もしかしたら、実は何かの卵かもしれない。もしかしたら…。
「考える」とは、自分にとっての「当たり前」から飛び出して「可能性」の世界への旅をすること。ヨシ

もっとみる

フィクションを嗜める人こそ、知性の高い人間なのではと思うのに

フィクションを楽しめることに憧れがある。

わたしは小さい頃からやたら現実主義で、本や映画などもノンフィクションのものが好きだった。リアルなものとして想像できて、感情が分かって、自分の考え方や生活にすぐに活かせそうな、そういうノンフィクションものが好きだった。

しかし最近、色々なことがきっかけでフィクションを楽しめることこそ、想像力に長けており、創造性も育むことができ、そして知性が高いとはフィク

もっとみる
脳科学的にも人は退屈すると死ぬ。

脳科学的にも人は退屈すると死ぬ。

池谷裕二さんと中村うさぎさんの対談本『脳はみんな病んでいる』(新潮社)を引き続き読んでいるんだドグけど、

人を真っ白で無音の部屋に入れて、「何もしなくていいです」と告げて15分、その部屋にいてもらう実験があるんだドグ。

その実験に参加した人は、「あんなことはもう絶対やりたくない」と答えるそう。(;´Д`)だけど、その部屋に電気ショックを与える機械を置くと、

15分の間に平均で2・5回そのビリ

もっとみる