上の森 シハ|Uenomori Shiha

詩家アーティスト|Many hobbies are no hobbies|noteを交…

上の森 シハ|Uenomori Shiha

詩家アーティスト|Many hobbies are no hobbies|noteを交流目的に使っていません

マガジン

  • 幸せの堕ち場所

    体に刻み込んで心を縛り付けたい若き王と、刃向かえず受け入れてしまう二十歳の女の子。 二人の甘く爛れた時間ーー。

  • Aldebaran・Daughter

    ファンタジー小説『Aldebaran・daughter(アルデバラン・ドーター』

  • イラスト、デザイン、漫画絵

    イラスト・デザインの仕事話から、趣味絵とラフ描き漫画も。

  • 七曜の星で彩る、プラネタリウムマガジン

    見上げるように読み返したい、心惹かれた記事をまとめたマガジンです。 このマガジン(プラネタリウム)は、他のnoterさんたちが、noteという空に浮かべた、思い思いに綴られた記事で彩っていきます。

  • 短編集

    140字まとめ、詩、短文、短編小説

最近の記事

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プロフィール(2024.06.01更新)

【基礎情報】 名前:上の森シハ(39歳) 記事作成、コピーライティング、商品のボディーコピーライティングの再編集をメインに、文字を専門にしてきた元webライター。 ライターをしていた頃に全国紙で有名なS新聞、大手の広告会社、編集学校、ソフト会社などが組んで開催した講座を受け、プロライターの資格を取得。 採用テストに合格し、本名で広告会社と契約。 コピーライティングのクライアントは中小企業から最大手まで。当時の契約に従い、実績は非公開とす。記事作成は、別名義で契約。 【イ

    • 【官能小説】幸せの堕ち場所(04)

       オリキスは提案してみる。 「世話をすると言った以上、抱えて運ぶのが良いのだけれど」  再び体に触れたら、泡を付けた手で彼女のふくらはぎや足の指先、尻の穴周りも洗って焦らし、  温泉に浸かるときは後ろから抱き締めて、突き上げることになるだろう。 (二人揃ってのぼせるのも不味いが、片方だけがのぼせてしまうと、もう一人は退屈な時間を過ごしてしまう)  愉しみたくて休暇をとったのに、温泉から出たあと、朝まで眠る?そんなオチなど迎えたくない。  オリキスはギリギリまで堪えるこ

      • 寝る子はそだつ。

        • 答えあわせがおおい、そんなじだい。 ヒトの数だけ、計算式がある。 おそとへ行ったときみたいに、あちちになっちゃうと、とけちゃいそうだね。 でも、とけたほうが、すずしい所でいっしょに休もうねって、なかよくできちゃうかもね。 (by.エルくん)

        • 固定された記事

        プロフィール(2024.06.01更新)

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        • 幸せの堕ち場所
          4本
        • Aldebaran・Daughter
          31本
        • イラスト、デザイン、漫画絵
          175本
        • 七曜の星で彩る、プラネタリウムマガジン
          22本
        • 短編集
          83本
        • 写真
          102本

        記事

          ファンタジー小説『Aldebaran・ Daughter』【執心篇10】斜光で欠けゆく鋒鋩(vs水の蟹)後半①

          「エリカ殿、属性付与を頼む」  声をかけられた彼女は、左斜め後ろへ振り向いた。いつもと変わりないオリキスの表情を見て、不安が少しほぐれる。 (早く、行動に移さなきゃ)  今回の敵に関しては出だしが狂うと、先制攻撃を仕掛けても悪い流れで戦闘を開始することになりかねないという説明はされていた。  うかうかしていたら水の蟹が振り向いてしまう。  エリカは腹を括り、深く息を吸い込むと、バルーガに右の手のひらを向けて詠唱。 「『風を縛りて、裂く詩声と成らん』」  バルーガが

          ファンタジー小説『Aldebaran・ Daughter』【執心篇10】斜光で欠けゆく鋒鋩(vs水の蟹)後半①

          病院に行ってないから断言していいか不明の話、病気を疑うようなしこりが内側にあった。触ると痛いので違う可能性は高いけど、そうだった場合のこと考えて、小説、飛ばし飛ばしでも投稿しなきゃ間に合いそうもない。

          病院に行ってないから断言していいか不明の話、病気を疑うようなしこりが内側にあった。触ると痛いので違う可能性は高いけど、そうだった場合のこと考えて、小説、飛ばし飛ばしでも投稿しなきゃ間に合いそうもない。

          ファンタジー小説『Aldebaran・Daughter』【執心篇9】斜光で欠けゆく鋒鋩(vs水の蟹)中盤

           バルーガを先頭に据えて一列に並び、幅が二人分くらいの細い通路のなかを進む。最後尾に居るエリカは前に居るオリキスにぶつからないよう、間隔に注意して歩く速度を調節。  だが。それ以上に、気になるのは。   ドン!……      ……ドン!………、    ドン!……  ……ドン!………、  出入り口に辿り着くまでの歩数は、目で見た感覚では二十歩。近付けば近付くほど、巨大な重石を落下させるような音が大きくなっていく。  ……残り十歩が来ても、目標の姿はまだ見えない。床か

          ファンタジー小説『Aldebaran・Daughter』【執心篇9】斜光で欠けゆく鋒鋩(vs水の蟹)中盤

          +4

          竜を描いてみる

          Aldebaran・Daughter【執心篇8】斜光で欠けゆく鋒鋩(vs水の蟹)前半

          ***  作戦会議を開いた日から、五日が経過した。水の蟹に勝てば、潮の胃袋へ入るのは今日で最後。来る用事ができても素材集めくらいだ。  三人は火の妖精を倒した際に見つけた蟹の紋の上に立ち、瞬時に別の小部屋へ移動する。広さと天井の高さに変化はないが、艶のある壁を一目見て、先ほどより硬質だとわかった。 「ねぇ、」  エリカは、部屋の隅に置いてある木箱を発見。右手で指差しながら口を開く。 「あれって何?」  横から見ると、笑った口を逆さまに描いたような蓋が、天辺に付いて

          Aldebaran・Daughter【執心篇8】斜光で欠けゆく鋒鋩(vs水の蟹)前半

          Aldebaran・Daughter【執心篇7】窮屈な言葉がたなびく

           火の妖精と戦った日の翌朝、エリカは上半身が筋肉痛になっていた。弓を使った攻撃に力を入れすぎたことが原因だった。  疲れ果てているのではないか様子を見に来た二人の騎士は彼女から話を聞き、拳を作るのも難しいとわかって、水の蟹と戦う日を延期。まともに動けるようになるまで最低五日はかかると予想した。  しかし、安静に過ごしながらオリキスの作った薬膳スープを飲み、ヒノエ新聞に迷惑をかけないようにとバルーガが仕事を代理でこなした甲斐あって、三日後には無事治った。  完治後、エリカは

          Aldebaran・Daughter【執心篇7】窮屈な言葉がたなびく

          【官能小説】幸せの堕ち場所(03)裏

           二人で街中へ戻る。  馬を預けた宿屋の門前で、オリキスは左側に立っているエリカの右手を握り、持ち上げると手袋越しに甲へ口付けた。 「体の世話もさせて貰うからね」 「ッ……!!」  意地悪い笑みと宣言一つで甘い痺れを感じたエリカは頬を赤らめ、小動物のように体を竦めて前を向く。 「…………お、お手柔らかに、……お願いします……」  捧げると決めた以上、引き返せない。 「難しいお願いは聞けないな」 「!!」  オリキスは、耳まで真っ赤になったエリカの顔を覗き込む。

          【官能小説】幸せの堕ち場所(03)裏

          モノクロに色調加工した火の妖精。 魔物っぽいシンプル&ボーイな感じのイラストがnoteには登録されてなくて。それで、自分で描きました。 ちなみに敵のデザインで好きなのは、金子一馬さんの作品です。天野喜孝さんも最高!

          モノクロに色調加工した火の妖精。 魔物っぽいシンプル&ボーイな感じのイラストがnoteには登録されてなくて。それで、自分で描きました。 ちなみに敵のデザインで好きなのは、金子一馬さんの作品です。天野喜孝さんも最高!

          Aldebaran・Daughter【執心篇6】始まりの裾を炙る(vs火の妖精 後半)

           床に落ちてる壊れていない矢を拾えば攻撃を再開できるが、実行するには火の妖精と距離を詰めなければならない。 「オレが行く」 「ごめん、お願い」 「上出来だ。気にするな」  判断に迷って困惑しているエリカにバルーガは声をかけ、一人で向かう。 「!?」  気絶が解けた火の妖精は、閉じていた瞼をぱちっと開けた。現れたのは金色の目に、凸凹した縦線の黒い瞳。  バルーガは即座に危険を察知し、近付くことをやめてゆっくり退がる。 「なぁ、マズい状況じゃねぇか?」  防御壁の

          Aldebaran・Daughter【執心篇6】始まりの裾を炙る(vs火の妖精 後半)

          【官能小説】幸せの堕ち場所(02)

           オリキスは男の店員に声をかけ、二人きりで話せる人気の少ない場所を教えて貰い、エリカと店を出た。  足の甲が覆い被さる程度に雪が積もった道を踏み歩く。オリキスは真綿のような優しい雰囲気を漂わせたまま、何も言わない。  現在地から五軒離れた所まで来たら階段を下りて、木々に囲まれた清涼な空気が満ちている場所へ入り、石畳の道に出る。  木漏れ日の下、せせらぎが聴こえる小川の横を通ると、日陰を好んで飛ぶ雪の蝶とすれ違った。 「綺麗……」  羽を黄色く発光させる幻想的な姿にエリカ

          【官能小説】幸せの堕ち場所(02)

          おなかのじゅんびは、いかがですか? はむはむはむばーがー。 はむはむはむばーがー。 ぐうぐうぐう。

          おなかのじゅんびは、いかがですか? はむはむはむばーがー。 はむはむはむばーがー。 ぐうぐうぐう。