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「おもい」と言葉と、考える。雑誌を作りたい、インタビューしたい、ライターになりたい、言…

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「おもい」と言葉と、考える。雑誌を作りたい、インタビューしたい、ライターになりたい、言葉を扱う仕事がしたい、話を聴ける人になりたい。文章の上で、みつけたい。編集部アシスタント2022/4~

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  • マノミコト

    こころのおくのほう。毎日更新。     マルハダカ。

記事一覧

初志と原点

【初心】初志。最初の決心。習い始めて未熟なこと。 【初志】はじめに思い立った考え・望み。 【原点】物事の出発点。根源となるところ。 自分の感覚を取り戻す機会が届き…

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1年前

編集者の押し出され

時というのは、思いもしない頃にやって来る。 立ち止まって1週間足らずでその時が来た。 これを機に淀みがなくなっていくと期待してもいいのだろうか? 流れ出したらこっ…

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1年前

編集者の立ち止まり

久しぶりに書こうと思い立って、まずはじめに、ふと気が付いたこと。こんなに自由な白紙は、いつぶりだろう。 雑誌の宣伝のために紹介文を書く。スウィング動画の解説文を…

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1年前
4

編集者の1.5歩目

企画が本格的に進行し始めて、絶句したのは、週刊誌の編集者がこなすスケジュールと対峙したときだった。 週刊編集部には、とにかく、とにかく時間がないため、取材予定日…

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1年前
2

編集者の1歩目

出版社で働き始めて4か月目に突入しました。 入りたて、初めて担当したのは、毎週の試合結果を掲載するページ。縦書きのときは半角、良いスコアのときは左寄せだけどその…

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1年前
5

トンチンカン

トンチンカンなことを言いたい。誰にも分からないような、頭がおかしいこと。意味が分からないことを伝えたい。 私の文体は、窮屈で、力がクッと入っている感じがして、そ…

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1年前

なんで

本屋さんをブラブラしていたら、とある一冊に一目惚れした。蒼井優さんのかき氷の連載が本になったもの。『今日もかき氷』という題名で、そのなかの【進化版】という一番新…

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1年前
1

これから

4月4日(月)から、アルバイトとして、ゴルフ雑誌の出版社で働くことになった。 芸能関係の出版社から不採用通知を受けて、そのまますぐ、無心で、編集プロダクションの募…

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2年前
4

追記

学校へ提出してしまった卒論に、書き足したいことがあります。最後の最後まで書き始めることのできなかった「おわりに」の文章。やっと、私の内側から溢れ出してくれたよう…

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2年前
3

『 重心 』

私は、嵐が好きだ。 活動休止の期間が始まって、一年以上。ずっと思い焦がれながら、その月日を過ごしている。 いつ、終止符が打たれるのか分からない、いや、打たれるこ…

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2年前
5

2022/1/11 「満たされなくて」

独りで満たされてみたくて、一人で行った。怖れることは何もなく、ただただ、期待ばかりが大きくなっていたと思う。 今回行った先の空間は、やはり演者と観客という線引き…

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2年前
4

書き終えて

卒論を書き終えて、特に何も感じることができなかった。達成感もなければ、書き上げられなかったという悔しさもなく、特に何も感じないのだ。取り組み始めて約二年。といっ…

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2年前
6

あい。

いつものこと 見つめるとあなたは 私の涙 拭ってくれるでしょ その奇跡は 花を咲かせたから そのひとつを お返ししてあげる 光たちが 波を呼び寄せて うたが まにまに胸…

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2年前

2021/11/3 「変わらないこと」

あと四か月で大学生活が終わる。四年間も続いてきた日々が終了するのだ。 私は、未来志向の人間で。それは約15年前の、小学生の頃から変わらない。 小学生の頃は、制服と…

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2年前
8

2021/10/19 「ロッソ・ノービレ」

私は何故、二年半続けていたアルバイトを突然辞めたのか。私はどうして、あの人のことを好きになったのか。それにはその時の、何かしらの理由がある。 しかし、一二年と年…

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2年前
2

2021/10/8 「これから」

私は少し、人生をお休みしようと思う。今日見終わったドラマで、使われていた言葉だから使ってみた。 私には「人を思うこと」がわからない。ずっと考えてきたつもりだ。そ…

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2年前
8
初志と原点

初志と原点

【初心】初志。最初の決心。習い始めて未熟なこと。
【初志】はじめに思い立った考え・望み。
【原点】物事の出発点。根源となるところ。

自分の感覚を取り戻す機会が届き、受け取った。ありがとうの代わりに返したいです。あの日から今日まで、頂いた一言に懸けた時間。それが私の初志だったから。

私にとっては、言葉に対する反応なんて不要なもので、その言葉を知ることが重要だった。一言の深層に目を向けてよ、ってい

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編集者の押し出され

編集者の押し出され

時というのは、思いもしない頃にやって来る。
立ち止まって1週間足らずでその時が来た。

これを機に淀みがなくなっていくと期待してもいいのだろうか? 流れ出したらこっちのもんだと図に乗っても、許してもらえるだろうか?

私はこれから月刊編集部で働くことになる。

週刊から月刊。現在の編集部で「やり遂げた」と、言い張れる事柄が何もない。それだけが胸に刺さる。それなのに、なぜ流れ始めたのか。見当がつくは

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編集者の立ち止まり

編集者の立ち止まり

久しぶりに書こうと思い立って、まずはじめに、ふと気が付いたこと。こんなに自由な白紙は、いつぶりだろう。

雑誌の宣伝のために紹介文を書く。スウィング動画の解説文を書く。取材してきた内容をまとめる。
白紙が準備されていても、それなりに書く内容が決まっているから自由じゃない。そういう日常にイレギュラーなことが舞い込んでくると、困惑する。自分の意思で書き始めている? いやいや、舞い込んできたのだ。書くこ

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編集者の1.5歩目

編集者の1.5歩目

企画が本格的に進行し始めて、絶句したのは、週刊誌の編集者がこなすスケジュールと対峙したときだった。

週刊編集部には、とにかく、とにかく時間がないため、取材予定日の約1週間前から取材依頼の連絡を取り始める。そして、1日1件では、見開き数ページ分の情報量には到底追いつけないので、1日2件以上、取材先を回るのが常なのだ。まして今回担当したのは旅系企画。1日に訪れる取材先の数はもちろん、あっちこっちと飛

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編集者の1歩目

編集者の1歩目

出版社で働き始めて4か月目に突入しました。

入りたて、初めて担当したのは、毎週の試合結果を掲載するページ。縦書きのときは半角、良いスコアのときは左寄せだけどその他は右寄せ、など細かな決まりがあるデータ入力と、見方の分からないリーダーボード(試合結果の詳細)に沿ってのテキスト作成に戸惑っていました。でも、このページは選手名や大会名を覚えるにはもってこい。新人は大概、このページからスタートするんだそ

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トンチンカン

トンチンカン

トンチンカンなことを言いたい。誰にも分からないような、頭がおかしいこと。意味が分からないことを伝えたい。

私の文体は、窮屈で、力がクッと入っている感じがして、それは自分でもよくわかってる。自分じゃないなって、辛くなる。

周りを固めて守ってる感じがする。キュッとなってる。

刃を向けていても、中身は臆病。脆さを必死でカバーしている。別に、炎が燃えあがってるわけじゃない。暗くて、冷え切ってて、地面

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なんで

なんで

本屋さんをブラブラしていたら、とある一冊に一目惚れした。蒼井優さんのかき氷の連載が本になったもの。『今日もかき氷』という題名で、そのなかの【進化版】という一番新しい本だ。これの前に、【初回版】と【完全版】という二冊が出版されている。連載から初めて本になるというときに、【初回版】と名付けられていた、あるいは、そうなることが想定されて制作されたとするなら、私はこの本の編集チームが心底羨ましい。発行後、

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これから

これから

4月4日(月)から、アルバイトとして、ゴルフ雑誌の出版社で働くことになった。

芸能関係の出版社から不採用通知を受けて、そのまますぐ、無心で、編集プロダクションの募集を探していました。その時見つけたうちの一つが、この会社。そして、事が運ばれる時とは不思議なもので、応募から一か月足らずで、結果通知が私の耳元へとやってきました。

面接、作文、四字熟語テスト、自己アピール。とても、実力で手にしたとは思

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追記

追記

学校へ提出してしまった卒論に、書き足したいことがあります。最後の最後まで書き始めることのできなかった「おわりに」の文章。やっと、私の内側から溢れ出してくれたような気がします。本文には載せられず、人に読んでもらえる機会を失った言葉達。彼らのために、この場をお借りしたいと思います。

以下、追記。

己の性から逃れたいのに、一向に逃れることを許してはくれない。どんなに頑張っても、何も変わらない。どんな

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『 重心 』

『 重心 』

私は、嵐が好きだ。

活動休止の期間が始まって、一年以上。ずっと思い焦がれながら、その月日を過ごしている。

いつ、終止符が打たれるのか分からない、いや、打たれることがあるのかさえも分からない、途方もない長さのそれが始まる前。当事者である五人を観る人々の大半は、「活動休止」という言葉そのものに、焦点を当てた。

活動休止の経緯は?
いつから活動休止を考え始めたのか?
活動休止に終わりはあるのか?

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2022/1/11 「満たされなくて」

2022/1/11 「満たされなくて」

独りで満たされてみたくて、一人で行った。怖れることは何もなく、ただただ、期待ばかりが大きくなっていたと思う。

今回行った先の空間は、やはり演者と観客という線引きが成されている場で、前に何度か行った同じような空間は、やはり、特別な場だったのだと実感した。

「楽しむ」という面では、非常に、一人一人が楽しめていたのだと思う。演者も、観客も。それぞれがそれぞれに楽しんだ。けれど、何かに乏しい私の心。楽

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書き終えて

書き終えて

卒論を書き終えて、特に何も感じることができなかった。達成感もなければ、書き上げられなかったという悔しさもなく、特に何も感じないのだ。取り組み始めて約二年。といったらあまりに大袈裟だけれど、それでも、向き合い始めてから書き終えるまで、これだけの期間を設けることは初めてである。とは言うものの、二年間の、730日のうちの何日間、卒論のことを考えていたかと問われれば、その日数は一か月にも満たないのだろうと

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あい。

あい。

いつものこと
見つめるとあなたは
私の涙
拭ってくれるでしょ

その奇跡は
花を咲かせたから
そのひとつを
お返ししてあげる

光たちが
波を呼び寄せて
うたが
まにまに胸の中へ

気が付いてくれた
あなたは微笑んで
また同じ顔をして
ぎゅっと抱きしめる

痛いよと言うと
そうっと手を離して

ねぇほら見てみて
愛が浮かんだの

2021/11/3 「変わらないこと」

2021/11/3 「変わらないこと」

あと四か月で大学生活が終わる。四年間も続いてきた日々が終了するのだ。

私は、未来志向の人間で。それは約15年前の、小学生の頃から変わらない。

小学生の頃は、制服とスクールバックと、部活。長めの白いスクールソックスと白いスニーカー。そんな姿に憧れていた。はやく中学生になりたいと思っていた。

中学生の頃は、夢のJKライフ。有名なドーナツとアイス屋さん。それから飲み物屋さん。どこで働こうかと、妄想

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2021/10/19 「ロッソ・ノービレ」

2021/10/19 「ロッソ・ノービレ」

私は何故、二年半続けていたアルバイトを突然辞めたのか。私はどうして、あの人のことを好きになったのか。それにはその時の、何かしらの理由がある。

しかし、一二年と年月を経て、その時にはなかったまた別の理由が、記憶の底から浮かび上がって来ることもあるようだ。それは何とも不思議な体験で、時を重ねてきたからこそ見られるある種の宝みたいな、パッとは手に入らない格別な貴重さを備えている。また何年後、下手すれば

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2021/10/8 「これから」

2021/10/8 「これから」

私は少し、人生をお休みしようと思う。今日見終わったドラマで、使われていた言葉だから使ってみた。

私には「人を思うこと」がわからない。ずっと考えてきたつもりだ。それなりに苦しんだと思う。たくさん考えてきた。

それでも言葉になっていかない。自分が一番その人から離れていて、わかるところからも遠い気がするのだ。思う相手に近づけていないなんて、それは「思う」でも何でもない。結局、私は何もできていないし、

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