ALKOTTO

京都を訪れる外国人観光客向け英字フリーペーパーENJOY KYOTOと京都外国語大学グ…

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京都を訪れる外国人観光客向け英字フリーペーパーENJOY KYOTOと京都外国語大学グローバル観光学科の学生有志が共同運営する観光メディア「ALKOTTO」公式アカウント。ALKOTTO=「歩く」+「古都」。歩くまち京都を外大生目線で発信し、トコトコ京都を歩こっと、とメッセージ。

マガジン

  • Editor's note まえがきとしてのあとがき

    編集長・松島直哉による編集後記のような社説のようなエッセイ。不定期更新。京都の日常や観光にまつわるニュース、そしてALKOTTOの活動などについて書いていきます。

  • 「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼

    ALKOTTO編集長の松島直哉が青春期を過ごした木幡の街に点在している「光る君へ」で話題の藤原北家の陵墓をめぐりながら、藤原氏栄華と衰退の歴史と現在の個人史が交錯するおさんぽエッセイ。全8回(予定)。

  • KUFS with EK Issue3 京都ファッション特集

    ENJOY KYOTOと京都外国語大学グローバル観光学科の学生との協働により制作された英字フリーパーパー特別号の第3弾。今回は「京都を着よう!」をテーマに京都のファッションを特集しました。学生たち自身でアイテム選びからコーディネート、モデルに取材に記事執筆、翻訳までを担当。新しいスタイルの和装を外国人に提案し、京都ファッションで京都を歩くことはもちろん、京都の服をお土産に、それぞれの国のそれぞれの街で京都の服で歩こうとメッセージしています。

  • メンバー紹介インタビューマガジン

  • メンバー・プロフィール

    ALKOKTTOの記事の執筆はじめに製作に携わる編集メンバーのプロフィール一覧。

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メディア ALKOTTOについて

「歩く」+「古都」=歩こっと→ALKOTTO ALKOTTO(アルコット)は、ENJOY KYOTOと京都外国語大学グローバル観光学科の学生たちと立ち上げたメディア。基本的には京都の文化や観光について、京都の外国語大学でグローバルな視点に立って観光について学んでいる大学生の語り口で紹介していこうというもので、いってみればENJOY KYOTOの姉妹店みたいなものである。 ●instagramはこちら ●twitterはこちら まずENJOY KYOTOについてかんたん

    • 歴史ある街・京都で、刀に魅了されるほのかちゃん

      こんにちは。京都外国語大学グローバル観光学科3回生の鈴木里菜です。 すでに何本かあがっているALKOTTOメンバーのインタビュー記事。今回、わたしは現在ALKOTTOのInstagram担当で、YouTubeチームの立ち上げにもかかわってくれている佐武ほのかちゃんについて記事を書きました。 インタビューしたのは4月初旬。あれから少し時間が経ってしまった。とにかく待ちに待ったその日は、京都の満開の桜に出迎えられて待ち合わせの場所まで向かいました。その場所とは、北野白梅町にあ

      • 「ほんとに新しいことは、いつまでたっても古くならないこと」 〜ALKOTTO 2周年によせて〜

        おひさしぶりの編集長日記の更新です。5月の末に、とにかく長くてひたすらエモい、きわめてパーソナルな旅日記をまとめて投稿したりはしていました。 ただ、この編集長ブログを書くのは昨年の大晦日に書いた昨年度の人気記事まとめ以来、じつに半年ぶりとなります。この半年だけでもほんとうに濃密でいろんなことがあったのですが、ともかく今日はこの2年の活動をザッと振り返りたいと思います。 というのも、そう、今日は2024年の7月1日。つまり今日はぼくにとってはフリーランスになって12年がたっ

        • KYOTO 10000歩ダイアリー 第一歩「チャイナコーデと、夏の魚と、有名人の死」

          こんにちは。京都外国語大学3回生の河原のどかです。もう大学生活の折り返し地点にたち、最近の趣味は散歩。1日10000歩以上歩くのが目標。大学とアパートの往復だけだと、3000歩くらいで終わってしまう日も多々あるけれども。 プラス、エッセイを読むことが多くなり、のびのびと文章に書かれていることが羨ましくて、散歩しながら考えていることを書き起こせたらと思ったのが、始まり。 時間潰しにでも読んでもらえたらうれしいです。では一歩目のお話を。 6:37家を出た。 気温は19度。予報通

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        • 歴史ある街・京都で、刀に魅了されるほのかちゃん

        • 「ほんとに新しいことは、いつまでたっても古くならないこと」 〜ALKOTTO 2周年によせて〜

        • KYOTO 10000歩ダイアリー 第一歩「チャイナコーデと、夏の魚と、有名人の死」

        マガジン

        • Editor's note まえがきとしてのあとがき
          11本
        • 「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼
          8本
        • KUFS with EK Issue3 京都ファッション特集
          18本
        • メンバー紹介インタビューマガジン
          2本
        • メンバー・プロフィール
          13本
        • 京都の商店街を歩く
          1本

        記事

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その8(最終回) 「天使たちのシーン」/「奇跡」

          京都外国語大学のグローバル観光学科の学生と一緒に運営しているメディアALKOTTOのnoteにおいて、編集長として関わっているコピーライターでENJOY KYOTOの編集長でもあるこのぼく松島直哉が書き連ねてきた、日本史と自分史を重ねてたどるお散歩エッセイ「宇治陵巡り」。いよいよ今回が最終回である。やまない雨はなく、明けない夜がないように、どんな出会いにもやがて別れがあるように、長い長い旅にも当然のように終わりというものはやってくる。 塔、光、坂、神、死、新、と来て最後を飾る

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その8(最終回) 「天使たちのシーン」/「奇跡」

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その7 「New World Coming」

          どうも、編集長の松島直哉です。日本史を自分史と重ねてたどる連載お散歩エッセイ「宇治陵巡礼」もいよいよフィナーレ目前、残すところあと2回となった。塔、光、坂、神、死ときて、今回は「新」をテーマにしてみようと思う。前回、藤原道長の陵墓(とされている…これをいちいち書くのもめんどうになってきたが一応プロのライターなのもあって諸説あるものはそう記載しておかないとどうにも落ち着かない性分なので)を巡った。「光る君へ」の主人公でもある道長なので、まあ今回のシリーズのメインイベントといって

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その7 「New World Coming」

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その6 「君の犬」

          さて、この連載もそろそろ終わりが見えてきた。塔、光、坂、神ときて今回は「死」がテーマになる。まあ墓巡りなのだからそもそもこのエッセイというかコラムのすべてが死をテーマにしていることにはなるのだろうけど。 藤原基経の陵墓とされる宇治陵36号がある許波多神社から、いよいよ今回の本命中の本命であり、「光る君へ」の主人公である藤原道長の陵墓とされている宇治陵32号へと向かう。「響け!ユーフォニアム」の聖地のひとつでもあるマクドナルド木幡店の前を通り過ぎ、モネの絵のような水路を超えて、

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その6 「君の犬」

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その5 「歓喜の歌」

          さて、藤原基経の陵墓とされる36号は、ここ許波多神社の境内にある。じつはこの「許波多神社」というのは少し離れた場所にもうひとつある。わりと近くに同じ名前のふたつの神社があるというのは考えてみたらかなり奇妙な状況なのだけど、これも住んでいたころはあたりまえのように思っていたなあ。 いまからもう7年前の2017年にENJOY KYOTOで宇治特集をやったときに、この長年気になっていた謎を解くべく取材したことがあった。窯元の朝日焼さんやお茶の通圓さん、ミュージシャンの岡崎体育さんと

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その5 「歓喜の歌」

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その4 「坂の下に見えたあの街に」

          どうも編集長の松島です。日本史と自分史を重ねて歩くお散歩エッセイ「宇治陵巡礼」シリーズのいよいよ中盤。前回は前半のクライマックスであり、宇治陵において南部にあたる黄檗エリア最大のお目当てであった藤原兼家の眠る(とされている)13号の魔力のようなものに冒されたのか、ちょっと語りすぎてしまった。ぼく個人の内面ではなく目にした情景を、それももうすこし淡々と描写していきたいと思う。 さて、13号を後にしてふたたび府道まで坂道を降りていく。しかしそれにしても、坂道である。ずっと。登っ

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その4 「坂の下に見えたあの街に」

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その3 「ある光」

          「宇治陵15号」はとても大きく、立派な陵墓だったが、埋葬者は不明のようだった。前方後円墳なのでもしかしたら藤原北家のものではなくそれ以前の古墳時代にこの地に形成されていたとされる古墳群のひとつなのかも知れない。ちょうど森の向こうに太陽が昇っていて、後光がさしているようだった。強い光が、強い闇を生み出す。まさに藤原家の歴史のようだとぼくは思った。 それにしても祝日でおまけによく晴れたお出かけ日和であるにもかかわらず、周囲には観光客はおろか、住民にもほとんど出会うこともなかった

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その3 「ある光」

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その2 「見張塔からずっと」

          京都市内の自宅を出たのが7時前。こんなに早起きをして街を歩くのは久しぶりだった。少し肌寒い初夏の朝。ふと、中学のときの夏休みの登校日のことを思い出す。当時気になっていた女の子がいた。ふだん学校で毎日顔を合わせていたその子が、その夏休みの登校日のときだけ、なぜだかすこし大人びて見え、まるで初めて会った転校生のように感じたことを覚えている。 15分ほど歩き、最寄り駅近くのコメダコーヒーでモーニングを食べて腹ごしらえ。モーニング、これもずいぶんとひさしぶりのことだった。高校を卒業

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その2 「見張塔からずっと」

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その1 「始まりへと続く道の終わり」

          どうも。編集長の松島です。ひさしぶりに自分で書く記事の更新なんだけど、今回は編集長日記ではなく、ちょっとガチめのエッセイ企画をやってみたい。 というのも、NHK大河ドラマ「光る君へ」は、いよいよ道長が政権トップの座に就こうというまさに前半のクライマックスを迎えようとするところ。現在は京都市内だけではなく宇治でも、この「光る君へ」にちなんで源氏物語関連の観光企画が催されている。またそれに加えてこのゴールデンウィークには国内外から多くの観光客が宇治を訪れていたらしく、あちこち大混

          「光る君へ」のその後をめぐる宇治陵巡礼  その1 「始まりへと続く道の終わり」

          京都4年目の春 〜美月ちゃんが教えてくれた、明るくも憂鬱な春を健やかに楽しむ秘訣〜

          グローバル観光学科4年 剱物 真桜 みなさん、こんにちは。 新年度が始まり、1年生から活動に参加していた私もついに4年生!昨年度はALKOTTOのリーダーをさせてもらっていたのだけど、その役職ももうじき代替わりだ。今年は後輩たちのサポートをしながら、このチームをもっと進化させることができるよう活動していこうと思う。ここにも積極的に記事を書いていきたいなと思うので、見守ってくださると嬉しいです。 「花の精」につられてやってくる疫神を鎮める奇祭 桜の散る4月14日に行われ

          京都4年目の春 〜美月ちゃんが教えてくれた、明るくも憂鬱な春を健やかに楽しむ秘訣〜

          「吉靴房」ーきっかけは足元から

          <編集・記事執筆> 京都外国語大学 国際貢献学部 グローバル観光学科2回生 島岡未侑 今回わたしたちが制作した外国人観光客向け英字フリーペーパーENJOY KYOTOでは、「京都を着よう」をテーマにわたしたち自身が京都のファッションブランドの中からいくつかのアイテムをセレクト。「Cool Modern Style」をテーマにしたコーディネートを提案しています。そのなかで吉靴房さんの「寸五五枚丈」という革靴を使わせていただきました。 そこで、吉靴房の野島孝介さんにブランド設

          「吉靴房」ーきっかけは足元から

          「アトリエシムラ」ーストールから吹きこぼれる命の色。

          <編集:記事執筆> 京都外国語大学 国際貢献学部 グローバル観光学科2回生 佐武ほのか 今回はわたしたちは紙面の「クール・モダン・スタイル」をテーマにコーディネートに取り入れた「色合わせストール ロスコー真紅と金茶」を制作・販売している。ブランド「アトリエシムラ」さんに取材。嵯峨野・大覚寺近くにあるアトリエシムラの工房を訪れ、代表の志村昌司さんにお話を伺いました。 人間国宝・志村ふくみの色を、次世代へと継承するために。  アトリエシムラは紬織(つむぎおり)の人間国宝・志

          「アトリエシムラ」ーストールから吹きこぼれる命の色。

          「IANIKA」―無駄のない生地を楽しむ。飽きないメーカーを、京都から。

          <編集・記事執筆> 京都外国語大学 国際貢献学部 グローバル観光学科1回生 吉田 愛 イージーオーダーのアパレルメーカーIANIKA誕生 ファッションデザイナー・園山千恵子さんが手がけるアパレルメーカーIANIKA。通常の小売店とは異なり、お客さんが気に入ったサンプル商品をベースに、そのお客様に合わせて作る「イージーオーダー」のシステムを採用しています。たとえば半年に一回のペースで出店している百貨店のポップアップストアに来店したお客様からオーダーをもらい、ポップアップ期間

          「IANIKA」―無駄のない生地を楽しむ。飽きないメーカーを、京都から。