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宇野常寛が編集長をつとめる〈PLANETS〉の公式noteです。政治からサブカルチャーまで、独自の角度と既存メディアにはできない深度で、読むと世界の見え方が変わる記事を月に4本以上配信しています。メンバーシップでは、宇野が直接指導するオンライン講義や読書会を開催しています。

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    • PLANETS note

      宇野常寛が主宰するPLANETSがnoteでお届けするウェブマガジン。政治からサブカルチャーまで独自の角度と既存のメディアにはできない深度で情報発信しています。

    • 世界文学のアーキテクチャ

      グローバルに流通する文学作品の研究において、「世界文学」の概念が用いられるようになりました。もともとは産業革命期の19世紀に誕生したこのワードを手がかりに「小説」と「資本主義」の構造的な類似を分析しながら、「世界文学」としての小説が持つ特徴を批評家・福嶋亮大さんが理論化していきます。

    • 消極性デザインが社会を変える。 まずは、あなたの生活を変える

      消極的な性格のままでも人と交流しやすくする環境や道具をデザインすることが大切なのではないか。話題の消極性研究会の活動をご紹介。

    • 現役官僚のニューヨーク駐在日記

      本連載では、現役官僚である橘宏樹さんが、ニューヨークへの赴任から1年を経たタイミングで、改めて感じたアメリカの政治風土を日本の読者向けに紹介していきます。

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      【創刊号と#2+解説集の3冊セット】宇野常寛 責任編集『モノノメ 創刊号』『モノノメ #2』+宇野常寛書き下ろし「『モノノメ #2』が100倍おもしろくなる全ページ解説集」

      6,000円
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    【新連載】世界文学のアーキテクチャ はじめに──世界・小説・商品|福嶋亮大

    福嶋亮大 世界文学のアーキテクチャ はじめに──世界・小説・商品 私はこの間PLANETS刊の雑誌『モノノメ』に世界文学論を連載してきましたが、それはもともと第一部の理論パートおよび第二部の歴史パートという二部構成を想定していました。ただ、書き進めるうちに、世界文学を理論的対象とするには、まず小説の歴史的な歩みを明確に描き出さねばならないということに気づきました。そこで編集部にお願いして、当初の第二部のプランだけを独立させて、新たなウェブ連載「世界文学のアーキテクチャ」として

      • 10年目の東北道を、走る|宇野常寛(後編)

        10年目の東北道を、走る|宇野常寛(後編)石巻のヒーローたち 石巻は、10年前に僕が歩いた被災地の一つだった。石ノ森章太郎の生家に近く、少年時代の石ノ森は文化の香りを求めて郷里の山村から本屋と映画館のある石巻に通い詰めていたという。このような特別な関係から、石ノ森の愛したこの国の「萬画(石ノ森はマンガという文化の多様化と成熟を理由に、この字を充てていた)」の歴史と精神を伝える美術館が、この街に建てられている。僕が10年前にこの街を訪れた理由の一つが、この石ノ森章太郎と石巻の関

        • 10年目の東北道を、走る|宇野常寛(前編)

          10年目の東北道を、走る|宇野常寛(前編)10年目の、旅のはじまり 2021年の夏がはじまろうとしていたある日、僕は編集部のスタッフたちと東北地方へ旅立った。より具体的には、あの地震と津波で被災したいくつかの土地に向けて出発した。10年の時間が過ぎて、3月11日の節目が終わって、復興予算も削られて、復興を旗印に誘致されたはずのオリンピックからはいつの間にか復興という主題が消し去られてしまって、あらゆる意味で忘れられようとしている土地を、僕たちは訪ねることにしたのだ。  僕たち

          • 消極的な人よ、身体を解放せよ──いや、そもそも身体なんていらない?|消極性研究会(後編)

            消極的な人よ、身体を解放せよ──いや、そもそも身体なんていらない?|消極性研究会(後編)キャンセルできない存在としての物理的身体をどう支援するか──ただ、単純に今の世の中では、むしろ逆にわざわざ投稿しないと存在が認識されないSNSやメタバースはめんどくさくて、カフェやコンビニのような実空間の方が、どうあってもキャンセルできない物理的身体が側にあるだけで、つまりただいるだけで消極的な自分でも最低限認識してもらえるので寂しくなくてよいと感じている人たちも多いでしょう。そういう人た

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          • “kakkoii”の誕生 -世紀末ボーイズトイ列伝-
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            消極的な人よ、身体を解放せよ──いや、そもそも身体なんていらない?|消極性研究会(前編)

            消極的な人よ、身体を解放せよ──いや、そもそも身体なんていらない?|消極性研究会(前編)消極性研究会にとって「身体」とはなにか──今回、身体についての特集を組もうと思ったことのきっかけのひとつは、乙武洋匡さんの発言です。彼が言うには、「自分は生まれつき、足があった経験がないので、歩きたいと思ったことはない」そうです。つまり、移動さえできれば二足歩行である必要はなく、テレポートできればそれが理想なのだと。にもかかわらず、「OTOTAKEPROJECT」をやっているのは、あくまで

            ニューヨークのイノベーションシーンについて(前編)|橘宏樹

            橘宏樹 現役官僚のニューヨーク駐在日記 第8回 ニューヨークのイノベーションシーンについて(前編)▲トルコの国連代表部・在米トルコ人協会の前。被災した母国に物資を送る作業が昼夜問わず行われています。  おはようございます。橘宏樹です。2023年も2月に入りました。昨年末は寒波に襲われたかと思えば、1月は雪ひとつふらない暖冬でした。そのくせ今月に入ると、体感マイナス20度級の極寒日が続きました。なんとも寒暖差が激しく、体調を崩しやすい日々です。  年末年始は育休を取得してお

            すでにサイバースペースの半ば支配下にある実空間において、建築的アプローチの果たすべき役割とは|宇野常寛

            すでにサイバースペースの半ば支配下にある実空間において、建築的アプローチの果たすべき役割とは|宇野常寛 編集部から2030年に考えられる社会と文化の変化について、というテーマを受け取ったのだが、これが悩ましい。もちろん、相応の説得力のある賢い文章をその回答に充てることはそれほど難しくない。データの羅列と、それを意味づける横文字によってその説得力を増すことも、手間はかかるがある種の語り口がテンプレートとして確立しているので精神的な労力はむしろ低くて済むだろう。しかし、私に求めら

            勇者シリーズ(3)「勇者エクスカイザー」|池田明季哉

            池田明季哉 “kakkoii”の誕生──世紀末ボーイズトイ列伝 勇者シリーズ(3)「勇者エクスカイザー」『トランスフォーマーV』では、ジャン少年という「子供」にとって、スターセイバーという人格を持ったロボットが目指すべき「大人」である、という父子の関係が確立されたことを示した。言い換えれば、これは「未成熟な主体」が「魂を持った乗り物」にアクセスすることによって成熟を試みていく構造の確立でもある。 この『トランスフォーマーV』に続いて制作されたのが、「勇者シリーズ」だ。「勇者

            ロボットアニメはなぜティーンズの「性と死」を描けるのか|石岡良治(後編)

            ロボットアニメはなぜティーンズの「性と死」を描けるのか|石岡良治(後編)「宇宙世紀ガンダム」を支え続けるガンプラ市場 現時点(2019年執筆時点)における『ガンダム』テレビシリーズ最新作『鉄血のオルフェンズ』の反響について、ひとつ興味深いことがあります。視聴率やソフト売上という点では必ずしもブランド力に見合っていないとする見解もあるのですが、主役機「ガンダム・バルバトス」をはじめとして、ガンプラの売上という点ではそれなりに好調だったという事実です。  そもそも1980年代のロ

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            ロボットアニメはなぜティーンズの「性と死」を描けるのか|石岡良治(前編)

            戦後アニメ史と並走してきたロボットアニメ「アニメーション」一般から区別される意味での日本の「アニメ」が、1963年1月1日放映開始の『鉄腕アトム』にはじまるという見方は比較的共有されていると思います(もっとも当時は「アニメ」とは呼ばれていなかったわけですが)。興味深いのは同年秋に『鉄人28号』(~1966)もアニメ化されていることで、数多いアニメジャンルの中でもロボットアニメは、日本のアニメ史とほぼ重なる歴史的広がりを持っています。とはいえ現在ロボットアニメとみられる作風の原

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            身体というフロンティア|最上和子

            身体というフロンティア|最上和子  私のしている舞踏は自分の外側に動きの形をつくるのではなく、まず最初に自分の身体の内部と徹底的に向き合う。世界にはバレエ、日舞、フラメンコ、伝統芸能、民族舞踊などたくさんの舞踊があるが、そのどれとも違い、方向が逆になっている。それは踊りをする前に内部を見出すという大きな課題があるからだ。  身体の「内部」とはどういうことか。私の行っている基本の稽古に「床稽古」というのがある。身体の力を抜いて一〇分間床に横たわり、一〇分かけて立ち上がり、次に

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            宇野常寛インタビュー<情報過多の時代に市民(=主体)はどうあるべきか>

            情報社会における市民=主体はどうあるべきか──パンデミックの蔓延、人々のインターネットへの常時接続、未曾有の状況の前に放棄された思考、民主主義という制度に支持された監視と統制……閉塞した現状をいかにして開くことができるのか。その思考実験が、異人たちの人生と思想を通じ、弛まず繰り返される本でした。 宇野 この本はコロナ禍の中で書かれた本で、その影響はやはり大きいです。ただ、僕の関心はたぶん世間とはかなり変わっていて、このパンデミックがインフォデミックに支えられていたことにあり

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            凡庸な服は、いかに捉え得るか?──私的な身体技法をめぐる試論的考察|藤嶋陽子(後編)

            凡庸な服は、いかに捉え得るか?──私的な身体技法をめぐる試論的考察|藤嶋陽子(後編) 服に、願いを。  自分の衣服に関する情報を積極的に発信するインフルエンサーたちに対して、これまで述べてきたような情報に触れながら服を選び、服を纏う私たちの実践は、どのように考えることができるのだろうか。  SNSにおいては自分と似た体型や属性のユーザーの投稿画像を眺めて服の情報を得るわけだが、今日ではECサイトでも同様の体験がもたらされている。モノとしての商品そのものよりも、その衣服を纏

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            凡庸な服は、いかに捉え得るか?──私的な身体技法をめぐる試論的考察|藤嶋陽子(前編)

            ==== PLANETS公式ストア クリスマスセール中です ==== 年末年始は本を読んで過ごしませんか? 12/7〜12/26 最大44%オフ クリスマスセール開催中! (対象書籍) 『モノノメ 創刊号』 『モノノメ #2』 小山虎『知られざるコンピューターの思想史』 高佐一慈『乗るつもりのなかった高速道路に乗って』 凡庸な服は、いかに捉え得るか?──私的な身体技法をめぐる試論的考察|藤嶋陽子(前編) 凡庸さを捉える術を模索する  どんなに生活スタイルが変わっても

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            【トークイベント】「論破しない」で総括する激動の2022年|宇野常寛×乙武洋匡×菅野志桜里×駒崎弘樹×若新雄純×吉田尚記(渋谷セカンドステージSPECIAL)

            PLANETSよりトークイベント開催のお知らせです! 「渋谷セカンドステージ」では、渋谷ヒカリエ 8/COURTを舞台に、PLANETSと東急株式会社が共同で、渋谷から新しい文化を発信することをテーマに様々なトークショーを開催しています。今回は激動の2022年について、ゲストの方と議論します。 ゲストは、作家の乙武洋匡さん。 弁護士の菅野志桜里さん。 認定NPO法人フローレンス会長の駒崎弘樹さん。 株式会社NEWYOUTH 代表取締役の若新雄純さん。 司会にニッポン放送ア

            「平和マーケティング」と21世紀の戦争をめぐる諸問題|藤井宏一郎(後編)

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