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ドラマ日記『どうする家康』(第12話)

今川家の人質としてひっそり生涯を終えると思っていた元康(後の徳川家康=松本潤さん)が、個性派だらけの家臣団の助けを借りながら、乱世に飛び込んでいく、スピード感あふれる波乱万丈のエンターテイメント『どうする家康』の第12話「氏真」。

武田信玄(阿部寛さん)から攻め込まれ、家臣にも見限られた氏真(溝端淳平さん)は、駿河・今川館を捨てる。妻・糸(志田未来さん)は、彼女の実家である北条に身を寄せるよう勧めるも、氏真は耳を貸さない。

今川家の跡取りとしてのプライドとは裏腹な、劣等感の塊だった氏真を溝端さんが鬼気迫る表情で熱演。兄のように慕っていた氏真を殺したくない家康。糸から亡き父・義元(野村萬斎さん)の氏真への本当の想いを知り、翻意。北条家を頼って逃げ延びることに。信玄激オコ(笑)。

ジュノンボーイグランプリ出身で、若い頃はアイドル的な人気だった溝端さん。やがて実力が伴ってないことで、悩んだ日々が今回の氏真と重なると語っていました。そんな溝端さんを「下手くそ!」と𠮟咤してくれたのが、演出家の故・蜷川幸雄さん。舞台は俳優を育てますね。

『ハチワンダイバー』(2008年)、『新参者』(2010年)、『名探偵コナン 工藤新一への挑戦状』(2011年)の頃も悪くはなかったと思いますが、『天国と地獄〜サイコな2人〜』(2021年)の八巻役や、今回の氏真役など俳優としての成長ぶりが感じられますね。

ちなみに、今冬放送予定の『正直不動産スペシャル』にも出演予定。結構、NHK御用達俳優だったりします。


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