毒多

ほとんど写真。ときどき思索、そして言葉を綴ってみようと思う。

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虚ろな心を満たす@いつもの森

今日から妹が来て介護諸々をするということで、心身ともにフリー。 なのにあまり心踊らないのは疲れているのかもしれない。 でも、家じゃないどこかにいかなければ疲れから逃れることはできない。 そんな感じで森に沈んだのだけど、曇天でグレーな森に気分は底から逃れることはできなかった。 そんななか、朝食と格闘するコドモドラゴンにであって、じっと見ていた。 少し微笑みながらも、葉を裏返すのも億劫になり歩く。 シャッターを切らないまま、歩き出してまもなく湿気に疲れもましてしまう。 無理に

    • やはり森に沈む@いつもの森

      人はいつ突然死ぬかもしれない、ということを身近に感じた。 それが理由かどうかは分からないが、やはり出かけてしまう。 なんとなくいつもとは別のルートを歩く。 今日はほとんど葉のめくってウラを確かめることもなく、心象写真を撮っていた。 するとシジミチョウがせわしなく飛んでいる。 まあヤマトかルリだろうと高を括りながら止まるのを待った。 葉のウラに止まるのをみて、少し高ぶる。 ゴイシではないか。 そういえば、昨年「出た」と聞いたことを思い出す。 すっかり忘れていたのだけど、眼の前

      • なんでも出来る人のできないこと@傾聴

        たまたま傾聴をする機会を与えられて5年が経つ。 傾聴とは、他者の話をひたすら聴くことである。 なんのこっちゃ、でしょ? 私も、なんのこっちゃ、と思ったからそれを学習し経験し、それがなんなのかを、識りたいと思ったわけだ。 それ以来、傾聴の技術を研鑽するため続けてきた。 研修を受け、本を読み、仲間と議論し高めあい、聴いて聴いて聴きまくった。 聴いたことを元に、さらに議論し意見を闘わせた。 5年も経つと、ふと思う。 オレ何やってんだ?って。 ここでの傾聴は他者の話しってのも、

        • センチメンタル@いつもの森

          どこかで死んだ弟の葬儀が家族のみで行われている。 時が流れると、じわりじわりと心がざわつき始める。 部屋にじっとしていても仕方がないと森に訪れた。 いつものように浮かれる気持ちはなく、ぼんやり歩いている。 いきいきとした森を見つめながら、ヤツはもういないんだな、と思う。 こんな感傷的な気分もじょじょに忘れ去られるんだろう。 気持ちによって撮れる写真は違うのかな、と思ったが、普段とあまり変わらないようだ。 相変わらずキノコが多い。 先週みつけた「朽木生型」の冬虫夏草の正体を

        虚ろな心を満たす@いつもの森

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        記事

          訃報@「家族だけで送る」

          死んだのは弟。 突然だった。 昨夜、弟の連れ合いさんが訪ねてきた。 おそらく20年ぶりくらいにこの家に来たのではないか。 昔はよく来ていたが、姑、小姑に嫌な思いをさせらてれ以来疎遠になっていた。 その弟の連れ合いさんが立派に成人した息子二人をつれて突然訪ねてきた。 呼び鈴に応じて扉を開くと、玄関のまえに立っていた家族のなかに弟はいなかった。 なんとなく予感はした。 言いにくそうに言葉を絞りだした。 ◯◯つまり私の弟が死んだ、と。 実家と疎遠になったとはいえ、弟とは、年に

          訃報@「家族だけで送る」

          ISS撮影・・・写らずorz

          昨日、玉兎さんのnoteをみてISSなるものが来ることを知った。 正直ISSって何か知らず、最初に浮かべたのがイスラミックステートで、やばいじゃん、って。 それって空飛んで来るのか?とすぐに正気に戻って思い出したのだけど、あれはISだったな。 ググって知ったはISSってのが国際宇宙ステーションってこと。 地球の周りをグルグルまわっていて、その軌道が日本の上空を通過するのが、太陽に照らされて光っていて、夜だと見えることなんかの条件があるらしい。 どうやら、この地域だと19時3分

          ISS撮影・・・写らずorz

          写真集7「虫に魅せられて」vol.3.印象

          撮りためた写真が溜まってくると、オンライン写真集をつくってきた。 だいたい30枚ぐらいを一つの括りとして発表してきたのだけど、今回は随分溜まってしまったので、30枚以上あります。 今回は虫の印象的な写真を中心に集めてみた。 以前の写真集のリンクも貼っておきますので、よかったらどうぞ。

          写真集7「虫に魅せられて」vol.3.印象

          葉のウラ探検隊 またまた冬虫夏草かも?@いつもの森

          9月7日昨日の森の続きです。 葉のウラ探検をひとつの目的に森へ訪れました。 これのひとつの弊害は、友人を誘えないことです。 たまには一緒に森へ行きましょうか? と、誘ってはみてもただひたすら葉のウラをめくって歩くってのは流石に失礼でしょ。 しかもワタシにとっての最短コースで、普通にあるけば1時間かからないと思われる距離を、、、7時30分着で、駐車場に戻ってきたのは13時前、ほぼ5時間30分をかけて歩いたわけです。 ひとりじゃなければ、気を遣うし、集中もできない。 つまり一人森

          葉のウラ探検隊 またまた冬虫夏草かも?@いつもの森

          きのこの森@いつもの森

          介護から少し解放されて、自分の生活を充実させなくてはと思う。 傾聴へも行った・・・というような「枕」を書いていたら、やたら長くなってしまったので、それは「下書き」にして書き直している。 「下書き」にしたnoteは、いつか公開できたらいい。 さて、今回は「葉の裏」を撮影するために三脚を持ち込んだ。 とはいえ、なかなか使うことがなく、悔しいのでいつもの水の流れを撮影することになるのだけど、森全体としてはやたらキノコが目についた。 駐車場をでるといきなり、紫っぽいキノコが路肩に

          きのこの森@いつもの森

          葉のウラ探検隊 冬虫夏草や金色の繭や@いつもの森

          9月1日(前日note)の森の続きです。 9月1日分の記事が肥大したのと、「葉の裏ワールド」はマニアックというか、人によってはグロテスクに見えてしまうかもしれない写真なので、見たくない方もいるかもしれないと考えました。 それで「葉のウラ」の写真を別noteにしました。 お嫌いな方はここで閲覧をやめてください。 さて、探検隊といえば、ん?、あるある探検隊?でしょうか?「葉のウラあるある」でもいいのですが、やはり世代的には川口浩探検隊が浮かんでしまいます。 誇大表現でBPO(放

          葉のウラ探検隊 冬虫夏草や金色の繭や@いつもの森

          嵐のまにまにキノコや花や@いつもの森

          昨日9月1日の森になります。 なんとなくモヤモヤする気持ちは介護のことやら、仕事のことやらもあるけど、台風が週末の「生きる時間」を妨害することが大きいと思う。 でもね、台風が来るならくるで「嵐の森」というテーマで森に沈んでやろうと思案していた。 現実は、人間の予想をあざ笑うように迷走したのち衰退した。さらに人間の天気予報を蹴飛ばすようにお日様が顔を見せる。 流石に食料品の買い物だけは必須だったので、それを済ませてからの遅めのスタートとなったのだけど、それならばそれで先週友人が

          嵐のまにまにキノコや花や@いつもの森

          まだまだ暑い森を探る(冬虫夏草あり)@いつもの森

          母親の退院、新しい施設入所の手続きでほとほと疲れ果てた今週でしたが、だからこそ森へ沈もうと思いました。 天気予報は曇天でしたが、結局太陽が顔を出す時間が多く暑い森となりました。湿気もかなり高く辛いです。 それにしても、いよいよもって夏枯れも進み散策者もあまりいません。 夏鳥も去ったのか鳥屋さんさえ少なくなってきました。 そんななか久々、虫の写真が多くなりました。 そうそう、タカサゴユリが咲き始めています。 ただね、ユリってのは撮影が難しい。 ほとんどシャッターを切らないま

          まだまだ暑い森を探る(冬虫夏草あり)@いつもの森

          「キモぉ」「ウザっ」「キシょ」の一言で終わる人のこと@講演会

          久々の講演会へいったのも現実逃避ということもあるけど、現実のアレコレに追われて思考が低下(アホ)になってきている気がしたから。 少しは本でも読んで、思索すれば良いと思うのだが、次々におきるハプニングに読書に集中できず、思索も霧散してしまう。 やがて疲れて諦めて思考停止になる。これが良くない。 講演会で講師という他者に一方的に喋ってもらったほうが集中できるかもしれない。 そのうえ考えるきっかけになれば良いと思ったわけだ。 さて講演は「君はなぜ、苦しいのか」というタイトルで、講

          「キモぉ」「ウザっ」「キシょ」の一言で終わる人のこと@講演会

          早朝から出かけたが空振ることもあるさ@いつもの森

          介護で昼までに戻らなければならないので早朝4時15分発、森に5時着。 予定では、星景写真からの朝の靄の池、さらにはキラキラに輝く森だったのだけど、出発前に空を見上げそうそうに星景はあきらめた。 曇っていたので光景も期待できず、上の池までいったが靄はなし、というか渇水で水もなし。 朝からどんよりとフラットな光に包まれていて、感情の起伏もなし。 無い無い尽くしの森で、それでも何かを撮りたいとは思うのであった。 渇水の池ではあるけどカワセミが2羽遊んでいた。もっとも超遠くて換算6

          早朝から出かけたが空振ることもあるさ@いつもの森

          夏枯れと言えども初出会いもあり表情豊かな森(冬虫夏草もあり)@いつもの森

          日記代わりにもなっているので、少し現状をメモしておきます。 ペースメーカーを入れないと決めたので、元の施設に戻れなくなった母親なのだけど、ソーシャルワーカーが医療系の有料老人ホームを見つけてくれた。明日退院と新しい施設への入所という日に病院から電話があり「誤嚥性肺炎で熱が出たので退院延期」・・・今ここ。 病院が近く、盆休みということもあり毎日見舞いに行っているが、意識が朦朧としている。なんともしようがないが、得も言われぬプレッシャーを感じていて、でも感じてはいけないという妙な

          夏枯れと言えども初出会いもあり表情豊かな森(冬虫夏草もあり)@いつもの森

          田園の朝とオオキツネノカミソリ@プチ遠征

          今週も妹が父親の面倒と母親の見舞いをするということで完全フリーになりました。 どうしても外出をして現実から離れたいために、昨日4時間半歩いたにもかかわらずカメラを背負い込み出かけました。 突然なので無理だと思いながらも遠征なので仲間にお声がけをしたら、お一人は先約がありましたが、お一人と撮影大会に臨むことができました。 朝日が昇るなか田舎の道を走ります。 車を走らせると、一瞬、日の出のこれでもかというほどのスペクタルが浮かびましたが、車を止めることができず、のがしてしまいまし

          田園の朝とオオキツネノカミソリ@プチ遠征