#COMEMO
日本が失った「沈思黙考」の時間
10年先、30年先から振り返ったとき、こう思うのではないだろうか。あの「テレワーク」がエポックメイキングだった。テレワーク・リモート・オンライン時代はあの頃から始まった。それまでの場と時間の構造が大きく変わった。自分時間は倍増した。その倍増した時間との向きあい方で、そのあとが大きく変わった。と気づくのではないだろうか。この2年間、コロナ禍による構造変化を考えつづけてきた池永のCOMEMO「コロナ禍
もっとみるあなたが前に進めない理由 ― ビジネス実践編②
桜花爛漫。琵琶湖北の海津大崎の湖岸4kmにわたる桜並木は圧巻。桜は変わらないが、桜を観る人は変わる。ジョギングしながら桜を観る人、自転車で走りながら桜を観る人、カヌーやカヤックを漕いで湖上から桜を観る人など、桜を観るスタイルは年々変わっていく。
今年、あなたは桜を観に行きましたか?桜をなぜ観に行ったのですか?桜を観ている周りの人はどうでしたか?1年前2年前3年前と、なにか変わったことはなかったで
日本が失った「自尊」(下)
あなたの同期が会社のトップになった。そのトップをリスペクトできますか。自分が仕事を教えた後輩が自分の上司になった。その上司をリスペクトできますか?あいつはうまいことやって上に行ったんだ、あいつは本当は仕事はできないのにトップになったと言ったりするが、若しかしたらその逆になったかもしれない。なのになぜあなたはリスペクトできないのか。
1.人をリスペクトしない日本人会社のトップになった人をあなたはな
コロナ禍後を考える漢字「自尊」(上)
忘れられない11年前の海岸のシーンがある。自衛隊員たちが巨大津波に運ばれて行方不明となった人を探しつづける。土砂のなかから発見したご遺体に「敬礼」しつづけていた姿を思いだす。生命は掛け替えのない尊いものである。コロナ禍後社会を考えるキーワードとして、日本が失いかけている「尊」という言葉を考えたい。
1.なぜ自衛隊員が敬礼するのか?尊という漢字は重く深い。尊は「そん」「とうとい」と読むが、尊とはど
では都市はどうなる?
オンライン、メタバースの時代に突入しようとしている。世界はこれから、いやすでに大きく変わりだしている。オフィス・都市のメタバース化がはじまるなか、都市はどうなっていくのか。現実の都市を生きるのか、仮想の都市を生きるのか、どちらの都市を行き来することになるのか。少なくともいえるのは、私たちはこれから一人何役で生きていく世界がやってくるということ。なによりもこれから私たちが直面するのは、これまでの「都
もっとみる「誰からリストラするのか」から3年 ― みんな一緒のなかのちょっとした満足(下)
北京五輪が終わった。いろいろな問題がおこったが、数々の感動にも湧いた。“すごいね、カッコいい、よかったなあ”。 しかしその感動は長くつづくわけではない。メダルをとった瞬間あんなに感動したコトが、次の感動の瞬間には薄れだし、その次の感動の瞬間には過去となる。かくのごとき私たちは感動を次々に忘れていく。それだけではない。感動させてもらった選手たちのその後に思いを至すことは少ない。
1.オタク文化がな