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疎通と対話 ―社会と組織の中で人々を「乳化」させるもの―

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コミュニケーション(疎通)とは相互に意思を伝達する技術であり、ダイアログ(対話)とは相互の合意目標を発見する工程である。いかに言葉巧みで表現豊かでも、伝達や合意を成し得なければ児… もっと読む
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2019年12月の記事一覧

営業シーンあるある6選!「あの時こうしていればよかった!」総集編

営業シーンあるある6選!「あの時こうしていればよかった!」総集編

Skilled Workers株式会社代表取締役の相川雄輔です。本記事は各業界の営業の方々が日替わりで記事を投稿していく、「営業アドベントカレンダー」という企画の投稿です(19日目を私が担当してます)。

まず、本コンテンツには「体系化されたノウハウ&マネジメント」や「科学的な◯◯」みたいなものはございません。Twitter界隈には数少ない広告代理店出身の私に、その領域を期待してい

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067. 分からなくても、聞いてはいけないこと

067. 分からなくても、聞いてはいけないこと

 同じことを聞かれても、Aさんにはイライラするけど、Bさんにはイライラしない。そんなことありませんか?

 それを意識しながら作業する中で、ちょっと分かってきました。あの人はきっとイライラされるけど、この人はされないなと。

「感情的になっている人の話は信用できない」と言う思い込み

「感情的になっている人の話は信用できない」と言う思い込み

私は今日、トーン・ポリシングという言葉を知った。

トーン・ポリシング (英語: tone policing) とは、発生論の誤謬に基づいて人身攻撃を行ったり議論を拒否したりする行為である。発言の内容ではなく、それが発せられた口調や論調を非難することによって、発言の妥当性を損なう目的で行われる。

例えば、感情を表面に出して何かを訴えている人に対して、「冷静に話してくれないと話にならない」などと言

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「まずい」や「おいしくない」と言うのをやめて3年

「まずい」や「おいしくない」と言うのをやめて3年

テレビドラマ「グランメゾン東京」の第10話で、支配人の京野陸太郎(沢村一樹)が「本州鹿ロースのパイ包み」を作って食べるシーンがありました。シェフの早見倫子(鈴木京香)が「ぼんやりした料理」と言っているのを観て、クスっとしたとともに、「まずい」と言わせなかったドラマ作りに好感が持てました。

おいしいの知ってるマウンティングに嫌悪感僕は、外食先ではもちろんですが、家でも絶対に「まずい」「おいしくない

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人を動かす三原則とは?

デール・カーネギー著の「人を動かす」の中で、「人を動かす三原則」というものが出てきます。
これについて、自分ごととして考えてみました。

1)相手を批判しない。
仕事について他人と議論を交わすとき、往々にして主張が異なります。ある人は「それはAだ!」と言い、ある人は「それはBだ!」と言います。
自分と異なる意見をぶつけられたとき、「それは違う!」と思ってしまうのが普通だと思います。
ここで問題は、

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Twitterの普及に寄る、世間の2ch化

Twitterの普及に寄る、世間の2ch化

先日、こういうツイートを見かけた。

TwitterにはTwitterが普及するに連れて生じた日本のTwitterの中だけで通用するテンプレロジック(定型論理)が存在する様になった。
定型論理には、定型に則っていれば、その定型が通じる場所では相手を論破し易いという特徴がある。論破は一種の成功体験である。成功体験であるがが故に、その成功体験に味を占めてしまうと、それは麻薬となってしまう。
また、論破

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正論だけ言ってればいいと思っているようじゃ、POISON

正論だけ言ってればいいと思っているようじゃ、POISON

「君は、物怖じせずに意見を言えるところが素晴らしいよね」

インターンしていた職場で言われたことがある。当時にしてはTwitterのフォロワーが多く、取材もしてもらったりしていた学生の私は、だれかに対して意見を述べることに人よりも慣れていた。

それからも、フラットで自由な会社に入り、1年目から自分の意見を求められる環境に身を置いていた。「ただの『決めてください』というレポートはナンセンス。自分は

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あなたの影響力で「組織を動かす」ためには

あなたの影響力で「組織を動かす」ためには

“この記事は事業会社で働くデザイナーを中心としたコミュニティInHouseDesignersのアドベントカレンダーの記事です。”

プロダクトづくりにはデザイン思考や、リーンスタートアップなど、世の中には既存の優れたモノづくりのための思考法やフレームワークがすでに多く存在しています、

それらの方法論を利用することで顧客やチームの課題を解決することができると多くの書籍では語られていますが、そ

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「電話が重い。」

とマンボウやしろ氏(先日の『Skyrocket Company』)。「仕事の中断がイヤ」なら時間をズラせばいいし、賢明な方は“1分を争う急用、無理な依頼、メールで伝え難い内容”は電話だ(または会う)。「電話にラインで返す」のが主流とは理解できない。

広島の原爆ドームで聞いた「受け取る人のことを考えて言葉を発する」という話。

広島の原爆ドームで聞いた「受け取る人のことを考えて言葉を発する」という話。

 獣医を初めて辞めた四月、私は次の就職先が決まると同時に広島へ行くことにした。ずっと行きたかった広島へ。行くと決めて数日後の出立。新幹線で行く広島は、思ったより遠かった。

 原爆ドームの周辺には、ボランティアで解説してくれる地元の人がいる。園内に飾られた千羽鶴を見ていると、私も話しかけられた。

「よければ案内するよ」

 眼鏡のおじさんは、もともとライターをやっていたのだと言った。文章を書くの

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「海賊王に、おれはなるっ!」主人公には自信を、ライバルにはプライドを与えよ。

物語の主人公には、目先の勝利にとらわれずに遠くをめざす美学を持たせる。ただその美学をもつまえに、自信をもたせないといけない。なんとかなるって自信を持ってはじめて目先にこだわらないでいられる。

自信とは、途方もない目標に対して、なんとかなると思うことだ。孫さんが創業時にミカン箱の上に乗って、「自分はこの会社を豆腐屋みたいに1兆、2兆と数えられるくらいにもうかる会社にする」と言ったことと、ワンピース

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第225号『無気力を装い一生懸命はカッコ悪いという生き方』

第225号『無気力を装い一生懸命はカッコ悪いという生き方』

私は普段の移動中の電車の中だったり、たまたま入ったお店で隣になった人たちの話をよく“盗み聞き”します。

まぁ“盗み聞き”なんて言い方は表現がヨロシクないかもしれませんが、特に人の多い車両なんかに乗った時には否応なしに周りのサラリーマン集団の会話なんかが聞こえてきたりしませんか?

そういう時に私は単純な好奇心からよく注意して耳を傾けてしまうクセのようなものがあります。

先日たまたま電車で隣り合

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メンタル難民はコミュニケーションがドッヂボール

メンタル難民はコミュニケーションがドッヂボール

カウンセリングを経て、自分の押し殺していた「ネガティブとされる」怒りや悲しみを自覚できるようになってきたけど、まだまだ鈍い。逆に煮沸するときもある。

どうしたもんか。自分の作りたいものを作ることや、外国語に挑戦することでなど表現する方法は増えた。直接相手に言った方がいいと思ったら言えることも増えた。でも、表現できたらできたでモヤモヤする。喧嘩みたいになって余計に感情が昂ることだってある。

紙に

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インクルーシブデザインの「巻き込まれてもらう」難しさ

インクルーシブデザインの「巻き込まれてもらう」難しさ

さゆちゃむです。昨日、乙武さんの義足プロジェクトについて関心をもった結果、下記のような記事を書きました。久しぶりに4000字超えた…

開いて「まじで文字多いじゃん無理」という人もいたかもしれないけど、読んでくれたひとは「めっちゃいいねこれ!!!!!」という興奮冷めやらぬコメントを頂いております。私の興奮がそのまま伝わったようなリアクション本当にありがとうございます。私すごい!これはよすぎる!と思

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