カフェバグダッド

中東コラムニスト。エジプト、イランに在住9年。中東の奥行きの深さを、文化、歴史を交えて…

カフェバグダッド

中東コラムニスト。エジプト、イランに在住9年。中東の奥行きの深さを、文化、歴史を交えて日本に紹介。マガジン「中東シネマ倶楽部」随時更新。ウェブストア https://cafebaghdad.booth.pm/ 執筆依頼などは、kubo3070★gmail.com (★→@)まで。

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  • カフェバグダッドニュース

    プレスリリースを含め、カフェバグダッドについての過去のお知らせなどをまとめています。

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    世界各国・地域の食文化を10皿で紹介する記事を集めたマガジンを作りたいと思います。皆さんが旅先などで印象に残った料理の数々をぜひ10皿にまとめて記事にして、#世界を知るための10皿 とハッシュタグをつけて公開ください。自分で撮った写真がなければ、ツイッターやインスタグラムで見つけた写真をツイートごとはめ込むことも可能です。タイトルは「○○(料理)を知るための10皿」を基本としますが、「ワイルドすぎる中東飯、クルド料理を知るための10皿」のような形容詞や前振りを加えても構いません。10皿そろわなければ5皿でも。国のくくりにこだわらず、地方、民族、都市(例・パリのカフェ飯を知るための10皿)といったものも歓迎です。質問はコメント欄に遠慮なくお寄せください。

  • 中東シネマ倶楽部

    中東(オリエント)地域の映画レビュー、映画祭リポートをお届けします。

  • 【マガジン】ネット中傷・ネットリンチにどう対応するか

    自身の経験をリアルタイムに紹介し、ネット中傷・ネットリンチを対処する際のヒントを示せればと思います。

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    カフェバグダッドが鑑賞した中東関連以外の各国映画のレビューが収録されています。

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カフェバグダッド年代記⑥-アラブとイランの詩と音楽

カフェバグダッド活動の年代記。2007年はイベントをひとつも開催しなかった。理由はもう記憶にはないが、おそらく、勤務地が、北関東の県庁所在地から東京本社になり、いろいろ忙しくなって、イベントを開く余裕がなくなったためではないかと思う。東京に引っ越したのだから、逆にやりやすくなったんじゃないのか、と言われそうだが、まあ、そんな感じだったと思う。明けて2008年、この年の夏には、私は日本からイランに異動になる。その前の4月に、おそらく過去で最も盛況だったイベントを実施する。 2

    • 法人note勉強会に参加した②…「コアファンに向かって発信せよ」

      さて、1回目の報告では途中から脱線した感じになったが、さらに続けていく。徳力基彦さんのレクチャーのエキス紹介の第2回目。 「コアファンに向かって発信せよ」(徳力さん) これ、「当たり前だよね」と思う人も多いと思いますが、意外にストレートに実践している人は少ない気もします。 ついつい、新規ファンの獲得のほうに目線が向いてしまうからです。徳力さんによると、コアなファンに発信することで、同時に新規、つまり、まだ企業や商品についてあまり知らない人にも発信することになるのだそうで

      • カフェバグダッド年代記⑤-モスク見学付き、アラブ人学者によるアラブ人論

        カフェバグダッドイベントは回を重ねていく。アイデアはいろいろ浮上してはきたが、どうすれば、参加者の満足度を高められるかを考えながら、試行錯誤で取り組んでいった。 座学だけではないイベントということで行ったのが、「アラブ人と仲良くする方法」と題した金子貴一さんのトーク。金子さんは、カイロ在住が長く、エジプトやイラクなどでメディア記者やコーディネーターを務めたことがある方。現在は、海外、日本のユニークな場所を訪ねる観光ツアーのガイドをつとめている。「秘境添乗員」などの著書もある。

        • 法人note勉強会に参加した①…「とりあえず書いて」と言われる

          東京・麹町のnote本社にはじめておじゃました。中央線・四谷駅からすぐ。オフィスビルに入居している「wework」のかなり広いスペースだった。 noteプロデューサーの徳力基彦さんがスピーカーをつとめる「法人note勉強会」に参加するためだった。企業向けのnote高機能プランの使いこなし方をレクチャーするというもの。無料。これまで徳力さんのSNSなどでの発信に注目してきたこともあって、実際にリアルの場で話を聞いてみたい、というのが、参加の動機だった。 個人的には、昨年夏に

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          カフェバグダッド年代記④-映画、音楽テーマに自分も楽しみながら

          しばらく間があいてしまったが、カフェバグダッド・イベントの第4弾以降を振り返る。時期でいうと、2005年のことだ。 個人的にも映画が好きなので、中東の映画も積極的にとりあげた。この年の4月、東京で国際交流基金の主催で、アラブ映画祭が開かれる。2003年のイラク戦争が日本でも大ニュースとして伝えられたことで、文化的側面からイラクを含めたアラブ圏を理解しようという機運が高まっていたことが開催の背景だろう。 カフェバグダッドは民間団体だったが、アラブ映画祭開催に先立つ2月に、「イラ

          カフェバグダッド年代記④-映画、音楽テーマに自分も楽しみながら

          カフェバグダッドZINEを買える場所と、当面の販売予定

          カフェバグダッドが発行しているZINEをリアル、ネットで購入できる場所を改めて整理してご紹介したいと思います。(2024.1.31現在) まず、リアルですが、都内では下北沢の本屋B&Bさん。 「日本で食べられる中東料理ガイドブック」や「カフェバグダッド・アンソロジー」さらに、比呂啓さん、じょいっこさんとの共著「Baklava BANZAI deluxe」も並んでいます。 また、西荻窪の「旅の本屋のまど」さんでは、「Baklava BANZAI deluxe」が購入可能で

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          日本で食べるマクルーバ⑩(完結)銀座「ミシュミシュ」

          アラブの「炊き込みご飯」、マクルーバの食べ歩きもついに。フィナーレの10回目は、東京・銀座のアラブ料理店「ミシュミシュ」へ。にぎやかに終わりを迎えようと、全て一緒に食べ歩いた映像ディレクターの比呂啓さんの発案でイベントを企画。イスラエル・パレスチナを舞台にした映画「ピンクスバル」の小川和也監督や出演俳優、スタッフが参加して、「パレスチナの思い出を語り合う」食事会という形にした。なお、参加した19人から各500円ずつお預かりしたパレスチナ支援金(9500円)を、国連パレスチナ難

          日本で食べるマクルーバ⑩(完結)銀座「ミシュミシュ」

          日本で食べるマクルーバ⑨池袋「パルミラ」

          アラブの炊き込みご飯「マクルーバ」の食べ歩き9回目。東京・池袋の「パルミラ」へ行った。店内中央でオーナーの雨田須理万さん(アラビア語の名前を漢字に落としたものだと思う)とスタッフが、2人がかりで豪快にひっくり返する場面が、この回のクライマックスだったかも知れない。一緒に食べ歩いている、映像ディレクターの比呂啓さんが撮影した動画があるのでみてほしい。 口にすると、ジャポニカ米を使ったどっしりとした食感が特徴的。アーモンドなどのナッツのトッピングがゴロゴロとのっている。腹にたま

          日本で食べるマクルーバ⑨池袋「パルミラ」

          戦火にほんろうされるシリア人の苦難……映画「葬送のカーネーション」

          暗い灰色の雲が垂れ込める荒涼とした草原地帯を走る車の上には、木製の棺が載せられている。冷たく、湿った空気が伝わってくる冬の光景。一般の日本人がトルコに抱くイメージとはかなり異なるが、実際、この映画の舞台であるトルコ(アナトリア半島)南東部も冬の季節、寒さがかなり厳しく、雪も降る。映像のような暗く陰鬱な天候の日は実際に少なくない。 作品は、内戦下のシリアから家族ともども隣国のトルコに逃れた老人ムサが、トルコに避難している間に妻を亡くし、孫娘を連れて遺体をシリアに連れ帰ろうとす

          戦火にほんろうされるシリア人の苦難……映画「葬送のカーネーション」

          日本で食べるマクルーバ⑧横浜「アル・アイン」

          アラブの炊き込みご飯「マクルーバ」の食べ歩き8回目は、港ヨコハマへ。横浜・伊勢佐木長者町の「アル・アイン」に行ってきた。夕方から冷え込みが厳しくなり、店についた頃には、小雪が舞い始めた。 まず、驚いた、というか、他店と明らかに違っていたのは、日本ではたいてい捨てるカリフラワーの茎を使っていたことだ。よく火が通っていて柔らかく、じんわりと野菜のうまみが伝わってくる。羊肉も格別に味わい深く、ナス、じゃがいもも味がしみていた。感動すら覚える。 マクルーバは、シリア、レバノン、ヨ

          日本で食べるマクルーバ⑧横浜「アル・アイン」

          イベント「パレスチナの思い出を語り合う……マクルーバを食べながら」開催迫る

          私と、映像ディレクターの比呂啓さんとで、去年の12月からアラブ料理の「マクルーバ」を食べ歩いています。 ①東京・中井「ザハラー」(12月2日) ②東京・十条「ビサン」(12月5日) ③茨城・坂東「レッツイート」(12月8日) ④東京・神楽坂「アブ・イサーム」(12月14日) ⑤東京・神田「アルミーナ」(12月19日) ⑥千葉・柏「ミーナ・レストラン」(12月26日) ⑦東京・浜松町「ビブロス」(1月7日) ⑧横浜・伊勢佐木町「アル・アイン」(1月13日) ⑨東京・池袋「パル

          イベント「パレスチナの思い出を語り合う……マクルーバを食べながら」開催迫る

          日本で食べるマクルーバ⑦東京・浜松町「ビブロス」

          新年、あけましておめでとうございます。2024年、アラブ料理の食い初めは、東京・浜松町のアラブ料理店「ビブロス」に12人で行ってきました。にぎやかな宴会でアラブの炊き込みご飯「マクルーバ」の大皿3皿を食べた。食べきれず、一部をお持ち帰りした。コメの中に、羊のほぐし肉が入り、表面には牛ひき肉が。下部は、スライスしたナスで覆われていた。オーナーシェフのナジーフさんはレバノン北部トリポリ出身で、サウジアラビア、イラク、オマーンの在京大使館のシェフをつとめた方。 前菜はメニューから

          日本で食べるマクルーバ⑦東京・浜松町「ビブロス」

          カフェバグダッド年代記③--イラン料理店に場所替え、アラブの笑いなどのトーク

          前回、概要を紹介したカフェバグダッドの第1弾の開催で、「水タバコ(シーシャ)とドリンク、そして中東文化に関するトークショー」というイベントの骨格が固まった。 だが同時に、イベントの課題も表面化してきた。最も重要なのは、水タバコについてだった。水タバコを提供していないカフェでは、水タバコを準備したり、火をおこしたりするのには設備面で不向きだ。 そこで、第2弾以降は、会場を知人の行きつけのイラン料理店「ラリン」(すでに閉店)に変更することにした。西武池袋線・江古田駅近くにあっ

          カフェバグダッド年代記③--イラン料理店に場所替え、アラブの笑いなどのトーク

          カフェバグダッド年代記②--アラブ音楽カフェ、東京・東北沢に出現

          まず、「カフェバグダッド・イベント年代記」としていたタイトルを「カフェバグダッド年代記」に変えました。実態として、そういうことなのでシンプルにしたほうがいいと考えました。 さて、ポップアップのアラブカフェの構想が浮上したところから、話を続けます。その構想を、知人に何ともなしに話したところ、東京・東北沢のカフェ「現代ハイツ」というカフェが、関心を持ったと教えてくれました。早速、どんなところかと、訪ねてみると、レトロなアパートの半地下に作られた、ギャラリーやイベントスペースがあ

          カフェバグダッド年代記②--アラブ音楽カフェ、東京・東北沢に出現

          カフェバグダッド年代記①--アラブ式カフェ開店の野望

          昨年末から、「カフェバグダッドと日本SNS発展史」という記事を7回に分けてアップした。これは、2004年に、中東を日本に紹介するために創設した「カフェバグダッド」という団体の20年にわたる歴史の振り返りの一環だった。 もちろん、SNSという側面からの振り返りは、あくまで一側面にすぎない。このシリーズでは、「カフェバグダッドの20年」の活動の中核をなす、イベントについて、記していきたいと思う。                ◇ 「カフェバグダッド」という名称を思い浮かんだの

          カフェバグダッド年代記①--アラブ式カフェ開店の野望

          カフェバグダッドと日本SNS発展史⑦--サブブログ

          話が少し前後してしまうが、また、ブログ時代の話に戻る。そのころ、「doblog」というブログサービスを使って開いていた「カフェバグダッド・ブログ」のほかにも、ブログをいくつかアップしていた。ブログという新しいツールにかなり熱中していたことがうかがえる。 代表的なものとして「中東イベント情報」がある。これは、日本国内、特に首都圏のイベント情報を逐次ブログにアップするもので、2007年2月から2009年9月まで更新された。主催者などからの情報掲載依頼も受け付け、多い月には40件

          カフェバグダッドと日本SNS発展史⑦--サブブログ