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0028 シナスタジアが全身の感覚を刺激する

最近、シナスタジアという言葉をよく聞くようになりました。

共感覚(きょうかんかく、シナスタジア、synesthesia, synæsthesia)は、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。 例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。 英語名 synesthesia は、ギリシア語で共同を意味する接頭辞 syn- と感覚を意味する aesthesis から名づけられた。感性間知覚。
 - Wikipediaより

これは例えば、音に色を感じたり、視覚に味を感じたりするような、普通の感覚とは異なる別の種類の感覚が生じることを指します。

言葉だとなかなか分かりづらいのですが、映像にするとこんな感じです。

これは音対して、色や形を感じる感覚を映像にしたものですが、なんとなくイメージはつかめますね。

このアナスタシアの感覚を活用して、嗅覚と視覚を使ってクッキーの味を変えるという面白い実験があります。

本デバイスでは、ARマーカーを印字したクッキーと匂いを付加するエアポンプ付きHMDを使用し、「視覚」と「嗅覚」の情報から「味覚」が変わったように知覚させることができます。
Klose氏は体験後に、「匂いが非常に素早く鼻へ射出されるため、普通のクッキーがレモンクッキーになり、はたまたイチゴクッキーへと変わった」と語っています。

シナスタジアを活用して「感覚をハックする」というのは、面白くなりそうな領域で、AR/VR/MRと組み合わせるとすごい体験が生まれそうな予感もします。

そんなひとつの試みが、水口哲也さんが率いる研究開発プラットフォーム「シナスタジアラボ」が開発した「シナスタジアX1 – 2.44」です。

これはぜひ一度体験してみたい。

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