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PLANETS note

宇野常寛が主宰するPLANETSがnoteでお届けするウェブマガジン。政治からサブカルチャーまで独自の角度と既存のメディアにはできない深度で情報発信しています。
「PLANETS note」では、毎月4本ほどの記事を配信します。また、登録月の前月配信分からさか…
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記事一覧

世界文学のアーキテクチャ 第一四章 不確実性――小説的思考の核心|福嶋亮大(後編…

福嶋亮大 世界文学のアーキテクチャ 7、グローバリズムをくり抜く地震こうして、一八世紀の…

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PLANETS
6日前
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世界文学のアーキテクチャ 第一四章 不確実性――小説的思考の核心|福嶋亮大(前編…

福嶋亮大 世界文学のアーキテクチャ 1、不確実性を思考する本連載もそろそろ終わりに近づい…

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PLANETS
13日前
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中心をもたない、現象としてのゲームについて 第40回 第5章-5.4 遊び-ゲームにおける…

井上明人 中心をもたない、現象としてのゲームについて 第40回 第5章-5.4 遊び-ゲームにおけ…

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3週間前
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21世紀のジャポニズム 陰影「礼賛」から陰影「退散」へ(ニューヨークのイノベーショ…

橘宏樹 現役官僚のニューヨーク駐在日記 第13回 21世紀のジャポニズム 陰影「礼賛」から陰影…

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PLANETS
1か月前
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中心をもたない、現象としてのゲームについて 第39回 第5章-5 ゲームを循環として再記…

井上明人 中心をもたない、現象としてのゲームについて 第39回 第5章-5 ゲームを循環として再…

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1か月前
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第十三章 人間――悪・可塑性・人種|福嶋亮大(後編)

福嶋亮大 世界文学のアーキテクチャ 6、可塑性を利用する芸術家――オーウェルの『一九八四…

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1か月前
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第十三章 人間――悪・可塑性・人種|福嶋亮大(前編)

福嶋亮大 世界文学のアーキテクチャ 1、悪の発明――ラス・カサス的問題 文学にとって世界とは何か。私は歴史的な見地から、その問いを初期グローバリゼーションと紐づけた。世界とはたんに空間的な広さを指す概念ではなく、異質なものとの接近遭遇がたえず起こる場である。異なる歴史、異なる習俗、異なる人間との関係の集合体としての〈世界〉――その成立に欠かせなかったのが、アメリカ大陸へのヨーロッパ人の進出であり、「万物の商品化」を加速させる資本主義のプログラムであった。「世界文学とは新世界

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勇者シリーズ(7)「勇者警察ジェイデッカー」|池田明季哉(中編)

「人間」になっていくロボットたち ダ・ガーンは地球の意志ともいえるような超存在にその人格…

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2か月前
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第十二章 制作――ハードウェアの探究|福嶋亮大(後編)

福嶋亮大 世界文学のアーキテクチャ 6、制作の哲学――他者性のオン/オフ 制作者は、素材…

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2か月前
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第十二章 制作――ハードウェアの探究|福嶋亮大(前編)

福嶋亮大 世界文学のアーキテクチャ 1、読むこと、見ること、作ること 私は前章で、近代小…

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3か月前
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老骨に自ら入れる鞭の驚くべき強さ~バイデン大統領一般教書演説~|橘宏樹

橘宏樹 現役官僚のニューヨーク駐在日記 第12回 老骨に自ら入れる鞭の驚くべき強さ~バイデ…

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3か月前
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第十一章 主体――読み取りのシステム|福嶋亮大(後編)

福嶋亮大 世界文学のアーキテクチャ 6、教師あり学習――ゲーテのビルドゥングスロマン も…

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4か月前
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第十一章 主体――読み取りのシステム|福嶋亮大(前編)

福嶋亮大 世界文学のアーキテクチャ 1、一か二か ルソーが自伝文学『告白』の冒頭で「わた…

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4か月前
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勇者シリーズ(7)「勇者警察ジェイデッカー」|池田明季哉(前編)

反動としての『勇者警察ジェイデッカー』 「高松勇者」の一作目となった『勇者特急マイトガイン』は、「谷田部勇者」が確立した少年とロボットの関係性を大幅に再解釈し、少年のナルシシズムを強化した。結果としてマイトガインはむしろ搭乗型ロボットの美学へと傾くことになった。 こうした美学の変化に、制作側はおそらく自覚的であったと思われる。なぜならそれに続く『勇者特急ジェイデッカー』は、少年とロボットの関係に明確に立ち返っているからだ。 『勇者警察ジェイデッカー』(1994年)は、そ

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