おさない えりか

9のつく日エッセイ✏︎テアトル・ド・ポッシュ所属✏︎ 朝劇三軒茶屋『朝日に願え』公演中 映…

おさない えりか

9のつく日エッセイ✏︎テアトル・ド・ポッシュ所属✏︎ 朝劇三軒茶屋『朝日に願え』公演中 映画『あちらにいる鬼』『私たちの声』 ドラマ『名建築で昼食を 大阪編』『我らがパラダイス』 ノンフィクション映像制作よんななhttps://yonnana.today/

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自己紹介|はじめましての方へ

誕生日に自己紹介です。『9のつく日エッセイ』を始めた日でもあるので、このタイミングを逃すと、いつやればいいのかさらにわからなくなりそうで、今更ですがプロフィールになるようなページを作ろうと思い立ちました。 いつも読んでくださる方は、 毎度ありがとうございます。 はじめましての方は、 ようこそお越しいただきました。 ⚫︎自己紹介長内映里香(おさない えりか)と申します。 兵庫県神戸市出身で、地元愛はいつも溢れています。 普段は芝居をしています。蜷川幸雄主宰「さいたまネク

    • 続けてきて良かったと思えた日

      先日、先輩2人のそれぞれの結婚を祝う集まりがあった。急なお誘いだったけど、こんなありがたい時間は貴重だからなんの迷いもなく参加した。 1人は、私がさいたまネクスト・シアターに入った時からの先輩、鈴木彰紀さん。 もう1人は、ずっと前から知ってたけど去年やっと知り合えた岩井七世さん。 そして企画してくれたのは朝劇でお世話になっている野村龍一さん。 他に誰が来るかは知らずに、でも人見知りが発動しないか内心ドキドキしながら、お土産の日本酒を片手に向かった。 結局、みんな安心でき

      • 春を経て夏に公演するということ

        私は今、朝劇三軒茶屋1年ロングラン公演という企画に参加している。春と秋だけだった予定が、急遽夏公演も出演することになった。 春公演が4月に終わって、出演者4人中3人が一緒というそこまで状況が大きく変わらない中で、4月からの4ヶ月の違いを心底実感する稽古をしている。 何が違うのか。空気が違う。感じ方が違う。身体が違う。たとえば、初めて目が合ったり、相手の言い方が変わったから私も変わったりとか、言い出したらキリがないほど違う。 これは「1年ロングラン公演」という企画でなけれ

        • 「映画は映画館で観ていただくために、

          みんなで大切に作っています」とトークショーで何度もおっしゃっていた三島有紀子監督。 お腹の中にいた時から映画館が身近だった私にとって、映画館という場所は特別でも当たり前でもあって生きていく上で大切な場所になっている。それでも「配信で観れるかな」と映画館で観るのを逃してしまうことも多い。 なので監督のこの言葉を真正面から受け止めて、やっぱり映画は映画館で観ていきたいと改めて感じたし、 忘れたくない宝物のような映画体験は、映画館だからこそ起きると思う。 先日、ポレポレ東中野

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        自己紹介|はじめましての方へ

          時間と人を繋げてくれるポンボール

          先日、久しぶりにポンボールイベントを開催しました。(日本酒のソーダ割りを『ポンボール』という名前で考案しました。詳細はこちら↓ https://note.com/osachaaan9/n/ncc6682ff65ee) 暑い中、お越しいただいた皆さま、行こうとしてくださった皆さま、本当にありがとうございました。 去年の4月に初めてポンボールイベントをして、12回目のイベントでした。 「うちでやりませんか?」というありがたいお誘いで、ポンボールは繋がっていっています。 俳優

          時間と人を繋げてくれるポンボール

          私が海に潜るとき

          「海の日」はなんだか無性に海に行きたくなったので、海に潜るということを考えてみた。 私は人より耳の管が狭いらしく、耳抜きが難ありだけど、そんなこと関係なしに私にとって海は身体を和らいでくれる場所になっている。 何度かダイビングをしていくうちに、だんだん私の耳が海と仲良くなれてきた気もする。 その証拠に、潜った海から上がって2.3日は耳に水が入っている感じがしたのが、海から上がるとすぐに解消されるようになった。 耳が詰まりがちの人ならわかるかもしれないけど、ずっと詰まって

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          快気祝いに人生初サーフィン

          あまりに長い長い体調不良で、どうなってしまうのかと思った。 晴れが続いたおかげか、薬が効いたおかげか、やっと調子が出てきたくらいで、体調不良前に予約していたサーフィンの日が迫っていた。 果たして、私は行けるのだろうか。 ふとそんなことが頭をよぎる。 でも友人たちに会いたい、海に入りたい、という気持ちは強まるばかり。 「目標があるとがんばれる」 とか聞いたことがあるけど これは、目標があるとそれに合わせて自分を調整していけるってことな気がした。 サーフィンの予定という目標

          快気祝いに人生初サーフィン

          体調が優れない人へ

          私も優れないんです。 ずっと身体がヘンテコです。 体調が優れないと、まず風邪かなと考えます。 看護師の友人に症状を伝えると、 「梅雨突入で自律神経乱れまくりやな」 と言われました。 一緒に送ってくれた自律神経チェックをしてみると、見事に当てはまりました。 なるほど、気候でそんなに私の体は影響されるのかと思っていると、 同じ時期に体が優れない友人から 「夏至は太陽の陽の力が強くて 体調不良を起こしやすい時期やねんて。 私らの身体、素直やん♡」 と連絡が来ました。 「そうな

          体調が優れない人へ

          あの頃の自分に出会うための

          ある日、古本市が開催されているのを見つけた。でも私は、かつて持っていた人の魂とかが気になってしまって、古本を触るのが抵抗あるくらい少し苦手。 でもこの日はそんな苦手を軽く越えてくるくらい目に入った「映画コーナー」に惹かれた。私は物心ついた時からオードリー・ヘップバーンが大好きで、「オードリーの何かないかなぁ~」って探していたら、これがきらんきらんに輝いて出てきた。 なぜなら、この姿のカラー写真を私は初めて見たから。映画『ローマの休日』のDVDが家にあるけどそのパッケージも

          あの頃の自分に出会うための

          味噌作った友人と出生地が同じだった

          5月29日、私は味噌を仕込んだ。手前味噌。 と言っても味噌作りキットを買ったのは12月のこと。 糠漬けをし、味噌、梅干し、梅酒を自分で作る友人がいる。私はずっと糠漬けをしたいと思っていたため、その友人がやっていたおかげで気軽にまずは糠漬けを始めることができた。始めてもう半年以上が経つ。体に良くて、楽しくて、今のところやめる理由が何もないからやめ時もない。 友人がおすすめする味噌作りも気になっていたため、とりあえずキットを買ってみた。が、これがただ混ぜて野菜を切って漬ける糠漬

          味噌作った友人と出生地が同じだった

          「行けるうちに」を大切に

          今月は実家でバーベキューから始まり、次週はディズニーランド、次週はハリー・ポッターのスタジオツアー、次週は八丈島でダイビングと、普段行けない場所にとにかく行った5月だった。 というのも6月から秋にかけて、あまりにドキドキする仕事があるため、「行けるうちに」という感覚をいつも以上に大切にしていたのかもしれない。 私は直前に予定が確定する仕事柄、先の予定を組んだり、安易に友人を誘ったりができない。理解ある有難い友人たちが誘ってくれて、直前まで私の未定を待ってくれたおかげで今回

          「行けるうちに」を大切に

          まさかの母と母の日かぶり

          上京してからは当たり前のように母の日に母には会えない。でも会えないおかげで、カーネーションを送ったりプレゼントすることが欠かせなくなった気がする。 今年はゴールデンウィークに帰省できたため、少し早めの母の日ということで母に直接プレゼントを渡そうと思った。 というのも「早くてもやっぱり直接渡すのがいいよね」なんていうスマートな理由じゃなく、母に渡したいと思えるプレゼントを早めに見つけられたからだった。 それはエスティローダーの母の日限定のマザーズデイセットという化粧品セット

          まさかの母と母の日かぶり

          かつてこどもだった人たちと

          こどもの日に実家でバーベキューをした。 急遽だったから呼ぶ人を限って誘ってみて、父から「何人来るんや?」と聞かれ、「4人」と答えると「なんやそれだけか」と笑っていた。 そう言われたら私は本気を出したくなる。冗談半分で東は東京、西は岡山まで声をかけてみた。 急だし連休だしで、結局最初に誘った関西人たちだけが集まったけど、父が「お!そんな来るんか!」と驚いて喜んだくらい集まった。 バーベキューを開催するとなると、準備に本気を出す父と母。コストコに行って買い出しをしていると、あ

          かつてこどもだった人たちと

          母校の制服を思い出した春

          今年の4月は朝劇三軒茶屋の1年ロングラン公演という企画に参加していて、1年を春夏秋冬チームに分けて春チームとして朝から演劇をやっていた。 昨日千穐楽を迎えた今思うと、「春」という季節をすごく意識させてもらえた気がする。 周りの友人たちに子供が多いからというのもあるけど、新年度という始まりの時期でもあってかなんとなく制服のことを思い出した。 中高一貫の女子校だった私は、全身濃いめの紺色でかわいいポイントが少なめのカラスのような見た目の制服を、どうしたら気持ちよく着られるかの

          母校の制服を思い出した春

          いい映画は免疫力も上げてくれた

          今朝は絶望的な目覚めだった。 一ヶ月くらい寝不足が続いていたため、久しぶりに目覚ましを遅めに設定して、目一杯眠ろうと早めにベッドに入った。 なのに深夜に目が覚めて、青ざめた。 喉がイガイガする。 嘘だろと思って、イガイガの時に早めに飲む薬と喉スプレーをして、朝には治っていますようにと祈るような気持ちで寝た。 でもその祈りは叶わなかった。喉がイガイガするし、鼻も詰まり気味だし、最悪だと思った。 今日の予定をすべてなしにして、明日の朝劇本番に向けて一日休むことにした。 正直、

          いい映画は免疫力も上げてくれた

          三度目の朝劇『朝日に願え』まもなく開幕

          「まさか出演できることになる」とは、というところから始まる。出演オファーの連絡をもらったのは稽古開始の約2週間前。 「よくぞ私を思い出してくれました。ありがとうございます」 という言葉に尽きた。 やっぱり当たり前じゃないから。自分のことを思い出してもらえるって。だから、素直に嬉しかった。同じ役を三度もできることも有難い話だった。 まだ観たことない方にお伝えすると、朝劇というのは朝から芝居をするという演劇。 「一日の始まりに芝居を観るとその日一日の見え方が少し変わるかもしれな

          三度目の朝劇『朝日に願え』まもなく開幕