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共有帳【(。・ω・)フムフム..】

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”スキ“を付けさせていただいたクリエイターさん達の投稿の中から是非とも多くの方々に読んで欲しい、共有したいと思った投稿のまとめ。 (ご迷惑な場合は連絡をいただければ出来るだけ早く… もっと読む
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2019年9月の記事一覧

寂しさで他人をコントロールしようとする人たち

寂しさで他人をコントロールしようとする人たち

作家のエージェント遠山怜です。誰にとっても他人事ではなくて確実にあなたの周囲で起こっていることで、そしておそらくあなた自身に関係している話をしたい。つまり寂しさとその諸々の変化球について。

数年前、ある飲み会に参加したときのこと。
ほとんど初めて会う人が揃う会で、参加者は探り探りコミュニケーションを取っているような場。そこである年配の男性が若い女性に声をかけていた。相互理解を深める、知り合った同

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弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった

弟が万引きを疑われ、そして母は赤べこになった

高校から帰ったら、母が大騒ぎしていた。
なんだなんだ、一体どうした。

「良太が万引きしたかも」

良太とは、私の3歳下の弟だ。

生まれつき、ダウン症という病気で、知的障害がある。
大人になった今も、良太の知能レベルは2歳児と同じだ。

ヒトの細胞の染色体が一本多いと、ダウン症になるらしい。
一本得してるはずなのに、不思議ね。

「良太が万引き?あるわけないやろ」

ヒヤリハットを、そういう帽子

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「若いうちに勉強する、苦労する、etc.」は根性論以外にどんな意味があるのか

「若いうちに勉強する、苦労する、etc.」は根性論以外にどんな意味があるのか

以前、「自責思考と他責思考」という記事を書いたのを思い出した。

自責思考で仕事をすることが好ましい理由は、自分に何ができるか、何をすべきかにフォーカスして主体性の高い仕事ができるため

読み返してもそのとおりだと思いつつ、自責思考=今起きている問題は全部自分のせいだと思え というニュアンスが強い言葉だとも思っていて、そういうのとは違うんだよな、とモヤモヤしていたのも事実。

しかし色々考えて

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私はなぜ、文章を書くのか

私はなぜ、文章を書くのか

「はい、コレ」

ある朝、隣に座る上司に本を渡された。それが田中泰延さんの「読みたいことを、書けばいい。」だった。年間1,000冊の本を読むというその上司は、私が尊敬する上司だ。ロジカルシンキングが皆無な私の悩みに、いつも超ロジカルで、的確な答えをくれる。

ちなみに「本当の自分がわからなくなるときがある」と、私が漏らした悩みに、貸してくれた本はこれだった。

大人は、さまざまな役割を演じ分けなが

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突然の逮捕から保釈、そしてドイツ・オーストリアへの旅|周庭

突然の逮捕から保釈、そしてドイツ・オーストリアへの旅|周庭

香港の社会運動家・周庭(アグネス・チョウ)さんの連載『御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記』。8月30日の朝、周庭さんは無許可の集会への参加容疑で逮捕されました。翌日には保釈されたものの、拘置中は香港警察によるこれまでにない理不尽な扱いに晒されたといいます。(翻訳:伯川星矢)

御宅女生的政治日常――香港で民主化運動をしている女子大生の日記
第30回 突然の逮捕から保釈

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つまらない話

つまらない話

つまらない人の話はつまらないつまらない人の話はなぜ誰も耳を傾けないのだろう。
つまらない人の話がつまらないのは、聞いている自分と、その人の話との接点を見出せないときだ。「なぜ私は今、この人の話を聞く必要があるんだろう?」と思った瞬間、その人の話はつまらなくなっていく。

たとえばここに安部公房がいて、彼が創作の過程や、世界をどのように見ているかについて話し出したとしても、安部公房を知らず、ユープケ

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犯罪に追い込まれた少女たちの独白…心揺さぶられるイラン映画

犯罪に追い込まれた少女たちの独白…心揺さぶられるイラン映画

少年院を舞台にしたイラン映画というと、1996年の東京国際映画祭で上映された「かさぶた」(アボルファズル・ジャリリ監督)を思い出す。反政府活動を行ったとして少年院に入った少年の生活を、薄暮のようなほの暗いモノクロ映像で描いた作品だった。

それから20年後、2016年に製作された「少女は夜明けに夢をみる」(メヘルダード・オスコウイ監督)。11月2日から、東京・神保町の岩波ホールなどで公開されること

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世紀の音楽家バーンスタインが交流した二人の日本人(篠田真貴子)

世紀の音楽家バーンスタインが交流した二人の日本人(篠田真貴子)

「篠田真貴子が選ぶすごい洋書!」第9回
“Dearest Lenny: Letters from Japan and the Making of the World Maestro” 
by Mari Yoshihara 2019年8月出版

レナード・バーンスタインの名前は、クラシック音楽に疎い私でも知っています。カラヤンと並ぶ、20世紀を代表する指揮者であり作曲家でした。ミュージカル『ウェスト

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天職をみつけた「紛争地の看護師」が挑む究極の「対症療法」 白川優子氏インタビュー

天職をみつけた「紛争地の看護師」が挑む究極の「対症療法」 白川優子氏インタビュー

本稿は9月4日に新潮社フォーサイトに掲載されたインタビューです。無料全文公開をご快諾いただいた編集部のご厚意に感謝いたします。フォーサイトには連載「大人の必読マンガ案内」のほか、不定期で様々なテーマで寄稿しています。詳しくは最後のリンクをご参照ください。

「国境なき医師団(MSF)」の看護師としてシリア、イエメン、イラクなど内戦による人道危機の現場に何度も足を踏み入れた白川優子氏(45)。自身の

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歯に衣着せぬ人

歯に衣着せぬ人

今より20年か30年も前、つまりポリティカル・コレクトネスやリベラルの黒船がやってくる前、ブレない一貫した意見があること、そしてその意見が正しいという確信がある限り、他人の気持ちを慮って言わないでおいたり、言い方を和らげたりするのは格好悪いことだという風潮がある人たちの間にたしかにあった。あった、という言い方をするのは、今ではこういった人たちはほとんどテレビでその残骸を見かけるか、ネット上で悲惨に

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今、つらいと感じている人に贈りたい、「ブランコ」の話

今、つらいと感じている人に贈りたい、「ブランコ」の話

起業した頃、「あの人は大成功を収めていて、うらやましいなあ」と、他の起業家の人たちと自分を比べてしまうことがよくありました。人間の性(さが)かもしれません。人と比べてはいけないと頭では分かっていても、心が勝手にざわざわしてしまいます。今もたまにあります。

会社員の時はもっと酷かったです。「あの人は売上成績が良くて評価されている」「あの人に先に出世された」・・・。相手が後輩だとなおさら嫉妬心は強く

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