leave me alone(駒犬の間)

 少し困った顔をしていると優しい人が寄ってくる。
「どうしたの?」
「……」答えがあるなら苦労しないだろう。
 頭を抱え込んでいると親切な人が近づいてくる。
「いい薬があるよ」
「大丈夫?」
「いい本があるよ」
 ああ。どうしてみんな優しいの!
(僕はもう少し独りでいたいのさ)

「駒犬の間へ、どうぞ」
「えっ?」
「思う存分考えて。誰も責めないから」
 立会人に導かれるままに僕は襖を開けた。
 

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うれしきや今日この頃のスキひとつ
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「無敵の人」について考えること

どうも、おさです。

今日も毎日投稿頑張っていこうと思います、よろしくお願いします!

皆さんは「無敵の人」という言葉を知っているでしょうか。

ゲームとかそういったものではなく、現実世界にあるネットスラングの1つです。

「無敵の人」、ここで使われる意味合いとしては「失うものが何もない人」のことを指します。

何も失うものがないので、窃盗を犯そうが殺人を犯そうが何も怖くないっていう人ですね。

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ありがとうございます、良ければフォローして頂けるとありがたいです!!
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内的感覚から家族のあり方を思索する

幼い我が子に「家族は誰?」と尋ねると
「ママとパパとねえね」だと返ってきた。

「にいには?」と聞くと「にいにも家族だけどさ」という。

今国外にいて一緒に暮らしていない「にいに」は、オンラインゲームで頻繁に遊んでいるにも関わらず「家族」というカテゴリーとは微妙に違うと思っている節がある。単に忘れていただけかもしれないけど。

家族ってなんだろう?
再婚歴のある私にとっては結構難しい問いだ。

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ありがとうございます。今日も好い思索を!
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書と美

私は少年時代の10年余りを大津で過ごした。大津は湖岸の古蹟に富んだ美しい街である。大津の隣には京都が属すが、京都とは古都というには余りに都会らしく、日本的な「間」の精神的な空想の働く余地を与えない。大津にはなお廃墟らしい所が多い。大津の坂本を西に見上げると、千年の太古からの霊峰である比叡山を拝むことが出来る。比叡山は、最澄が1300年前に建立し、小堂に籠り修行を行ったのが由来とされている。その威厳

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思索-1 依存

依存

昨日のことと今日のこと
それから心の底の泥濘(どろ)
飲み干したくて酒を飲む
明日のこととその先に
ぼんやり見えるトンネルを
直視できなくて酒を飲む

揺られるままに行くままの
まっすぐ伸びた直線路
はみ出したくて賽を振る
よく聞く言葉に見た情景
摂取しすぎて鈍化した
刺激が欲しくて賽を振る

湧き出し飽和すリビドーと
背中に這いよる不快な何か
手に余らせて愛を抱く
あなたがここにいること

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信じるためにはどうすればいいのか?

こんばんは。

二天一流の兵法者のまっちゃんです。

今日は「信じる」ということについていろいろと考えた一日でした。

正直なところ、私は信じるということが苦手です。

理由は簡単で、確実ではないからです。

また、分が悪いと感じていることを信じるのはさらに難しいです。

逆に「なんかできそう」ということについては、いくらか信じるハードルは低くなります。

ただ、信じることは特に最初の一歩、一回し

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スキありがとうございます!
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刹那と永遠

毎年、冬が来ると正月の支度を始める。毎年十二ヶ月を切りにして、年を重ねるのは日本に置いて太古の時代からの習わしであった。年を重ねるほど、「時間の感覚」は短説になっていくと大人たちは口々に呟くが、「お正月」は一年に一度しかないことで、氏神のお祭りのように期待のひと時である。十にも満たない年の頃、冬が到来すると「あと何回寝れば、お正月が来るの」と祖母にたずねて、カレンダーに印を付けて一晩二晩と勘定した

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恋人ができればさみしさは消えるのか

初めて恋人ができて、初期に抱いた感情が「出家したい」だった程度には、煩悩と破滅願望に定評があったのですが、歳月を経て悟りの過程に至ったような気もするので、標題の話をします。個人的な恋愛観の話です。

恋人というものを知らない頃、誰かに愛してもらえれば、自分のさみしさは無くなると思っていた。
一方で、愛する相手ができて初めて、本当の孤独というものが分かるのだろうかともうっすら思っていた。

前者のか

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スキガチャR⭐️⭐️⭐️
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【短編読切:文字の風景⑱】図書館

ここには人がひしめいている。

幼い頃、親と車で2週間に1度、図書館を訪れるのが日課だった。貸出期限の2週間ごと、両手で抱えきれないほどの本を借りては家で読むのが好きだった。読んでいた本は児童書ばかりだったが、いわゆる名作シリーズや絵本より、学校の怪談のような怖い話を好んで借りていた。

怖い話というのは、大人になった今でも人を惹きつけてやまない魅力がある。骨董品市で買った鏡を家に持ち帰ってから、

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たまにイラストが出ます!
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写真を撮ることと「生きる」ことは似ているかもしれない

なんだか大袈裟な表題になってしまったが、カメラをもち森を歩きながらふと思ったこと。

今年の夏は蝶をたくさん撮ろうと考え、蝶を追いかけた。
季節が移りゆくとともにそんな考えが薄れ、本来の撮影に戻ってきているのを感じている。
森を歩き、感性にひっかかり思わず足を止めてしまった「生」や「光景」を撮りたいという本来に。

ここのとこ普段の生活のなかで、説明する気もおきないほどの細かいストレスが溜まってい

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