カフェバグダッド

中東(オリエント)の奥行きの深さを、文化、歴史を交えて日本に紹介していきたいと考えています。近くて、遠い、両者の関係を深める助けになるんじゃないかと思います。トルコ・コーヒーなどを飲みながら、中東のカフェにいる気分で、マガジンに収録される記事をたのしんでいただけたらと思います。

カフェバグダッド

中東(オリエント)の奥行きの深さを、文化、歴史を交えて日本に紹介していきたいと考えています。近くて、遠い、両者の関係を深める助けになるんじゃないかと思います。トルコ・コーヒーなどを飲みながら、中東のカフェにいる気分で、マガジンに収録される記事をたのしんでいただけたらと思います。

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    • 中東シネマ倶楽部

      中東(オリエント)地域の映画レビュー、映画祭リポートをお届けします。

    • 旧市街を歩きながら

      日本にもある旧市街を、中東の思い出を交錯させながら歩いてみたいと思います。

    • カフェバグダッドお気に入りコレクション

    • この広い世界を知るための10皿

      世界各国・地域の食文化を10皿で紹介する記事を集めたマガジンを作りたいと思います。皆さんが旅先などで印象に残った料理の数々をぜひ10皿にまとめて記事にして、#世界を知るための10皿 とハッシュタグをつけて公開ください。自分で撮った写真がなければ、ツイッターやインスタグラムで見つけた写真をツイートごとはめ込むことも可能です。タイトルは「○○(料理)を知るための10皿」を基本としますが、「ワイルドすぎる中東飯、クルド料理を知るための10皿」のような形容詞や前振りを加えても構いません。10皿そろわなければ5皿でも。国のくくりにこだわらず、地方、民族、都市(例・パリのカフェ飯を知るための10皿)といったものも歓迎です。質問はコメント欄に遠慮なくお寄せください。

    • 中東と岩手を結ぶ糸

      計9年の年月を過ごした中東と、生後18年過ごした我が故郷岩手の接点を、食、文学、歴史など多岐にわたる分野で示していきたいと思います。「岩手中東化計画」の賛同者を募集しています。ちなみにヘッダー写真は、宮沢賢治が愛した花巻市のイギリス海岸です。

    最近の記事

    豊穣のイラン映画史をにぎやかに描いた巨匠マフマルバフ

    東京・お茶の水のアテネ・フランセ文化センターで2月1から始まった「モフセン・マフマルバフ監督作品セレクション」。初日は、「サラーム・シネマ」と「ワンス・アポン・ア・タイム、シネマ」を鑑賞した。 前者は初めて、後者は鑑賞2回目だった。現代イラン映画のもう一人の巨匠監督、アッバス・キアロスタミをはじめ、演技の素人を作品の中心に置くのはある意味イラン映画では常道ともいえるが、映画オーディションに集まった人々に次から次へと演技をさせるという設定には、ちょっと驚かされる。監督本人が監督

      • 古い洋館の雰囲気が一変、パレスチナ刺繍やウズベキスタンの織物

        江戸城跡、皇居のお濠に近い九段下にひっそりと立つ洋館。「クダン・ハウス」という建物に初めて足を踏み入れた。「シルクロードの美」と題した、中東や中央アジアの布を中心とした工芸品を集めたアートイベントを鑑賞するためだった。 パレスチナの伝統的な刺繍を和服の帯に加工して販売することで、パレスチナ難民など製作者の自活を支えようという事業を行なっている山本真希さんが主催。アクセサリー、じゅうたん、キリムなどの即売ブースが洋館の各室に配置されていて、そこをめぐっていると幻想的で不思議な

        • 今後のバクラヴァガイド本の販売について

          【2月3日アップデート】 現在販売している店は以下になります。 ★書店 旅の本屋のまど(東京・西荻窪) ★飲食店・菓子店 サルシーナ・ハラールフーズ(東京・新大久保) AJICO Salon(東京・春日) ★工芸品店・雑貨店ロードハンドメイド・ギャラリー(東京・銀座東急プラザB1) 【1月26日】 1月15日の文学フリマ京都、同日からの銀座東急プラザでのイベント会場でのバクラヴァガイド本販売が終了。多くの方に手に取っていただき、購入していただき、感謝申し上げます。

          • Baklava BANZAI Deluxe初版の正誤表

            中東菓子バクラヴァについてのガイドブック「Baklava BANZAI deluxe」をお買い上げいただいたみなさま、大変ありがとうございます。以下、初版についての【正誤表】になります。 3ページ・14行目 間違ないし→間違いないし 7ページ・写真(下)の説明 パクラヴァ→パフラヴァ 9ページ・3行目 印字の重なりあり

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            銀座という日本を代表する繁華街のオールド・アンド・ニュー

            東京・銀座の東急プラザで行われた中東クラフトイベントで、中東菓子バクラヴァ本を販売してきた。 東急プラザは、以前は旭屋書店があった場所だと思うが、いつの間にか、テナント中心の百貨店的商業施設になっていた。おしゃれな店が集まっているということで評判を集めているようだ。 イベントは、品川区中延でトルコ工芸店店を営み、東急プラザの地下一階にも支店を持つアールダン・キュルシャドさんが企画。 トルコの民芸編み物のオヤ、トルコ製布地を使った家具、ペルシャ絨毯、ラグなどが展示即売されてい

            旧市街が育む新たな創造的な世界

            奈良、京都という2つの旧市街を歩いた今回の旅。京都では、文学フリマに共同出店した比呂啓さんとじょいっこさん、そして異国飯食べ歩き仲間のバラカちゃんと食べ歩きも楽しんだ。 京都というと純和風の料理というイメージがどうしても強いが、例えば天下一品ラーメンなどをみても、独創的な食が生み出される土地でもあるような気がする。 今回、ディナーとしては、ラオスの首都ビエンチャンで約10年、レストランを営んでいたという日本人カップルが営む「ユララ」を訪れた。ラオス食文化への探究心はかなりのも

            究極の旧市街、古代・中世の二都を歩く

            文学フリマ京都への参加を目的に、京都を訪れた。文フリについては、後日改めて書こうと思っているので、ここでは、マガジンのタイトルでもある旧市街に引きつけてつづってみたい。 武蔵国から新幹線などを利用して西進。いったん京都は通り過ぎて、奈良に向かった。最大の目標というのが、うわさに聞いていたチュニジア料理店の「SAHHA」。北アフリカの代表的料理クスクスがおいしそうだと、ネットにアップされていた写真を見て思っていた。京都から奈良は近鉄列車で1時間もかからない。文フリ前日に少し早め

            「中東会」という名の交友。ナイルの水を飲んだ者はナイルに戻る

            「ナイルの水を飲んだ者は再びナイルに戻ってくる」。そんなことわざがあることを知っているだろうか。主にエジプトに関してだと思っているが、個人的にはかなり納得できる言葉だと思っている。 エジプトに戻る、ところまで行かなくても、エジプトで、あるいはエジプトを通じて深めた友情は、時がたっても色あせない、と思わせることがあった。 もう10数年前、東京で「中東会」という集まりがあって、夜、食事をしながらざっくばらんに意見交換するという集まりがあった。 いずれも中東、特にエジプトに関心を持

            「北越雪譜」のふるさと、エチゴ国の旧市街を歩く

            ホームのサイタマ国を離れらエチゴ国に来ている。ここは一面の銀世界。江戸時代のベストセラー・ルポルタージュとして名高い「北越雪譜」の著者、鈴木牧之の生没地、南魚沼市塩沢の旧市街を歩いた。 旧三国街道沿いに商家が並んでいて、ここがいわば旧市街。建物自体が古いわけではないが、街並みが再現されていて、往時をしのばせる。塩沢の銘酒「鶴齢」の蔵元、青木酒造店の本店もあり、この時期、ここでしか売っていなさそうな一本を購入。 近くには鈴木牧之記念館があったので立ち寄った。書籍の内容だけでなく

            バクラヴァ本を出版する、究極の目的とは

            中東菓子の「バクラヴァ」は、日本ではまだ知らない人が圧倒的に多い食べものだろう。昨年11月に東京・銀座の百貨店にトルコ・イスタンブールの老舗が、海外初店舗を出店して話題になり、さらに12月には、日本在住のシリア人が東京・練馬にシリア式 のバクラヴァ工房をオープンさせた。 それ以前にも日本在住トルコ人などが、バクラヴァ製造に乗り出して、中東料理店や食材店に卸売りをしていた。そうして形成されていた基盤の上に昨年後半の出店の動きが重なり、今、ちょっとしたバクラヴァブームが起きている

            中東での雪の思い出

            今、雪国に湯治に来ている。降り積もる雪を眺めていると、ここは日本だと実感する一方で、中東でみた雪もふと思い出しもする。 イランの首都テヘランは、標高1000メートル以上の高地にあり、北東北とまでは言わないまでも、南東北地方ぐらいの寒さと積雪がある。 首都北方のアルボルズ山脈にはスキーリゾートが点在。さらに奥にはいるてイラン最高峰のダマバンド山が優美にそびえる。 雪景色の美しさでいうと、クルディスタンも素晴らしい。イラク北部にある、宗教的少数派のヤジード教の聖地ラリッシュを

            文学フリマに出店することの楽しみとは

            1月15日に京都の「みやこめっせ」で開催される文学フリマ京都に出店する。2021年から、東京(2回)、大阪、岩手で出店したので、これで5回目になる。 このイベントは、同人誌とかZINEとか言われている出版物を販売するブースが集まった、まさにフリーマーケット。本や活字好きの人には、ぶらぶら会場を歩いて、面白そうなものを手に取ってみる、というだけでも楽しいのではないか。 私が文学フリマに出るひとつの目的も、その辺にある。それぞれ工夫をこらした表紙デザイン、そして立ち読みでは充分に

            古いだけが旧市街の良さでもなく

            サイタマ国川越の旧市街は、江戸時代に河川交通を利用した江戸への物資供給地として栄えた。有名な蔵造り商家は、建物自体は1890年代の大火の後に建てられたものがほとんどだが、江戸時代から続く川越商人たちが現代に伝えてきたものだ。 ただ、実際に現在商いを営むのは、川越以外の人々なんだ、という話をよく聞く。街にあふれる観光客をターゲットにした商売は、その道のプロという人たちがいるだろうし、適材適所ということで、それ自体は悪いことでもないように思う。 旧市街というと、古いものが息づ

            日本を代表する旧市街で、文学フリマに参加します。

            旧市街を歩き回りながら、日々のつれづれを書きつづるこのマガジン。日本を代表する旧市街といったら、やはり京都ということになるだろう。 その京都に、来週行くことになっている。文学フリマ京都というイベントに参加するためだ。 文学フリマは、東京をはじめとした各地で開催されていて、私はこれまで、東京、大阪、岩手でのイベントに参加した。同人誌というのか、ZINEというのか、さまざまな冊子が売られる「文学作品展示会」あるいは「文学マーケット」だ。 これまでの文学フリマでは、「カフェバグダ

            旧市街の市場の横の路地のカフェには、にぎわいという舞台設定があった

            この、よしなしごとを書くマガジンの名前を「旧市街をさまよう」としたのだったが、何か既視感があるなあ、とモヤモヤしていた。今朝、思い出したのが、季刊「旅行人」という雑誌だった。今、手元にあるのだが、2005年秋号の特集タイトルがまさに、「旧市街をさまよう」。 ああ、これだったんだ。16年前とはいえ、まったく同じなのもどうかと思い、新マガジンの名前を」旧市街を歩きながら」に変えた。今いち、しっくりこない感じもあるので、もしかすると、また違う名前にしてしまうかも知れない。 「旅

            「アートな」だけが写真ではない、ということについて

            「民族誌写真」という言葉が気になっている。アジアをフィールドに長年活動する、ある写真家のことを調べている中でのことだ。京都を拠点に季刊誌「K」を出している西岡圭司さんから、初めてその言葉を聞いた。フィールドワークの中で撮影された、文字の民族誌と同様に民族を記録・叙述する意味合いを持つ写真、のことだ。 調べてみると、文化人類学者で国立民族学博物館館長を務めた梅棹忠夫さんが広めた言葉のようだった。梅棹さんは「民族学と写真」の中で、民族学にとって写真はとても重要な「記述の手段」だ