鳥海かなと

ライター、ナレーター。気づけばフリーランス5年目。 フリーランスという生き方を通じて…

鳥海かなと

ライター、ナレーター。気づけばフリーランス5年目。 フリーランスという生き方を通じて考えたことや、日々の思索を書き記しています。

最近の記事

「許し」のある文章のすゝめ

久方ぶりに、腰を据えてnoteを書く。 何を書くかはまったく決めていなかったのだが、言葉にした数秒後に「腰を据えて書きたくないな」と感じたことについて考えてみようと思う。 腰を据えて書くことに対する抵抗はどこから生まれたのか。理由の一つとして、「目的や終着点を用意しなければいけない」という気分になってしまったことが挙げられる。 僕はかれこれ4年間、文章を書く仕事を続けてきた身ではあるが、いまだに文章を書くことは苦しい。 ただ、「文章を書くこと」とひとまとめにしてしまう

    • 巡り合い

      大きな書店や図書館に行くと、魅力的な本の多さにいつも圧倒される。 人間に与えられた時間ではとても出会いきれない知の集積を前に、自分の小ささを感じ、途方もない気持ちになる。 「あれも、これも。」という急いた気持ちが心の中から消えていく。 だからこそ、一冊との出会いを大切にしたい。 移り行く時の流れのなかで、奇跡的に巡り合うことができたのだから。 本だけじゃない、この世界はそういうものなのかもしれないな。

      • 「Twitter見れない騒動」で時代の移り変わりを感じた話

        7月2日現在、Twitter界隈で混乱が広がっている。ざっくり説明すると、一日に見れるツイートの件数に制限がかかってしまったらしい。 10年以上Twitterと付き合ってきた僕としてはとても不安になるニュースだが、悲観してばかりいるのもアレなので、このせっかくの機会にTwitterに対する思いや感じたことを書き記そうと思う。 ◇ 今回のTwitter騒動で、不安を感じたりブルーな気持ちになったりしているのは僕だけではないと思う。ヘビーユーザーの方々にとっては、心休まる空

        • 思いついたことは「今」形にしよう!【アイデアは鮮度が命】

          浮かんできたアイデアを即座に文章にする。これを仕事にできたらどんなに幸せだろうと考えることがある。 僕は日常の中でさまざまなことを考える方だ。日中、活動している間は常に何かを考えているといってもいい。 この性分のおかげか、noteのネタになりそうなアイデアも割と頻繁に浮かんでくる。 問題はアイデアのほとんどが形にならず、深い眠りについてしまっているということだ。 アイデアを形にするには相応の時間を要する。 僕は特段書くのが速い方でもなく、書くまでの腰が重いことも災い

        「許し」のある文章のすゝめ

          とりかなラジオ①「力があると思うゆえに力が出る」

          『ギリシア・ローマ名言集』(柳沼重剛編、岩波書店)を読んで触れた言葉をもとに考えたことをしゃべってみました。 やはり、時を超えて生き残る言葉には凝縮された深みがありますね。 5分くらいしゃべったので、皿洗いのオトモとかで流し聞きしていただけると嬉しいです。 なにかのきっかけになりますように!

          とりかなラジオ①「力があると思うゆえに力が出る」

          とりかなラジオ①「力があると思うゆえに力が出る」

          「衝動買い」より厄介!?「衝動サーチ」にご注意を

          集中して書くことの何と難しいことか。書く仕事をし始めてから早4年目になろうとしているが、集中して一気に文章を書ききるということはいまだに難しい。 書き手にとって厄介な事柄の一つは、書いている間に頭に浮かんでくる疑問やひらめきではないだろうか。 書く、読むといった行為は脳を強く刺激する。書くという行為を行っていると、普段は思い浮かばないようなアイデアが海底から湧き出る泡のように次々に浮かんでくるのだ。 アイデアを糧に創作を行うクリエイターとしては大変うれしいことなのだが、

          「衝動買い」より厄介!?「衝動サーチ」にご注意を

          とりかな流「書くことがないぜ!」ってときの対処法

          暇だしnote書こう! と思って真っ白な画面に向き合ってはみたものの、なにも浮かんでこない。 …と、上の文章を書いて、初めて書きたいことが浮かんできた。 それは「書くことがないときは、とにかくなにか書いてみる」ということだ。 「暇だしnote書こう!と思って真っ白な画面に向き合ってはみたものの、なにも浮かんでこない。」 このnoteの書き出しとなったこの文章は自分の気持ちをただ文字に起こしただけだが、この一文がきっかけになってこのnoteは動き出した。 不思議なこと

          とりかな流「書くことがないぜ!」ってときの対処法

          音声note初投稿!

          ふと音声投稿が目についたので試しに使ってみました。 第二弾があるかはナゾです(笑)

          音声note初投稿!

          音声note初投稿!

          なんとなく使ってる「お疲れ様です」について考えてみた

          「お疲れ様です」という言葉がどうにも苦手である。 幼いころから、大人が「お疲れお疲れ〜」と挨拶を交わしていることに違和感を感じていた。 深い理由はないが、耳にするたびになんだか少し悲しい気持ちになっていたのだ。 「大人ってみんな疲れてるのかな…」と。 昔から「おはよう」「こんにちは」といった挨拶のほうが、心が前向きになる感じがして好きだった。 もちろん僕も、不意に「お疲れ〜」と言ってしまうことはあるのだが、言った後にやはり少し気分が落ちる。 「あ、自分疲れてるのかな…

          なんとなく使ってる「お疲れ様です」について考えてみた

          スマホでnoteを書いてみて学んだこと

          普段パソコンに向かってnoteを書いている僕は今、生まれて初めてスマホでnoteを書いている。スマホでいつも通り書くことができれば、移動時間を使ってnoteの更新頻度を上げられるのではないかと考えた次第だ。 だが、「いつも通り」という期待は、いい意味で裏切られた。 いざ書き始めてみると、パソコンとは全く異なる感覚で書いていることに気づく。自身の「モードの違い」とでも言うのだろうか。パソコンで書くときは、大きな液晶に相対し、背筋を伸ばして自分ひとりの部屋の中でキーボードを叩

          スマホでnoteを書いてみて学んだこと

          人を惹きつけるのは自然な姿

          先日、カメラマンを務める機会があった。 …と、仰々しく書きはしたが、友人のプロフィール写真をスマホで撮る、という誰にでもできる簡単な撮影だ。 その日は雲一つない青空が広がっていて、晴れやかなプロフィール写真にはうってつけの撮影日和だった。 あらかじめ撮影場所として目星をつけていた公園にたどり着き、その解放感にひたりながら一息つく。しばらく休んだのち、さっそく撮影準備を開始した。 「こんなポーズがいいか?」「角度はこんな感じか?」と談笑しながらテスト感覚でパシャパシャ撮

          人を惹きつけるのは自然な姿

          メモアプリは起動速度にこだわりたいという話

          僕は日常で思いついたことをすぐにメモすることを習慣づけている。刹那的に生まれたアイデアは、5分と持たずに消えていってしまうからだ。 デスクで作業している時にひらめいたことはすぐにノートに書き記すのだが、屋外で突然アイデアが降ってきた時はそうはいかない。その場合は、スマホのメモアプリを利用してアイデアを書き留める。noteを書く上で、この習慣は非常に重宝している。 そのため、僕にとって使いやすいメモアプリは必須であり、理想のメモアプリを追い求めてさまざまなアプリを試している

          メモアプリは起動速度にこだわりたいという話

          本を読めなかった僕が愛書家になった理由

          現在、僕は本を読むのが好きで、毎日欠かさず本を読む。だが、昔から読書の習慣があったわけではなく、むしろ本は読み切れないから敬遠している節があった。 そんな僕が読書を習慣づけられたのは、自分が心地よさを感じる読書法を見つけられたからだ。 ひとことでいうと、本を本として読み切ることを目的とするのではなく、短い言葉との出会いを楽しむようになったのだ。 ◇◇◇ 僕は昔からとにかく飽きっぽい。同じことに長時間集中することができないため、一日のスケジュールも飽きがこないように細か

          本を読めなかった僕が愛書家になった理由

          停滞がフリーランスの天敵だと実感した話【2022年を振り返る】

          遅ればせながら、あけましておめでとうございます! 今年最初の文章ということで、去年の反省と今年の抱負を書いていこうと思います。 結論からいうと、僕の2022年はなんとも良くないものでした。その最たる原因は、仕事が安定してきて落ち着いてしまったこと。これに尽きると思います。 フリーランスとして活動している方は鳥海と同じ過ちを犯さないようにしてください!! いや、これはフリーランスだけじゃなくて人生そのものにも言えることなのか…? とか考え始めるとまた脱線してしまうので

          停滞がフリーランスの天敵だと実感した話【2022年を振り返る】

          つぶやき機能初使用! 今年は気軽にいろいろなことを発信したいので、ぼちぼち使っていくかもしれません。 音声つぶやきとかも使ってみたいな~

          つぶやき機能初使用! 今年は気軽にいろいろなことを発信したいので、ぼちぼち使っていくかもしれません。 音声つぶやきとかも使ってみたいな~

          遊ぶように生きる

          「一生遊んで暮らしたいな~~」 そんな友人のなにげないツイートを見て、こんな考えが浮かんできた。 一生遊んで暮らすのは難しいけど、「遊ぶように生きる」ことはできるのではないか、と。 自分が楽しめることで誰かの力になれれば、それは遊んで暮らしていることと同義なのではないか、と。 「一生遊んで暮らす」という夢は、溢れんばかりの娯楽が存在する現代社会において、多くの人が抱く願望ではないかと思う。 当然、僕だって一生遊んで暮らしたい、と思うことはある。 そして、その気持ち

          遊ぶように生きる