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秩父と観劇。のんびり大好きと共に。

5月が好きだ。

休みが多いのも、夏と春の温度が混ざり合う空も、
街の人々の浮き足だったテンションも、
花と緑がコントラストを作る景色も、
大好きな俳優さんの特別な日があることも、
ぜんぶ、5月が好きな理由だ。

5月に堪能した推し活についてまとめる。


5/5,6 ゴールデンウィークは秩父

10連休とる予定もなく、カレンダー通りの休み。
でも今年も、5日と6日は秩父へ泊まった。
毎年お祝いしている。 藤原竜也さんが俳優として生まれた日。1997年5月5日、『身毒丸』オーディションでグランプリに選ばれた。デビュー公演はロンドンバービカンでの10月15日になる。
この時期の秩父は芝桜まつりも落ち着いてくるけれども、過ごしやすくなってきた空と風に呼ばれるように朝から多くの観光客が訪れる。
わたし自身、芝桜まつりは4月中に楽しむことにしている。

4/17の芝桜の丘
すごくいいお天気だった

目的が違うとなれば、5/5はちちぶ鉄道に初乗車。
秩父はSLが休日に運行している。

パワースポットとしても名高い三峰神社のある駅、みつみね口まで、秩父駅から乗車。ポカポカ天気ののどかな景色と機関車の音、揺れる線路の感触や、賑わう人々の声にじんわりと癒された。

みつみね口ではSLの転換台を見ることができるので陽射しを浴びながら、乗ってきた機関車が方向を変えるところをじっくりと見る。
運行が一日一往復しかないし1時間ほど空かないので行きも帰りもSLに乗りたいお客はみんなこの転換を見ているようだった。

うーんすごい。
子どもの頃も機関車に乗ったり、近くで見た経験はあったけれど、大人になってから見ると懐かしさも新鮮に楽しむことができた。
秩父という大好きな場所への特別感もあいまって、子どものようにはしゃいで、大自然を堪能した。

伝言板。


5/15、愛する藤原竜也さんのお誕生日も秩父へ


連休の賑わいから一転して落ち着いて、街もなんだかお休みモード。この日はお休みにしているお店が多かった。

お祝いのケーキ(2つめ)
ちょっと贅沢なお店でくるみ蕎麦


秩父で浴びる太陽が好きだ。
東京の晴れの日でも、こんな太陽は浴びられないだろうと確信するほど、空が近い秩父で浴びるお日様の光はエネルギーに満ちている。

「ありがとう」と心から溢れてくる大好きな場所。



5月から吉田鋼太郎さん演出の彩の国シェイクスピアシリーズⅡが始まっている。


一作目は満を辞して柿澤勇人さん主演ハムレット。

蜷川幸雄さんの彩の国シェイクスピアシリーズを、そして竜也さんのハムレットを愛する身として観に行かないはずがなく。蜷川さんのご命日に合わせて観劇してきた。
豪奢な衣装が鋼太郎さんらしいな、と思ったけれど反してシンプルな舞台の上には神殿らしい柱がある以外は何もなかった。
そこで狂うのはハムレット、オフィーリア、レアティーズだけではなくクローディアス自身もだった。亡霊に怯え息子の狂気に惑わされ、愛する妻への欲を正当化させながら犯した罪の重さに怯える。
わかりやすい!と絶賛する声が多く見られたけど、ハムレット自身の内憂外患や希死念慮、デンマークの王子様がさいごに咲かせる命の物語というよりもクローディアスへのスポットが大きすぎて、わたしには物足りなかった。
しかし迷いを断ち切ったような柿澤ハムレットは、いっそ新鮮であり新しい解釈だなと楽しむことができた。400年以上愛される美しく複雑なこの戯曲を継承してくださることが嬉しい。

地方公演も頑張ってください!
彩の国さいたま芸術劇場 ガレリア



なぜ愛するハムレットを一度しか観に行かなかったのかというと、5月から竜也さんのハリーが三度目のカムバックを果たすからで。。。
もちろん初日、それから土日、と通う日々も新しい解釈で情緒をぶん殴られまくり。
ハリー・ポッターという人物をどこまで掘り下げてくださるのか……。幸せな日々が続きます。



大好きが溢れる5月は、とても幸せで満たされているけれど、母の命日もあってなんだかぼんやりとしてしまう。仕事でバタバタして疲れてるだけかも。
今年は鬱になりやすい天気なのだと、職場の人が言っていた。大好きな人に一生懸命で鬱になってる暇もないんだけど。
もっと本を読んだり映画を観たりしたいな。
のんびり自分らしく、生きていこう。

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