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「感性(センス)」がビジネスの『未来』をつくる

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人間の数多ある能力の中でも「感性(sense)」ほど曖昧模糊としたものも他にはなかろう。 ワクワク系エバンジェリストの小阪裕司は、感性を「知識や体験の集積に基づく価値判断の尺度」…
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2020年5月の記事一覧

「みんなと違う」はヘタクソじゃない

「みんなと違う」はヘタクソじゃない

スーパーへ買い出しに行った帰り道。食料で膨らんだ買い物袋を持たされた娘が「ママが持ってよ」と訴えるので、「片方ずつ持とっか」と手を伸ばしたら、「イヤだよそんなさくらんぼみたいなの」と渋られた。

「さくらんぼ?」

少し考えて、「買い物袋から伸びる腕二本を枝に見立ててるわけね」と合点し、「下から枝分かれしたら、さくらんぼと逆じゃない?」と突っ込むと、「みんながそっち上に描いてるだけでしょ」と言い返

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価値とはなにか丨人の話を上手に聞かないと価値は生まれない

価値とはなにか丨人の話を上手に聞かないと価値は生まれない

仕事をしているとこんな言葉を聞いたことはないですか?

価値ある提案をしよう!
これがメリットです!
価値ある事業を創ろう!

ぼくもよく言いますし、なんなら他の人が言ってるのをよく聞きます。
でも、立ち止まって考えてみると「価値」ってなんなんでしょうか?
ふわっとした言葉なので捉えどころがない言葉にも感じますね。
なので、今回は改めて価値とはなにかについて整理をします。

辞書的な意味での価値デ

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受け身のアート

受け身のアート

おはようございます。

今日は私の日々思っている事をNOTEに記載しようと思います。

現代になり、アートとはアーティストの個性や考え、思いなどを作品として表現する事が求められていますが、父が亡くなった頃から自分のアートに対する考えが変わってきました。その頃に生み出したのが「Secret Garden」というシリーズです。

「平和を忘れた地」

そのようなイメージを持ち心象風景をベースに作品作り

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アート作品にはどのようにタイトルをつけるのか、アートの鑑賞について

アート作品にはどのようにタイトルをつけるのか、アートの鑑賞について

みなさまおはようございます。
4410ARTの宍戸竜二です。
https://www.4410art.net/

今日は作品につけるタイトルについて、わたしがどのようにつけているのか、その辺りを書いてみようかと思います。

アート作品にはそれぞれタイトルというものが必ずあります。
題名ですね。
作家として制作を始めたての頃は、どこか気恥ずかしかったり、考えるのが億劫でどうしても「nontitle

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感覚派と理論派の考えるプロセスの違い

感覚派と理論派の考えるプロセスの違い

こんばんは、
えだちゃんです!

なんでもカテゴライズしがちなので、意識的に気をつけたいな~と思っています。とは言いつつ、人間を大きな流れで理解するのは重要だとも考えていて、さいきんのマイブームが感覚派と理論派です。

ぼくは、完全に理論派なわけですが、感覚派とディスカッションしてたら、考えるプロセスが全くちがったのでメモ程度に書いていきます。
※大前提に『人間は感情の生き物』というのがあります(

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「捨てる」で「ぶち抜く」そして「生き抜く」 〜アートシンキングな事業のつくり方

「捨てる」で「ぶち抜く」そして「生き抜く」 〜アートシンキングな事業のつくり方

お疲れさまです。uni'que若宮です。

コロナ禍による緊急事態宣言も延長され、まさにwithコロナの様相を呈して来ました。ここで大きく、企業のあり方も変わりそうです。

利益を追求するだけでなく、自然と共存する考え方に変えるべきだ。

「50年、自分の手法がすべて正しいと思って経営してきた。だが今回、それは間違っていた。テレワークも信用してなかった。収益が一時的に落ちても、社員が幸せを感じる働

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真の美しさ---誹謗中傷に関して思うこと

真の美しさ---誹謗中傷に関して思うこと

私は毎朝、ニューヨーク・ロンドン・パリ・ミラノ・東京から生まれる約1000記事をチェックして、その中からピックアップした"ちょっと良い記事"を週3回の無料ニュースレターで書いています。

普段はニュースレターでしか全文読めない内容ですが、2月7日に配信したものを残しておきたいと思います。

ピックアップしたニュース:ケイト・ベッキンセイル、水着姿を批判した女性へ親身にアドバイス

女性は男性よりも

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「文章で自分を出していくこと」は、やっぱりちょっと怖いんだけど。

「文章で自分を出していくこと」は、やっぱりちょっと怖いんだけど。

文章講座をしていると、
経歴や実績、人柄に優れた人ほど
「私なんか、まだまだなので…」と口にすることが多い気がする。

客観的にみると、それ、すごいことなんですけど、と思うようなことや、
それをもっと打ち出せばいいのにと言いたくなることも、
本人にとっては、「だって、もっとすごい人がいっぱいいますから」なのだ。

3年経験したといっても、10年、20年されている人と比べたら。
これは大したことない

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7 情報量を増やして考える

7 情報量を増やして考える

何かを発想するにあたっては、情報を遮断したほうがいい、とはよく言われます。情報があふれていると、あれこれ気が移って、考えがまとまらない、というのがその理由です。たしかに、一理あります。けれども、私はその意見には与しません。考えるべき問題についての情報・資料はたくさん集めたほうが良いと思います。気があちこち移ることで、考えがまとまらないくらいなら、情報を遮断して考えてみたところでたいした成果は得られ

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「あの人、直球をちゃんと投げられないのに、変化球を覚えてしまったんでしょうね」

「あの人、直球をちゃんと投げられないのに、変化球を覚えてしまったんでしょうね」

明日の言葉(その31)
いままで生きてきて、自分の刺激としたり糧としたりしてきた言葉があります。それを少しずつ紹介していきます。

外出自粛が長く続き、家で料理を作る人が増えている。
魅力的な簡単レシピもたくさん共有され、「あー作ってみたいなぁ」とよく思う。

そんなときふと思い出すエピソードがあって、今日はそれを書いてみようと思う。

20年間くらい、「さとなお」という名前で食事系のライターを副

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「つくる」と「広げる」 〜ビジネスとアートの交差点で考える、これからのマネジメント

「つくる」と「広げる」 〜ビジネスとアートの交差点で考える、これからのマネジメント

お疲れさまです、uni'que若宮です。

僕はITベンチャーを経営していますが、アートとビジネスを混ぜるプロジェクトを仕掛けたり、アートやアーティストとの接点を意識的に持つようにしています。

もちろん「アートが好き」というのが大前提にあるのですが、アーティストとの協働やアートからの触発によって価値観がアップデートされることが、経営者としてもモチベーションになっています。

なので今日は、アート

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内側の暗さを知っているから、外側の明るさもわかる。

反対に、内側の明るさを知っているからこそ、外側の暗さも見えちまうんだろう。

(by.宇宙ネコ)

未来が見えない不安と、それでも前に進むためのヒント

未来が見えない不安と、それでも前に進むためのヒント

未来への不安、誰もが抱えるものです。

情報収集を頑張っても、霧の中を歩いているような感覚。かつて読めたはずの未来像が、今は霞んで見えない。そんな状況に焦りや苛立ちを感じるのも当然です。

一方で、だからこそ理想を追い求める人も増えています。

完璧な未来像を目指して努力する人もいれば、目の前の現実に全力を注ぐ人もいるでしょう。正解は一つではなく、それぞれの生き方があります。

しかし、理想と現実

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「あいまい」のススメ

「あいまい」のススメ

多くの人は絶対の中で、生きようとしている。絶対を持つと見かけの強さを手に入れられるからだ。

宗教が長い時代、「絶対」の役割を果たしていた。そして、宗教の力が弱まり、今までは社会の「スタンダード」が大衆の絶対になっていた。

しかし、その「スタンダード」も「ダイバーシティ(多様性)」を重視する社会へと変化する中で「絶対」の座を陥落した。

他者の自分と違う価値観は、自分の中の絶対を揺るがす。だから

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