たみ手記

藤原竜也さんがいちばん大好き。日常と独り言。演劇と映画と読書の感想。

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    藤原竜也さんについて書いた記事をまとめています。

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    映画の感想を書いた記事。なにかと竜也さんに帰結する。

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    読んだ本の感想をまとめています。月3~4冊読むので更新率を上げたい。

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    劇場で観たお芝居の感想記事。

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『蜷川幸雄の稽古場から』生まれた、「藤原竜也のプロフェッショナル」

放送が決まってからずっとソワソワしていた。 当初予定していた8/24放送から延期があり、 二週後の昨日 9/7 19:57〜 NHK総合の 言わずと知れたドキュメンタリー番組で25年間推し慕っている俳優の今の挑戦について放送された。 『プロフェッショナル 仕事の流儀_半分の自信 〜俳優・藤原竜也〜』 『プロフェッショナル』 それまで名前も知らなかった方でも、放送を観れば興味が湧いてくる。60分以内の放送時間でもちろんCMのない映像に、観る人を引き込ませる対象人物の魅力が凝

    • 旅公演で生まれ変わる「あなたの顔」

      舞台『中村仲蔵』、2月に東京建物 Brillia HALLでの公演を終え、3月から地方公演を回っている。 広島、愛知、宮城、福岡、大阪の順で、 毎週各地の観劇ファンの目を喜ばせ評判は鰻上りと聞く。東京の公演以来、キャストの方々による楽しそうな旅時の写真を見ているのもほっこりして癒される。 ああいいなぁ。 仲蔵、恋しいなぁ。 そうぼやきながら、我慢できるはずなどなく、 もともと地方公演を観に行くのが好きなので愛知と大阪の公演チケットをとっていた。そして、さらに追加して仙台も行

      • お芝居の熱はそのままに。

        舞台『中村仲蔵』が池袋の劇場で上演中だ。 主演を務めるのは藤原竜也さん。 江戸時代に名を轟かせた歌舞伎役者・中村仲蔵と同様に、根性でのし上がり芝居に生きる現代において稀有な役者の代表。いや、わたしにとりただ1人だ。 2/11のホリプロ貸切公演で、上演後に藤原竜也さんと演出の蓬莱竜太さんとのアフタートークがあった。 そこで語られたのは「中村仲蔵」という、実在した芝居に生きた歌舞伎役者と、「藤原竜也」という、芝居に生きることを“性”に抱える役者の渾然一体だった。 「こんなに演

        • 映画をみて広がる世界。

          年明けから映画ばかり観ている。 出かけるには寒すぎるし、引きこもっているだけだとSNSに余計な時間を溶かしてしまうから、最近は本を読む量と映画を観る時間が増えた。 とりわけ洋画を観ることが多い。 人生最愛の推しが銀幕で活躍しているし、もちろん邦画も大好きなのだけれど、異国の景色や言葉で物語を追うことで非日常に浸りやすい気がするのだ。 一月の週末に観た映画の感想をまとめる。 1.アナザーラウンド https://anotherround-movie.com 北欧の至

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          NTL鑑賞。大好きなハムレットに浸る年末

          『ナショナル・シアター・ライブ(祝)10周年記念 アンコール上映』を観てきた 12/29、初日の初回はベネディクト・カンバーバッチ主演の『Hamlet』。オンラインチケットが即完売するほどの人気公演は、日本でもファンが多く、今回のチケットもすぐに売り切れていた。 (年始から追加がでるほど!) 海外俳優オタクの友人がとってくれていたチケットで日本橋のTOHOシネマズへ。 実はもう何度も観ているのだが、何度観ても圧巻、感動し、400年以上上演され続ける『ハムレット』がさらに

          NTL鑑賞。大好きなハムレットに浸る年末

          Audible初体験。

          AmazonのAudibleで、湊かなえ先生の作品が4作品一気に公開された。 小説は読んでこそ。なんなら書籍で文字を追ってこそと思っているたちなので、これまでずっとスルーしてきたサービスだったのだが。 最愛の推しが朗読されるとなると話は違う。 それもかつて連ドラで主人公を演じられ、いまなお心の奥底にそっとある宝箱のように、大切に鑑賞している作品である。 最愛の推し、俳優 藤原竜也さん朗読  『リバース』 平凡なサラリーマン。むしろ「地味系」と自虐してしまうくらい、自分に自

          Audible初体験。

          よんだら旅をしたくなる、ほんのすきまから。

          行楽日和が続いた。 今年のカレンダーは祝日と相性が良く9月から三連休が三週おきにあり、10月も終わる今週末また三連休が待っている。 連休ならばいつもと違うことがしたくなる。 旅行好きというか、用事があって遠出するついでにその土地のことを調べて観光地を見たりグルメを堪能するようになったのだが、それも立派な旅行だと気付いたら、出かける前にとことん調べて楽しむようになった。 9月は大阪と京都を歩き、まだ暑さの残る喧騒の中、慣れた友人の案内の元ほぼひたすら食べ歩いた。 10月は広島

          よんだら旅をしたくなる、ほんのすきまから。

          夏の思い出。舞台ハリポタの記録。

          夏が終わる。 気候も落ち着いて、秋の装いをしなければ夜は肌寒く、だんだんと劇場に漂う風も変わってきた。 今年もあっという間だった。 舞台ハリー・ポッターと呪いの子、 最愛の藤原ハリーがいよいよラストの登壇になる。 9/30の昼夜公演を前に心が震えているけれど、ここで観劇の思い出をまとめたい。 どこから観ても最高! 去年6月9日プレ公演からのチケット枚数を数えた。 オンラインチケットも併せて、2022年6~9月、2023年6~9月で41回分。 41回。41回…………藤原竜也

          夏の思い出。舞台ハリポタの記録。

          ほんのすきまから。三島由紀夫を読んでみてほしい

          夏になると三島の文体が恋しくなる。 といっても年がら年中読んでいるから、ちょうど8月になると、まさに今だな、と思うだけなのだれど。 お久しぶりに本の投稿。ぜったいに書こうと決めていた最愛の作家について。 生まれて初めて読んだ本の作者が三島由紀夫だ。 それは戯曲集であって小説とはニュアンスが異なるものの、視覚から楽しむ絵本や漫画本を読むよりも三島文学との出会いが兎角強烈だった。 『ほんのすきまから』として、好きな小説のことを書く3回目は 壮絶に愛する三島由紀夫にしたい。

          ほんのすきまから。三島由紀夫を読んでみてほしい

          映画まとめ。

          映画館で映画を観るのが好きです。 TSUTAYAで20本くらいレンタルしてきて一日中引きこもって観たり、最愛の方の映画は毎日再生するし もともと日常に映画がある方だったけれど。 サブスクで観られるようになってからの、家で観る映画は「映画鑑賞」とは少し違う気がしていて。 映画観たなぁって思うのはやっぱり、映画館だからだと思うのです。 そんなわたしがこの夏観た映画の感想まとめ。 一秒先の彼 人より一秒早いせっかちなハジメと、人より一秒遅いゆっくりなレイカ。出発点が噛み合わな

          映画まとめ。

          映画『怪物』から派生する子供の姿

          晴れたと思ったら曇ったり、そういえば梅雨明けのニュースを聞いてないけれど、相変わらず東京の夏はじっとりしている。 写真を撮りに出かけたい気持ちも削がれる日差しに負けて引きこもろうかと悩みながら、観たい映画があったのを思い出した。 是枝裕和監督の映画『怪物』 カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞して、公開前からずいぶん話題になっていたし、前売り券を買ってもいいくらい期待していたのに、すっかり観るタイミングを逃していた。 西に傾いても暑い太陽が沈むのを待って、レイトショーを観る。

          映画『怪物』から派生する子供の姿

          映画とランチ。『魔女の香水』と『Diner』

          仕事を辞めることにした。 ということで有給消化の貴重な平日昼間、水曜日は映画を観なくては。同じタイミングで辞めることにした(元)同僚で、いまは友人からのお誘いで 『魔女の香水』を観た。 黒木瞳さんの出演作を観るの久しぶりだなぁ〜と、のんびり構えながらも、なんとなく、いまの自分に刺さるかもしれないなと期待してワクワク。 高卒で派遣社員として働く恵麻は目撃したセクハラ行為への抗議によって解雇される。 自分の価値を見失いながら訪れた夜の街でスカウトマンにすらスルーされ、ヤケにな

          映画とランチ。『魔女の香水』と『Diner』

          舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』2年目

          舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に藤原竜也さんがカムバックして、もうすぐ1ヶ月だ。 今年は6/9から(竜也さんの)一般公開スタートだった。 7月に入り、先日5回目の観劇を終えた。あっという間だな。 (一度更新したあと追記) ドラマの放送が終わって、来年も歌舞伎役者というわたしにとって待望の役柄、待ち望んだ布陣でのお芝居の発表があり、 また生きる希望を胸に抱いて日常と戦っていたら、劇場の目の前に立っていた。 桜の木も緑が瑞々しく、夏の空気が漂っている。 6/8は学校貸切があ

          舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』2年目

          出逢えたことが一番の幸せ。

          世界で一番大切な人がこの世に生を受けて、 そして演劇界に生み落とされた、特別な5月。 365日中366日はその方のことを考えている。 大好きでたまらない、生きる意味をくださる方。 名前を伏せて質問に答えていくものらしいけれど、わたしは彼について想いを綴るためにnoteを始めたので(プロフィールに書いてあるし)お名前ははっきり宣言してから始めたい。 瑞々しさと繊細さ、儚さと気骨を内包させる名優、 藤原竜也さんへ捧げてきた記憶から正直に答える。 推しとオタクにまつわる50の質

          出逢えたことが一番の幸せ。

          映画,映画,映画,,,

          日比谷のTOHOで 映画『生きる-LIVING』 を観た。 黒澤明のオリジナルを観ていないのにこう言うのはお恥ずかしいのだが、とてつもなく好きな映画だった。カズオ・イシグロのセンスというか、すごい。 ビル・ナイ演じるウィリアムズの、感情を抑制した表情からあふれてくる抒情がビシビシと琴線に触れてくる。気が付いたら涙がこぼれていた。何がとも説明はできない。ただただ、こみ上げてきた。 第二次世界大戦後の発展途上なイギリス、ロンドンの灰色の空と、郊外にテントを張った無法地帯と

          映画,映画,映画,,,

          映画とお蕎麦の日。『ロストケア』、『DEATH NOTE』

          土曜日は秩父へ桜を撮りに行っていた。 藤原竜也さんの生まれ育った場所としても、個人的にも惹かれてやまない特別な町のあたたかさ。 夕陽が沈むまで桜吹雪を眺めて、 それから夜は日本一のウイスキーを飲んで、 遅くに帰って、日曜日は寝坊からスタートした。 慌てて起きて約束していた姉に電話したら、事情で数日前にはキャンセルになっていたらしい。寝耳に水とは正に。でもよかった。 ちょうど幸せでくたくただったから、のんびり映画でも観ようと、 『ロストケア』を観に行くことに。 原作はなん

          映画とお蕎麦の日。『ロストケア』、『DEATH NOTE』