ALKOTTO

京都を訪れる外国人観光客向け英字フリーペーパーENJOY KYOTOと京都外国語大学グ…

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京都を訪れる外国人観光客向け英字フリーペーパーENJOY KYOTOと京都外国語大学グローバル観光学科の学生有志が共同運営する観光メディア「ALKOTTO」公式アカウント。ALKOTTO=「歩く」+「古都」。歩くまち京都を外大生目線で発信し、トコトコ京都を歩こっと、とメッセージ。

マガジン

  • ALKOTTO初主催イベント「浴衣で初夏の京都をあるこっと」

  • Editor's note まえがきとしてのあとがき

    編集長・松島直哉による編集後記のような社説のようなエッセイ。不定期更新。京都の日常や観光にまつわるニュース、そしてALKOTTOの活動などについて書いていきます。

  • 「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼

    ALKOTTO編集長の松島直哉が青春期を過ごした木幡の街に点在している「光る君へ」で話題の藤原北家の陵墓をめぐりながら、藤原氏栄華と衰退の歴史と現在の個人史が交錯するおさんぽエッセイ。全8回(予定)。

  • KUFS with EK Issue3 京都ファッション特集

    ENJOY KYOTOと京都外国語大学グローバル観光学科の学生との協働により制作された英字フリーパーパー特別号の第3弾。今回は「京都を着よう!」をテーマに京都のファッションを特集しました。学生たち自身でアイテム選びからコーディネート、モデルに取材に記事執筆、翻訳までを担当。新しいスタイルの和装を外国人に提案し、京都ファッションで京都を歩くことはもちろん、京都の服をお土産に、それぞれの国のそれぞれの街で京都の服で歩こうとメッセージしています。

  • メンバー紹介インタビューマガジン

記事一覧

「浴衣で初夏の京都を歩こっと」第3回 ALKOTTOのメンバーと過ごす忘れられない初夏の一日

~わたしが体験した京都での初夏の一日編~ こんにちは。ALKOTTO3回生の鈴木里菜です。 本記事は、全6回からなるマガジン「浴衣で初夏の京都を歩こっと」の3回目。わた…

ALKOTTO
3日前
6

「浴衣で初夏の京都を歩こっと」第2回 心夏めく、初夏の京都をあるこっと。

~初夏の京都の楽しみ方と美しさ編~ こんにちは。 3回生でALKOTTOのリーダーの田中萌々花です。 今回は6月16日に実施した「浴衣で初夏の京都をあるこっと」という私たち…

ALKOTTO
9日前
9

「浴衣で初夏の京都を歩こっと」第1回イントロダクション

~企画のはじまり、事前準備のあれこれ編~ こんにちは。ALKOTTO4回生の剱物真桜です。ご無沙汰の投稿になりました。 祇園祭の前・後祭も過ぎ、京都もいよいよ暑さが本番…

ALKOTTO
12日前
6

歴史ある街・京都で刀に魅了されるほのかちゃん

こんにちは。京都外国語大学グローバル観光学科3回生の鈴木里菜です。 すでに何本かあがっているALKOTTOメンバーのインタビュー記事。今回、わたしは現在ALKOTTOのInstagr…

ALKOTTO
1か月前
10

#11 「ほんとに新しいことは、いつまでたっても古くならないこと」 〜ALKOTTO 2周年によせて〜

おひさしぶりの編集長日記の更新です。5月の末に、とにかく長くてひたすらエモい、きわめてパーソナルな旅日記をまとめて投稿したりはしていました。 ただ、この編集長ブ…

ALKOTTO
1か月前
21

KYOTO 10000歩ダイアリー 第一歩「チャイナコーデと、夏の魚と、有名人の死」

こんにちは。京都外国語大学3回生の河原のどかです。もう大学生活の折り返し地点にたち、最近の趣味は散歩。1日10000歩以上歩くのが目標。大学とアパートの往復だけだと、…

ALKOTTO
2か月前
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「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その8(最終回) 「天使たちのシーン」/「奇跡」

京都外国語大学のグローバル観光学科の学生と一緒に運営しているメディアALKOTTOのnoteにおいて、編集長として関わっているコピーライターでENJOY KYOTOの編集長でもあるこ…

ALKOTTO
2か月前
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「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その7 「New World Coming」

どうも、編集長の松島直哉です。日本史を自分史と重ねてたどる連載お散歩エッセイ「宇治陵巡礼」もいよいよフィナーレ目前、残すところあと2回となった。塔、光、坂、神、…

ALKOTTO
2か月前
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「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その6 「君の犬」

さて、この連載もそろそろ終わりが見えてきた。塔、光、坂、神ときて今回は「死」がテーマになる。まあ墓巡りなのだからそもそもこのエッセイというかコラムのすべてが死を…

ALKOTTO
3か月前
19

「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その5 「歓喜の歌」

さて、藤原基経の陵墓とされる36号は、ここ許波多神社の境内にある。じつはこの「許波多神社」というのは少し離れた場所にもうひとつある。わりと近くに同じ名前のふたつの…

ALKOTTO
3か月前
26

「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その4 「坂の下に見えたあの街に」

どうも編集長の松島です。日本史と自分史を重ねて歩くお散歩エッセイ「宇治陵巡礼」シリーズのいよいよ中盤。前回は前半のクライマックスであり、宇治陵において南部にあた…

ALKOTTO
3か月前
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「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その3 「ある光」

「宇治陵15号」はとても大きく、立派な陵墓だったが、埋葬者は不明のようだった。前方後円墳なのでもしかしたら藤原北家のものではなくそれ以前の古墳時代にこの地に形成さ…

ALKOTTO
3か月前
24

「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その2 「見張塔からずっと」

京都市内の自宅を出たのが7時前。こんなに早起きをして街を歩くのは久しぶりだった。少し肌寒い初夏の朝。ふと、中学のときの夏休みの登校日のことを思い出す。当時気にな…

ALKOTTO
3か月前
5

「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その1 「始まりへと続く道の終わり」

どうも。編集長の松島です。ひさしぶりに自分で書く記事の更新なんだけど、今回は編集長日記ではなく、ちょっとガチめのエッセイ企画をやってみたい。 というのも、NHK大河…

ALKOTTO
3か月前
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京都4年目の春 〜美月ちゃんが教えてくれた、明るくも憂鬱な春を健やかに楽しむ秘訣〜

グローバル観光学科4年 剱物 真桜 みなさん、こんにちは。 新年度が始まり、1年生から活動に参加していた私もついに4年生!昨年度はALKOTTOのリーダーをさせてもらって…

ALKOTTO
4か月前
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「吉靴房」ーきっかけは足元から

<編集・記事執筆> 京都外国語大学 国際貢献学部 グローバル観光学科2回生 島岡未侑 今回わたしたちが制作した外国人観光客向け英字フリーペーパーENJOY KYOTOでは、「京…

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4か月前
10
「浴衣で初夏の京都を歩こっと」第3回 ALKOTTOのメンバーと過ごす忘れられない初夏の一日

「浴衣で初夏の京都を歩こっと」第3回 ALKOTTOのメンバーと過ごす忘れられない初夏の一日

~わたしが体験した京都での初夏の一日編~

こんにちは。ALKOTTO3回生の鈴木里菜です。
本記事は、全6回からなるマガジン「浴衣で初夏の京都を歩こっと」の3回目。わたしは今回、浴衣企画に参加して体験したことを思いのままに綴ろうと思います。

「浴衣で初夏の京都を歩こっと」
まおさんからこのイベントを企画しているというお話を聞いたときから、絶対に参加したいと楽しみにしていて待ち遠しかったこの

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「浴衣で初夏の京都を歩こっと」第2回 心夏めく、初夏の京都をあるこっと。

「浴衣で初夏の京都を歩こっと」第2回 心夏めく、初夏の京都をあるこっと。

~初夏の京都の楽しみ方と美しさ編~

こんにちは。
3回生でALKOTTOのリーダーの田中萌々花です。

今回は6月16日に実施した「浴衣で初夏の京都をあるこっと」という私たちALKOTTO初の主催イベントについて、私はとくに「京都の初夏の美しさ」という視点で書いてみたいと思います。

私が京都へ来てよく感じること、それは季節が四つではおさまらないこと。四つの季節の間に、いったいいくつの季節を持っ

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「浴衣で初夏の京都を歩こっと」第1回イントロダクション

「浴衣で初夏の京都を歩こっと」第1回イントロダクション

~企画のはじまり、事前準備のあれこれ編~
こんにちは。ALKOTTO4回生の剱物真桜です。ご無沙汰の投稿になりました。

祇園祭の前・後祭も過ぎ、京都もいよいよ暑さが本番を迎えましたね。

京都の夏は、夏越の大祓に始まり祇園祭でクライマックスを迎え、五山の送り火で終わりに向かっていきます。とにかく湿気と日差しにやられる京都の夏ですが、風物詩が盛りだくさんで飽きることがなく、どうにも部屋に籠ることを

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歴史ある街・京都で刀に魅了されるほのかちゃん

歴史ある街・京都で刀に魅了されるほのかちゃん

こんにちは。京都外国語大学グローバル観光学科3回生の鈴木里菜です。

すでに何本かあがっているALKOTTOメンバーのインタビュー記事。今回、わたしは現在ALKOTTOのInstagram担当で、YouTubeチームの立ち上げにもかかわってくれている佐武ほのかちゃんについて記事を書きました。

インタビューしたのは4月初旬。あれから少し時間が経ってしまった。とにかく待ちに待ったその日は、京都の満開

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#11 「ほんとに新しいことは、いつまでたっても古くならないこと」 〜ALKOTTO 2周年によせて〜

#11 「ほんとに新しいことは、いつまでたっても古くならないこと」 〜ALKOTTO 2周年によせて〜

おひさしぶりの編集長日記の更新です。5月の末に、とにかく長くてひたすらエモい、きわめてパーソナルな旅日記をまとめて投稿したりはしていました。

ただ、この編集長ブログを書くのは昨年の大晦日に書いた昨年度の人気記事まとめ以来、じつに半年ぶりとなります。この半年だけでもほんとうに濃密でいろんなことがあったのですが、ともかく今日はこの2年の活動をザッと振り返りたいと思います。

というのも、そう、今日は

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KYOTO 10000歩ダイアリー 第一歩「チャイナコーデと、夏の魚と、有名人の死」

KYOTO 10000歩ダイアリー 第一歩「チャイナコーデと、夏の魚と、有名人の死」

こんにちは。京都外国語大学3回生の河原のどかです。もう大学生活の折り返し地点にたち、最近の趣味は散歩。1日10000歩以上歩くのが目標。大学とアパートの往復だけだと、3000歩くらいで終わってしまう日も多々あるけれども。
プラス、エッセイを読むことが多くなり、のびのびと文章に書かれていることが羨ましくて、散歩しながら考えていることを書き起こせたらと思ったのが、始まり。
時間潰しにでも読んでもらえた

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「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その8(最終回) 「天使たちのシーン」/「奇跡」

「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その8(最終回) 「天使たちのシーン」/「奇跡」

京都外国語大学のグローバル観光学科の学生と一緒に運営しているメディアALKOTTOのnoteにおいて、編集長として関わっているコピーライターでENJOY KYOTOの編集長でもあるこのぼく松島直哉が書き連ねてきた、日本史と自分史を重ねてたどるお散歩エッセイ「宇治陵巡り」。いよいよ今回が最終回である。やまない雨はなく、明けない夜がないように、どんな出会いにもやがて別れがあるように、長い長い旅にも当然

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「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その7 「New World Coming」

「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その7 「New World Coming」

どうも、編集長の松島直哉です。日本史を自分史と重ねてたどる連載お散歩エッセイ「宇治陵巡礼」もいよいよフィナーレ目前、残すところあと2回となった。塔、光、坂、神、死ときて、今回は「新」をテーマにしてみようと思う。前回、藤原道長の陵墓(とされている…これをいちいち書くのもめんどうになってきたが一応プロのライターなのもあって諸説あるものはそう記載しておかないとどうにも落ち着かない性分なので)を巡った。「

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「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その6 「君の犬」

「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その6 「君の犬」

さて、この連載もそろそろ終わりが見えてきた。塔、光、坂、神ときて今回は「死」がテーマになる。まあ墓巡りなのだからそもそもこのエッセイというかコラムのすべてが死をテーマにしていることにはなるのだろうけど。
藤原基経の陵墓とされる宇治陵36号がある許波多神社から、いよいよ今回の本命中の本命であり、「光る君へ」の主人公である藤原道長の陵墓とされている宇治陵32号へと向かう。「響け!ユーフォニアム」の聖地

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「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その5 「歓喜の歌」

「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その5 「歓喜の歌」

さて、藤原基経の陵墓とされる36号は、ここ許波多神社の境内にある。じつはこの「許波多神社」というのは少し離れた場所にもうひとつある。わりと近くに同じ名前のふたつの神社があるというのは考えてみたらかなり奇妙な状況なのだけど、これも住んでいたころはあたりまえのように思っていたなあ。
いまからもう7年前の2017年にENJOY KYOTOで宇治特集をやったときに、この長年気になっていた謎を解くべく取材し

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「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その4 「坂の下に見えたあの街に」

「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その4 「坂の下に見えたあの街に」

どうも編集長の松島です。日本史と自分史を重ねて歩くお散歩エッセイ「宇治陵巡礼」シリーズのいよいよ中盤。前回は前半のクライマックスであり、宇治陵において南部にあたる黄檗エリア最大のお目当てであった藤原兼家の眠る(とされている)13号の魔力のようなものに冒されたのか、ちょっと語りすぎてしまった。ぼく個人の内面ではなく目にした情景を、それももうすこし淡々と描写していきたいと思う。

さて、13号を後にし

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「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その3 「ある光」

「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その3 「ある光」

「宇治陵15号」はとても大きく、立派な陵墓だったが、埋葬者は不明のようだった。前方後円墳なのでもしかしたら藤原北家のものではなくそれ以前の古墳時代にこの地に形成されていたとされる古墳群のひとつなのかも知れない。ちょうど森の向こうに太陽が昇っていて、後光がさしているようだった。強い光が、強い闇を生み出す。まさに藤原家の歴史のようだとぼくは思った。

それにしても祝日でおまけによく晴れたお出かけ日和で

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「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その2 「見張塔からずっと」

「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その2 「見張塔からずっと」

京都市内の自宅を出たのが7時前。こんなに早起きをして街を歩くのは久しぶりだった。少し肌寒い初夏の朝。ふと、中学のときの夏休みの登校日のことを思い出す。当時気になっていた女の子がいた。ふだん学校で毎日顔を合わせていたその子が、その夏休みの登校日のときだけ、なぜだかすこし大人びて見え、まるで初めて会った転校生のように感じたことを覚えている。

15分ほど歩き、最寄り駅近くのコメダコーヒーでモーニングを

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「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その1 「始まりへと続く道の終わり」

「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その1 「始まりへと続く道の終わり」

どうも。編集長の松島です。ひさしぶりに自分で書く記事の更新なんだけど、今回は編集長日記ではなく、ちょっとガチめのエッセイ企画をやってみたい。
というのも、NHK大河ドラマ「光る君へ」は、いよいよ道長が政権トップの座に就こうというまさに前半のクライマックスを迎えようとするところ。現在は京都市内だけではなく宇治でも、この「光る君へ」にちなんで源氏物語関連の観光企画が催されている。またそれに加えてこのゴ

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京都4年目の春 〜美月ちゃんが教えてくれた、明るくも憂鬱な春を健やかに楽しむ秘訣〜

京都4年目の春 〜美月ちゃんが教えてくれた、明るくも憂鬱な春を健やかに楽しむ秘訣〜

グローバル観光学科4年 剱物 真桜

みなさん、こんにちは。

新年度が始まり、1年生から活動に参加していた私もついに4年生!昨年度はALKOTTOのリーダーをさせてもらっていたのだけど、その役職ももうじき代替わりだ。今年は後輩たちのサポートをしながら、このチームをもっと進化させることができるよう活動していこうと思う。ここにも積極的に記事を書いていきたいなと思うので、見守ってくださると嬉しいです。

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「吉靴房」ーきっかけは足元から

「吉靴房」ーきっかけは足元から

<編集・記事執筆>
京都外国語大学 国際貢献学部
グローバル観光学科2回生
島岡未侑

今回わたしたちが制作した外国人観光客向け英字フリーペーパーENJOY KYOTOでは、「京都を着よう」をテーマにわたしたち自身が京都のファッションブランドの中からいくつかのアイテムをセレクト。「Cool Modern Style」をテーマにしたコーディネートを提案しています。そのなかで吉靴房さんの「寸五五枚丈」

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