長谷部浩
演劇の評論を仕事にして、40年が過ぎました。あっという間でした。
自由に長い劇評を書きたい。そんな願いが高まってきましたので、NOTEを選びました。
書くことは、今も、大好きです。読者のみなさんが、こんな考えもあるのかと、思っていただけるような評でありたいと思っています。
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記事をすべて見る すべて見る秀作『あでな//いある』を観て、俳優内田健司が、蜷川幸雄演出の『リチャード二世』で人間の本質に突き刺さる演技を見せていたことを思い出した。
ほろびての新作『あでな//いある』(細川洋平作・演出)が、評判になっています。私も今年を代表する舞台が、新年早々生まれ、その誕生に立ち会えたことをうれしく思います。 この作品に、客/いべ役で出演している内田健司さんは、かつてさいたまネクスト・シアターのメンバーとして、蜷川幸雄さん演出の舞台に立っていました。 蜷川さん最晩年の傑作『リチャード二世』のタイトルロールを演じたのが、内田さんです。かつては、まさしく蒼白な青年の趣でしたが、7年を隔てて、たくましい役者に成長され
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