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「感性(センス)」がビジネスの『未来』をつくる

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人間の数多ある能力の中でも「感性(sense)」ほど曖昧模糊としたものも他にはなかろう。 ワクワク系エバンジェリストの小阪裕司は、感性を「知識や体験の集積に基づく価値判断の尺度」…
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#日記

判断とはセンス

判断とはセンス

column vol.1279

仕事を通じて日々思うのが、「判断」することって非常に難しいということ。

その時ベストだと自信を持って決断したことも、後から振り返ると「…もっと、こうすれば良かったな…」と反省することはしばしば…

人にはそれぞれの立場(利害)がありますし、なかなか満場一致ということはない…

だからこそ組織において、人は「自分が判断した」ということから逃げたくなります…

上手

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なぜ、ビジネスに「哲学」が必要なのか?

なぜ、ビジネスに「哲学」が必要なのか?

column vol.894

昨日、AIとの共存の流れから、これからの時代はビジネスにおいて「哲学」が重要だという話をさせていただきました。

今朝、いつものように情報収集していると、非常に分かりやすくビジネスにおける哲学の必要性を説いている記事に出会いました。

東洋経済オンラインの【なぜ今、世界のトップエリートは哲学を学ぶのか】という記事です。

〈東洋経済オンライン / 2023年1月12

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「美しい」は正しさか?

「美しい」は正しさか?

物理学者が、理論物理学について書いた本を読んだ。

理論物理学について、どのような印象を持つだろうか。高校生ぐらいで学ぶ物理は数式だらけだが、理論物理の世界というのはそれに輪をかけて数式だらけで、この宇宙全体、あるいは、物質の最小単位の超ミクロの世界といった日常からは大きくかけ離れた世界を数式を使って解き明かす学問だ。

もちろん、僕はそういった数式だらけの物理の世界などわかるはずもないので、数式

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仕事の楽しさと面白さの違い

仕事の楽しさと面白さの違い

同僚の一言にはっとした。

何でも、取引先の引退するご年配担当者に「仕事は必ずしも楽しい訳ではないけど、全てが面白かった」という言葉をもらったそうだ。

楽しくはなくても面白い。何とも奥深く、かみしめればかみしめるほど味の出てくる言葉ではないだろうか。

確かに「楽しい」という言葉には、そのまま「楽」という意味も含まれるだろうし、「周りの環境や人が良い」等の外的要因、つまり受動的な意味合いが含まれ

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「場所ニューロン」

3時間ぐらい作業したら、むきや場所をかえて、また作業する。すると“集中力”をキープできる。それが“場所ニューロン”。

たまに意図して、“みえるけしき”をかえる。さんぽやおでかけや職場訪問など。短期も長期も、いいかんじの“やるき”がつづくのよ!

成功に導く「脳力」の高め方

成功に導く「脳力」の高め方

column vol.327

ここ最近の本の中で目鱗だったのが、脳内科医の加藤俊徳先生が執筆した『センスは脳で磨かれる』です。

最近、体を鍛える人は増えましたが、脳を鍛えている人はあまりいないのではないでしようか?

体同様に脳も鍛えられるということは、言われてみればそうなのですが、脳トレと聞くと幼児教育やシニアになってからするものというイメージでした。

しかし、我々現役世代こそやるべきで、

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よく聞く「メタ認知」とは何なのか。それがストンと腹落ちした物語

よく聞く「メタ認知」とは何なのか。それがストンと腹落ちした物語

以前勤めていた会社で、人事主催の管理職向けトレーニングに「瞑想(メディテーション)」が取り入れられたことがありました。その研修は、毎週金曜日の午後に、約半年をかけて数十回にわたり行われるプログラムでした。毎回そのはじめに、机を取り払った大きな会議室にパイプ椅子でサークルをつくって、20人くらいの参加者が全員瞑想をするのです。

時間は3分くらいだったででしょうか。メディテーションタイムの終了は、よ

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デザイン品格、「センスを磨く」方法は?

1.クライアントの“理想の人物像”をかく
2.その人が好むブランド・店をかく
3.ブランド・店の“既存デザイン”収集
4.そのデザインのレイアウト・フォント・表現をしる
5.しって、つくる

…いいデザインは「いいものにふれる」行動から!

ネット上の意見に振り回されないための武器

ネット上の意見に振り回されないための武器

SNSなどを見ていると、本当に多種多様な意見を目にする。

最近は特に、新型コロナウイルスの関連で、「感染防止の対策」や「政府の経済対策」などに、様々な意見や批判が書き込まれているように思う。それらを目にすると、「一体どれが正しいのか?」とわけが分からなくなってしまう人も多いのではないだろうか。

様々にある主張のどれが正しいか、というのは、なかなか言い切れるものではない。なぜなら、各々の主張

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誰かの真似は、度が過ぎると劣化コピーでしかない

誰かの真似は、度が過ぎると劣化コピーでしかない

誰かの真似をすることは、上達への近道である。
SNSの世界でも「同業者で自分よりフォロワーが多い人を分析して、真似できるところは真似しよう」ということは伝えている。
現実問題として、フォロワーが多い人には、それなりに理由があるから。
写真の使い方が上手だったり文章で人を引き付けられるような文章が書けたり、はたまたハッシュタグの選定が秀逸だったりすることもある。

しかし、「パクリ」と言われてしまう

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自分が欲しい情報だけを取りに行かないようにする

自分が欲しい情報だけを取りに行かないようにする

私は東日本大震災以降に社会問題に興味を持つようになりました。定期的に現地を訪れているジャーナリストの方の記事を読むようになったり、NPOに定額で支援をしてその会報から情報を得たり、社会派のラジオを聞くようになったり、自分も被災地を訪れたりするようになりました。

私は仕事中もラジオを聴くことができるので、スマホでラジオアプリを使うようになってからは、去年などは毎日5時間くらい社会派のラジオを聴いて

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言葉を裏返さないでほしいのです

言葉を裏返さないでほしいのです

私は猫を飼っている。

一般的な可愛いとは少し違うけれど、私にとってはどの猫より可愛い。雄だけど可愛い。

悪さもするし、夜中1人で部屋中を駆け回る運動会をして睡眠の邪魔もするし、勢いよく水を飲んでしまって吐き出すこともしばしばあるし、ソファを爪とぎのようにして使いボロボロにされたけど、可愛いものは可愛い。

そこは紛れもない事実である。

・・・

ただ時折、猫を飼っているというと「へぇー、猫は

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どんぐりを見つけたら拾わずにはいられない

どんぐりを見つけたら拾わずにはいられない

たいていの幼児に標準装備されている「どんぐりを見つけたら拾う」機能、もちろんうちの息子にも搭載されてる。

どんぐりを見つけたら拾う、どんぐりを見つけたら拾う。
だれ、こんな単純なプログラム書いたの?…ねえ、必要?

秋のお散歩はどこへ行っても、だいたいメインイベントが「どんぐりを拾う」になる。こっちはそんなつもりなく連れ出しても、彼はもうどんぐりを見つけたら拾わずにはいられない体だからさ。
拾っ

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デザインとオーナーシップと思考

デザインとオーナーシップと思考

昨晩、ずっと作成を積んでいたパワポ資料を着手しようという気になった。

これまでは、先祖代々のパワポ資料を継ぎ足し改変して使っていた。私はなんだかそれに向き合うことができなかった。

先日私は、お仕事で使う媒体資料(メディアの概要や広告の情報をまとめたもの)のアップデートをした。他の人の手に渡り、見た目に関して少し納得できない改変がなされてしまったものの、これまでに比べると格段に見やすく、愛着が持

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