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中村洋太さんとの対談を経て【発信の魅力を考える】

本日、エッセイストやモデル、旅ライターなど多方面で活躍されている中村洋太さん(@yota1029)と対談してきました!

中村さんは4月頃からスタバ朝活という活動を行っており、1日1時間程度、毎日異なるゲストの方と対談をされています(対談と書きましたが、雰囲気はいたって自然なカフェでの雑談といった感じです)。

何気ない会話を通じ、新しい出会いや発見を生むことを目的としてスタートしたというスタバ朝活。事前の打ち合わせなどは特に行わず、話をしたのは1時間半ほど。新鮮なお話をたくさん聴けたからか、体感時間は一瞬でした。


今回は中村さんとの会話を通じて感じたこと、学びになったことをいくつかピックアップしてまとめていこうと思います。

中村さんの活動の核である「発信」にフォーカスしてまとめたので、中村さんの発信に惹かれている方や、発信のヒントを求めている方の一助になれば嬉しいです。


発信は自己理解を深める

中村さんとお話を始めてまず感じたのは、自己表現や言語化がとても上手だということです。僕は「これは中村さんがツイートやnoteで発信を続けてきた賜物なのだろうな」と考えながら会話をしていました。

僕は自分の経験や考え方を話すとき、割と考え込んでしまうことが多いです。まだまだ自分の経験に対する理解が足りていないのかな、と思う瞬間です。

みなさんも、何度も会話で使用したことのあるエピソードを話すときは、スラスラと口が回る感覚があるのではないでしょうか。

説明したり、教えたりする際には、知識・経験を深く落とし込めているほど、会話の内容も深まっていくものです。

きっと、中村さんは会話だけでなく、発信を通じて自分の経験をより深く理解することで、より魅力的な伝え方を実現しているのだと思います。


自己開示をする覚悟が人間味を生む

文章を読むとわかりますが、中村さんの発信は自身のことを赤裸々に開示しています。下の記事ではリアルな心の迷いを述べられており、noteメンバーシップ運営の裏側、率直な心境が語られています。

正直、僕はまず間違いなく発信したくない内容です。悩みを晒すのは何だか気恥ずかしいし、こんな悩みを共有して良いものだろうか、という不安もありますから。

自分のリアルな事情や心の内を吐露することは、多くの人にとって勇気を必要とする行為だと思います。

しかし、中村さんはその壁を乗り越え、言うなれば自らの思考や人生をまるごとコンテンツとして提供する覚悟を持っているように、僕の目には映りました。

文章という表情の伝わりづらい媒体にもかかわらず、中村さんの発信が多くの方を惹きつけているのは、中村さんの覚悟を持った自己開示によるところが大きいと思っています(少なくとも、僕はそこに惹かれて今日お会いしにいったわけなので!)。

おそらく、中村さんに会ったことのない方も、画面の向こう側にいる中村さんの「人間味」を感じているのだと思います。文章で自分らしさを伝えるためには自己開示する勇気を持つことが重要なのだな、という発見でした。


何気ないこだわりに自分らしさが隠れている

僕も自身のことをいろいろ話したわけですが、その中で中村さんが特に興味を惹かれたとおっしゃっていた事柄がありました。

それは、僕が使用している4冊のメモ帳についてです。

僕は日常的に計4冊(+スマホメモ)の手帳・メモ帳を持ち歩いているのですが、中村さんの目にはそれがとても新鮮に映ったそうです。
(今回は中村さんとの雑談をメインに文章を執筆したいので、この4冊の使い分けについては別のnoteに譲ろうと思います)


今回、気づきとして記しておきたいのは、自分にとって当たり前のことが他人にとっての当たり前だとは限らないということ。

そして、

「こういった些細なところに、その人らしさが隠れていると思うんですよね」

と、中村さんは語ってくれたのが印象的でした。


僕が4冊のメモを持ち歩くようになったのは昨年からです。4年前はすべてデジタルで済ませていて0冊だったのに、なぜか年々紙媒体が増殖していったのです。

自分としては「必要だったから買った」だけで、深い理由を考えることはありませんでした。ですが、あらためて考えてみれば、

・デジタルだと集中できない(別のことを始めてしまう)
・書いている感触が好き
・思考の速度感が落ちてゆっくり考えられる

など、自分がなぜ紙のメモを必要としているか、そしてさらに深掘りして、自分がどんな特徴を持った人間であるのかを見つめ直すきっかけになりました。

自分にとっての当たり前が、世間にとっての当たり前ではない、という現象は、誰にでもあるものです。その何気ない違和感を発信することが、誰かの気づきにつながることも少なくないでしょう。もちろん、書き手である自分の気づきにもつながります。

この意識を持つことは、自分が発信するモチベーションを保つために役立つ考え方かもしれません。

理由なく文章を書き続けるのは、なかなか苦行なのでね!!


発信が新しい出会いや思考を生み出す

中村さんは発信によって出会いや思考を生み出しているのだな、と感じました。実際、スタバ朝活の発信を見なければ僕は今日、中村さんに会うことはなかったわけなので、発信が出会いを生んだ実例といえるでしょう。

発信することがあらたな刺激を呼び込み、その刺激を通じて新たな発信を行う。中村さんが行っている活動はこのループを生み出しており、僕は一人の発信者として、こんなに理想的な環境があるのだろうか、と羨ましく感じました。

直接会って交わす言葉には、文章では得られない感覚が宿るもの。まさにアイデアの源泉といってよいと思います。また、対談の他にも、発信に対するコメントを通じて、新たなアイデアが生まれてくることも少なくないそうです。


発信活動や創作活動をしたりしている人にとって、アイデアは喉から手が出るほど欲しいものですよね。そして、アイデアを生むためには新鮮な刺激が必要不可欠。

発信することが刺激を生み出し、刺激が新たなアイデアを生む。このループを作るには、まずは発信することが大前提。

これを胸に刻んで、日々考えた何気ない事柄を発信していこうと思いました。


とにかく発信が速い!!

雑談を終えた約2時間後、下のツイートを発信してくれた中村さん。
心の中で感謝の言葉を述べつつ、ツイートを拝見するわたくしですが…。


「ながっっ!!」

そう心の声が口から漏れ出てしまうほどに、なんともボリューミーなツイートだったのです。文字数をカウントしてみると、約3000字。しかも、さっきまで話していた内容が、非常にわかりやすく、生き生きとした言葉で説明されているではありませんか。

ちなみに同時刻、このnoteの文字数は1000文字。文字数がすべてではありませんが、発信スピードや発信への心理的な抵抗の差を感じるには十分すぎる差を感じました。

僕は自分の思考を言葉にするとき、慎重に考えすぎてしまって「やっぱり言わなくていいか…」と考えることが多く、それが発信できない障壁になることも多いです。

中村さんの発信には何というか、「考えたことはとりあえず出してみよう」くらいの気概を感じるんですよね。

「実験する感覚で発信してるんですよね」

中村さんはこんな言葉を述べており、とても印象的でした。
発信をしていると、思わぬものが人気だったり、バズったりすることがあります。

それは頭で考えてわかるものではなく、「なんでこれが読まれるんだ?」ということも少なくありません。

しかし、繰り返し発信すると、当たったものの特徴や共通点がなんとなくわかってくるものです。中村さんは、日々、その感覚を磨き続けているのだろうと思いました。


◇◇◇


今回、中村さんとの対話を通じて感じたことは、やはり自分は感性を活かして活動すべき人間なのだろうという実感だった。

それは昔から薄々感づいていたものの、どうしても心のバリアのようなものが取り払えずにいる。きっと、すぐに中村さんのように赤裸々に発信をすることは難しい。

けれど、少しずつでも、自分らしい発信をお届けできるようにがんばろう。鳥海かなとという人間がどんな人物か、画面越しにでも人間味を感じてもらえる発信ができるようにがんばろう。

そんな気持ちになれた一日だった。


あらためまして、中村さん、本日は貴重な体験をありがとうございました!

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