以前、蜷川門下生とルームメイトでした。彼女から蜷川さんの言葉を聞いて芸術というもののシビアさを知りました。「90%の力で100の効果が現れるとしても、100%或いは120%の力を出せ。表現するということはそういうことだ」。 芸術が経済に打ち克つにはそれしかないと思います。
いつまでも静養しているのに疲れて、徐々に仕事をはじめる。今日は、清水邦夫について。『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』、『エレジー』、『タンゴ・冬の終わりに』を中心に。八十年代前半の清水の仕事を追う。