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上半期、日々観劇。推し活の振り返り。

2024年上半期が終わる。
年越しからあっという間に半年経ち、暑い夏を乗り切ったらまたあっという間に年末がやってくる。
あまりにもあっけなく、だけど幸せで充実していた瞬きのような上半期を振り返りたい。 

まず特筆すべきは2/6初日の舞台『中村仲蔵』


池袋での初日公演から3週間で10回以上通った。
ホリプロステージで公園の前日夜にチケットを放出されており、もともとファンクラブでとっていたチケットから倍近くは追加して観に行った。もちろん仕事もしながら、平日も休日も観劇に通った。
それだけの引力が、藤原竜也が中村仲蔵を生きる姿にある。

「芝居がしてえ」
「やりてえ芝居ができないくらいなら
 死んだ方がマシだ」

15歳で演劇世界に産み落とされてから毎日ひたすら芝居のことを考え、青春もなにかも芝居に捧げてきた、自他共に認める芝居馬鹿の竜也さんだからこそ
倒されても倒されても起き上がり、舞台に立ち続けてきた伝説の歌舞伎役者、中村仲蔵を生きることができたのだと心から思う。


3月は中村仲蔵地方公演へ

名古屋、仙台、そして大阪の大千穐楽を観た。

数えると合わせて20回以上、2ヶ月とにかく中村仲蔵漬けの日々だった。
感想は記事に残しているので割愛するけれど、今年演劇人生26年目に突入した、愛する藤原竜也さんの生きる中村仲蔵をこの目に刻めたことは人生の誇りである。

公演後のトークショーで、
「もう死んでもいいと思ったことはない」けれど「烏滸がましくも、共感するところはある」と。
仲蔵を生きた温度の残る肉声で聞くことができた。

愛する恩師と別れ、何のために芝居を続けたらいいか分からないと笑顔を曇らせた彼を想い続けた日々も、報われたような気がする。


4月は藤原竜也さんファンクラブイベント


15歳デビュー年のファンクラブ発足から、毎年欠かさず行ってくださり、ファンとの交流時間を大切にしてくださる竜也さん。
いつもいつも、この方のファンでいてよかった、と全身で幸せにさせてくださる。自己肯定感まで上げ心の底から支えてくださる。
参加したファン仲間のフォロワーさんたちともお話したり、中村仲蔵配信の鑑賞会をしたり。

歌舞伎役者なので、幕の内弁当として、竜也さんが
楽屋差し入れした浅草今半さんの焼肉弁当とお稲荷さん

26年のうち半分は子どもだったし、母と姉と、家族で好きだったこともあり、あまりファン仲間という存在がいなかった。けれどXで交流をもつようになり少しずつファンの方と仲良くなれて、竜也さんへの想いを爆発し合えることがとてもありがたい。

コロナ前のように、お泊まりツアーでのファンイベントがまた開催されることを祈っている。


5月は愛する秩父で、デビュー日とお誕生日祝い

毎年5月は竜也さんの大切な日のお祝いに秩父へ。
しかしそれもたいてい1人で行っていたのが、去年からファン仲間の方とご一緒できるようになった。
1人より2人。2人より3人。
予定があう限りにはなってしまうけれど、宿泊費用や会話から生まれる発見や共感の充実さを思うと、だれかといっしょにという時間のありがたさを噛み締る。

そしてハリー・ポッターと呪いの子、
19年後のハリーが2度目のカムバックを果たし初日はこの5月だった。
2022年と2023年でもそれぞれ20回以上観に行っているのだから、もう落ち着こうかなと思っていたのだけれど、初日から4日後すぐに当日券でチケットを増やしていた。あれ……


いよいよ6月。

日本での舞台ハリー・ポッターは、7月からキャストが入れ替えになる。
これまでもトリプル/ダブルキャストと組み合わせでさまざま色を変えながら、赤坂に魔法界が現れていたけれど、一部のアンサンブル役者の方を除いて、みんな交替するのだ。

必然的にこれまで舞台ハリポタを支えてきたキャストたちとのお別れとなり、6月も行ける限りチケットを増やして観劇していた。
同じ演目を何度も観ているからこそわかる、芝居の新鮮味と、それに対する貪欲さ。
竜也さんをはじめ、全キャストが一公演一公演への覚悟のような、矜持のような確かな思いを、宝石のように輝く瞳で演じていた。
一つとして同じ公演がない舞台を、キャスト全員で作り上げている。

https://x.com/mio3038rad/status/1805410078511743130?s=46&t=0My2hKinmJGtR8VNvNaEKA


先日放送された、竜也さんの深夜ラジオ(藤原竜也のラジオ・通称タツラジ)でアドリブで芝居をすることがあるのか?という質問に対して
「基本的にしない」「台本の通りにできる限り自由にやらせていただいている」と回答しながら、
「脱線せず演劇的ルールを守りながら、正しい解釈で説得力を持たせることにおいて右に出る者がいないのは吉田鋼太郎」と絶賛されていた。


「台本の通りに」とは、恩師蜷川幸雄さんの教えであり竜也さんの中にある絶対的なものだが、
その教えの中で「自由に」「意味を持たせる」ことで抜きん出ていた鋼太郎さんに対しての畏敬は、20代の頃からよく口にされている。(舞台オレステス)

さまざまな舞台で火花を散らし合ってきたお二人だからこそ生まれる言葉は、舞台ハリポタで長い期間共に過ごした若き俳優たちへのエールにもなるのではと思う。
そして竜也さんもまた、ご自身の目でジャッジしながら新しい芝居を模索しているのだろうとも。

そんな竜也さん、鋼太郎さんとともに、日本のシェイクスピアを支え登壇されてきた名優 横田栄司さんが舞台復帰を果たしてくださっている。


大好きな横さんの、シェイクスピア……
タイトルロール、四大悲劇、オセロー……
内臓から震え上がるほど楽しみで、うれしくて、
初日から行きたかったものの、ダブルブッキング。
初観劇は7月となる。
うう。くやしい。

しかし千秋楽まで、怒涛の毎日観劇。
待ちに待った方のお芝居へおかえりなさいを拍手で伝えたい。
きっと竜也さんも観ておられるだろうなぁ。
うれしいはず。


お芝居に生きた2024年上半期。
下半期も素晴らしいスタートで、
観劇の毎日を送っていく。
竜也さんの次のお仕事を待ちながら、
寝ても覚めても、愛しい人たちのお芝居を想う。


そして吉田鋼太郎さんと竜也さんといえば、
『おいハンサム!』映画が公開中だ。
初日にさっそく観に行った。
思い込みが激しかったり頑固だったり、人間らしい三姉妹の主張も、鋼太郎さん演じる源太郎が一家の主人だからこそ、自由に育まれてきたんだろうなと
思ったことを上手く表現できないわたしは羨ましくなった。
こんなふうに生きても良いんだよ、と背中を押されるような、そんな気がした。

まだ一回しか観に行けてないのだけれど、仕事の後に間に合う時間まで上映されてることに安心する。いや、早くおかわりしに行こう。
映画は油断してると終わってしまう……!
ドラマも見返したい。

突如渋谷に現れた
竜也さん“顔”面協力のクックドゥオイスターソースも2回ほど食べに行けた。
文字通り怒涛のよ月だった。
この先のお仕事も楽しみにしながら、
7月、愛するシェイクスピアからスタート。
張り切っていこう!


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