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「おもい」と言葉と、考える。雑誌を作りたい、インタビューしたい、ライターになりたい、言葉を扱う仕事がしたい、話を聴ける人になりたい。文章の上で、みつけたい。編集部アシスタント2022/4~

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  • マノミコト

    こころのおくのほう。毎日更新。     マルハダカ。

最近の記事

初志と原点

【初心】初志。最初の決心。習い始めて未熟なこと。 【初志】はじめに思い立った考え・望み。 【原点】物事の出発点。根源となるところ。 自分の感覚を取り戻す機会が届き、受け取った。ありがとうの代わりに返したいです。あの日から今日まで、頂いた一言に懸けた時間。それが私の初志だったから。 私にとっては、言葉に対する反応なんて不要なもので、その言葉を知ることが重要だった。一言の深層に目を向けてよ、っていうのが、私のずっと昔からの訴えだ。共感なんていらない、アドバイスなんて求めていな

    • 編集者の押し出され

      時というのは、思いもしない頃にやって来る。 立ち止まって1週間足らずでその時が来た。 これを機に淀みがなくなっていくと期待してもいいのだろうか? 流れ出したらこっちのもんだと図に乗っても、許してもらえるだろうか? 私はこれから月刊編集部で働くことになる。 週刊から月刊。現在の編集部で「やり遂げた」と、言い張れる事柄が何もない。それだけが胸に刺さる。それなのに、なぜ流れ始めたのか。見当がつくはずもない。だから、上司からこの異動の知らせが言い渡されたとき、私の反応はどうしよ

      • 編集者の立ち止まり

        久しぶりに書こうと思い立って、まずはじめに、ふと気が付いたこと。こんなに自由な白紙は、いつぶりだろう。 雑誌の宣伝のために紹介文を書く。スウィング動画の解説文を書く。取材してきた内容をまとめる。 白紙が準備されていても、それなりに書く内容が決まっているから自由じゃない。そういう日常にイレギュラーなことが舞い込んでくると、困惑する。自分の意思で書き始めている? いやいや、舞い込んできたのだ。書くことが日常になっている現在、“書こうと思い立つ”のは、ある種不思議なことだ。 い

        • 編集者の1.5歩目

          企画が本格的に進行し始めて、絶句したのは、週刊誌の編集者がこなすスケジュールと対峙したときだった。 週刊編集部には、とにかく、とにかく時間がないため、取材予定日の約1週間前から取材依頼の連絡を取り始める。そして、1日1件では、見開き数ページ分の情報量には到底追いつけないので、1日2件以上、取材先を回るのが常なのだ。まして今回担当したのは旅系企画。1日に訪れる取材先の数はもちろん、あっちこっちと飛び回らなければならないから、これも大変。千葉県を上から下へ横断したと思ったら次の

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        • マノミコト
          88本

        記事

          編集者の1歩目

          出版社で働き始めて4か月目に突入しました。 入りたて、初めて担当したのは、毎週の試合結果を掲載するページ。縦書きのときは半角、良いスコアのときは左寄せだけどその他は右寄せ、など細かな決まりがあるデータ入力と、見方の分からないリーダーボード(試合結果の詳細)に沿ってのテキスト作成に戸惑っていました。でも、このページは選手名や大会名を覚えるにはもってこい。新人は大概、このページからスタートするんだそうです。 先月から新たに担当を任されたのは、『推しメシ』と呼ばれる連載。ゴルフ

          編集者の1歩目

          トンチンカン

          トンチンカンなことを言いたい。誰にも分からないような、頭がおかしいこと。意味が分からないことを伝えたい。 私の文体は、窮屈で、力がクッと入っている感じがして、それは自分でもよくわかってる。自分じゃないなって、辛くなる。 周りを固めて守ってる感じがする。キュッとなってる。 刃を向けていても、中身は臆病。脆さを必死でカバーしている。別に、炎が燃えあがってるわけじゃない。暗くて、冷え切ってて、地面に水がひたひたなってる。そんな感じだ。炎なんかない。そういう人に出会ったとき、エ

          トンチンカン

          なんで

          本屋さんをブラブラしていたら、とある一冊に一目惚れした。蒼井優さんのかき氷の連載が本になったもの。『今日もかき氷』という題名で、そのなかの【進化版】という一番新しい本だ。これの前に、【初回版】と【完全版】という二冊が出版されている。連載から初めて本になるというときに、【初回版】と名付けられていた、あるいは、そうなることが想定されて制作されたとするなら、私はこの本の編集チームが心底羨ましい。発行後、どのくらいの部数が売れるのか分からない状態のなかで、続編を制作する機会が来るだろ

          なんで

          これから

          4月4日(月)から、アルバイトとして、ゴルフ雑誌の出版社で働くことになった。 芸能関係の出版社から不採用通知を受けて、そのまますぐ、無心で、編集プロダクションの募集を探していました。その時見つけたうちの一つが、この会社。そして、事が運ばれる時とは不思議なもので、応募から一か月足らずで、結果通知が私の耳元へとやってきました。 面接、作文、四字熟語テスト、自己アピール。とても、実力で手にしたとは思えず、こみ上げてくるものがありません。相手方もきっとそう。 それでも、その心に

          これから

          追記

          学校へ提出してしまった卒論に、書き足したいことがあります。最後の最後まで書き始めることのできなかった「おわりに」の文章。やっと、私の内側から溢れ出してくれたような気がします。本文には載せられず、人に読んでもらえる機会を失った言葉達。彼らのために、この場をお借りしたいと思います。 以下、追記。 己の性から逃れたいのに、一向に逃れることを許してはくれない。どんなに頑張っても、何も変わらない。どんなに一生懸命に、真面目に物事に向き合い続けても、なにひとつ、許してもらえないのだ。

          『 重心 』

          私は、嵐が好きだ。 活動休止の期間が始まって、一年以上。ずっと思い焦がれながら、その月日を過ごしている。 いつ、終止符が打たれるのか分からない、いや、打たれることがあるのかさえも分からない、途方もない長さのそれが始まる前。当事者である五人を観る人々の大半は、「活動休止」という言葉そのものに、焦点を当てた。 活動休止の経緯は? いつから活動休止を考え始めたのか? 活動休止に終わりはあるのか? 中には「活動休止」を「解散」と捉える人、それが事実かのように報道する人も見られ

          『 重心 』

          2022/1/11 「満たされなくて」

          独りで満たされてみたくて、一人で行った。怖れることは何もなく、ただただ、期待ばかりが大きくなっていたと思う。 今回行った先の空間は、やはり演者と観客という線引きが成されている場で、前に何度か行った同じような空間は、やはり、特別な場だったのだと実感した。 「楽しむ」という面では、非常に、一人一人が楽しめていたのだと思う。演者も、観客も。それぞれがそれぞれに楽しんだ。けれど、何かに乏しい私の心。楽しむことに明け暮れているわけでは決してなかった。演者の、つまるところのプロ意識の

          2022/1/11 「満たされなくて」

          書き終えて

          卒論を書き終えて、特に何も感じることができなかった。達成感もなければ、書き上げられなかったという悔しさもなく、特に何も感じないのだ。取り組み始めて約二年。といったらあまりに大袈裟だけれど、それでも、向き合い始めてから書き終えるまで、これだけの期間を設けることは初めてである。とは言うものの、二年間の、730日のうちの何日間、卒論のことを考えていたかと問われれば、その日数は一か月にも満たないのだろうと自身の卒論に対する思いの甘さにびっくりする。 テーマは、『人を思うこと』で、孟

          書き終えて

          あい。

          いつものこと 見つめるとあなたは 私の涙 拭ってくれるでしょ その奇跡は 花を咲かせたから そのひとつを お返ししてあげる 光たちが 波を呼び寄せて うたが まにまに胸の中へ 気が付いてくれた あなたは微笑んで また同じ顔をして ぎゅっと抱きしめる 痛いよと言うと そうっと手を離して ねぇほら見てみて 愛が浮かんだの

          2021/11/3 「変わらないこと」

          あと四か月で大学生活が終わる。四年間も続いてきた日々が終了するのだ。 私は、未来志向の人間で。それは約15年前の、小学生の頃から変わらない。 小学生の頃は、制服とスクールバックと、部活。長めの白いスクールソックスと白いスニーカー。そんな姿に憧れていた。はやく中学生になりたいと思っていた。 中学生の頃は、夢のJKライフ。有名なドーナツとアイス屋さん。それから飲み物屋さん。どこで働こうかと、妄想が膨らんでばかり。はやく高校生になりたいと思っていた。 高校生の頃は、最後の学

          2021/11/3 「変わらないこと」

          2021/10/19 「ロッソ・ノービレ」

          私は何故、二年半続けていたアルバイトを突然辞めたのか。私はどうして、あの人のことを好きになったのか。それにはその時の、何かしらの理由がある。 しかし、一二年と年月を経て、その時にはなかったまた別の理由が、記憶の底から浮かび上がって来ることもあるようだ。それは何とも不思議な体験で、時を重ねてきたからこそ見られるある種の宝みたいな、パッとは手に入らない格別な貴重さを備えている。また何年後、下手すれば何十年後に。それでも出会えないかもしれないこの味を十分に堪能しておこう。 出会

          2021/10/19 「ロッソ・ノービレ」

          2021/10/8 「これから」

          私は少し、人生をお休みしようと思う。今日見終わったドラマで、使われていた言葉だから使ってみた。 私には「人を思うこと」がわからない。ずっと考えてきたつもりだ。それなりに苦しんだと思う。たくさん考えてきた。 それでも言葉になっていかない。自分が一番その人から離れていて、わかるところからも遠い気がするのだ。思う相手に近づけていないなんて、それは「思う」でも何でもない。結局、私は何もできていないし、何も変われていなかった。 それしかないのに、それすらできない私は一体何なのだろ

          2021/10/8 「これから」