これから
4月4日(月)から、アルバイトとして、ゴルフ雑誌の出版社で働くことになった。
芸能関係の出版社から不採用通知を受けて、そのまますぐ、無心で、編集プロダクションの募集を探していました。その時見つけたうちの一つが、この会社。そして、事が運ばれる時とは不思議なもので、応募から一か月足らずで、結果通知が私の耳元へとやってきました。
面接、作文、四字熟語テスト、自己アピール。とても、実力で手にしたとは思えず、こみ上げてくるものがありません。相手方もきっとそう。
それでも、その心に、ほんのわずかな一振れを、もたらしたものがありました。
それは、緻密に作り上げた企画書。他の出版社へ送った、大事な企画書でした。対する人の内面を映しだそう、丁寧に思索しようと、心を尽くしきった紙面でした。そしてもう一つ。言葉を学んでいくために用意したノート。一冊目の終わりが見え始めているところでした。
人に言えない努力が紙を伝っていき、他の人達、この会社の人達には、染み届いたのだと思います。限られている時間の中で、幾度も話題に挙げて下さりました。
でも、正直、これからどんなことをしていくのか、想像がつきません。
そして、今、抱えているのは、出版社で働く人達に、私はついていけるのだろうかと、自身の能力不足に不安になる気持ちです。
もともと具えていない、それから、具えていくには人より時間がかかってしまう。これらを知っているから、慎重に入念に、やってきたのです。それが世の中で、仕事の都合の中で通用するのか。
怖さが、消えていきません。
やりたいことが現実になってきて、はじめて現れた、怖気。人事の方の言葉が蘇り、その度に、喰われてしまいます。
「自信のなさが一抹の不安。」
時に、人の心の中に、足を踏み入れていかなければならない。
自身の問いや言葉に、責任を負わねばならない。
自身と向き合い、正直になって、ここに居続けなければ。
今言えることは、ただそれだけで。
でも、きっとこれが、私への答えでもある。
だから、また次のなにかが来るまで、一所懸命、やっていこうと思います。
またね👋
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