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#美味しい
キッチンに立つ。一緒に食べる【八百屋から見た“食”no.55】
※夏野菜の象徴“オクラ”が今回の表紙です※
真夏です。梅雨明けです。
猛暑酷暑がやってきてしまいました。
東京は午前中から実測35度。夕方18時でも35度。22時で30度の日々。
2週間先までずっと同じ予報。その強烈さにゲンナリしてしまいます。
真夏はキッチンに立つ時間をなるべく減らしたい。
真夏に食事を作る全員、同じ感情同じ思考を持っているんじゃないかなと勝手に思ってます。
なにせ暑いし熱
美味しいくだものは生産者から直接買おう【八百屋からみた“食”no.38】
果樹(≒樹木で実るくだもの)の今後は本当に厳しいです。
◆異常気象(暖冬の開花異常・遅霜の枝花凍結・台風の風水塩害・夏秋の高温多湿&病害)
◆流行病・ウイルスによる伐採。高温耐性&耐病品種への植え替え
◆カメムシの越冬と大量繁殖(全項目中、最も地味で最もキツイ)
◆生産者高齢化による労働力不足&廃業(継いでも未来が見込めない)
◆大幅な需要減(贈答文化の消滅+今まで食べていたご年配層が噛めなく剥
買い物と多様性【八百屋から見た“食”no.1】
いつからか出てきた多様性というワード。
「多様性こそ大切」と言われてしばらく経ついっぽう、
興味の細分化(分散)と情報化社会が相まって
【共通認識(基礎知識≒一般常識)の低下】を招いている
「多様性は大切」と朧気には皆思いつつ「分断」が進んでいて、
極論の両岸から主張し合っている・相容れない状況が進んでいるように思えるのです。
日本史・戦国史・幕末に詳しい・詳しくない
海外居住・現地事情・外交に
味でつながる信頼。【八百屋からみた“食”no.11】
産直八百屋をずっと続けて思うことです。
作り手からお客さんが食べるまで。
私が仕事とする“食”は、生産者も 消費者も 売場も 飲食店も
『味』でつながっている(から成り立つ)と思っています。
作り手(生産者・食品製造/加工業者)
売り手(卸・売場・飲食店・通販)
買い手(消費者・お客さん)
各ステージ・個々が持つ“コンセプト・こだわり”は
各自で大切にしてもらって。
【食べて美味しいという
安全に食べる=農薬&肥料の使用不使用“ではない”話。【八百屋から見た“食”no.13】
栽培期間に起こり得るあらゆる病害・虫害・天候不順を経験されながらも、いわゆる栽培時農薬不使用(≒オーガニック・無農薬)の生産者皆さんのポリシー。敬意しかありません。美味しい状態にまで仕上げ、当店に出荷される農薬/化肥不使用の生産者も多数いらっしゃいます。お世話になってます。
しかし“病気治す効果”とか
“栄養価高い”とか
“安全に生で食べれる”とか
栽培時農薬不使用という事実に関係しない『変なユ
お客さんが売場で“目利き”しても無意味。モノを選ぶより店を選ぼう【八百屋からみた“食”no.17】
秋です。りんごの収穫出荷の声を各地からいただくようになりました。
長野・青森の生産者直送。最速もいだ翌日に売場に並びます。いま(10月前半)のおすすめは「サンつがる・早生ふじ」です。
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Q. 売場でできる美味しい〈りんご〉の見分け方は?(ホントよく聞かれる)
A. 正直なところ、ありません。
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〈り
40代以上は気をつけよう【八百屋から見た“食”no.42】
目の前にあるモノ・場・人・状況から連想することでヒトの判断力は育ちます。
スマホ(web)・テレビ・雑誌といったメディアを閲覧して情報を“仕入れ”たところで、誰かが発した悪い意味での「伝言ゲーム」には参加したくないし、参加するメリットがありません。
10代20代30代の皆さんは、物心ついたころからWebやスマホとの付き合い方に慣れていて、エンタメとして(≒情報の距離を置いて)閲覧できても、40
「いただきます」と「ごちそうさま」をもういちど【八百屋から見た“食”no.27】
気になる情報が安易に入手できるようになった昨今。
逆に画面から得られる情報が多すぎて何が正しいのかわからなくなっていませんか?
店頭に立つ感覚としては、作り手・売り手・買い手がそれぞれ好き勝手に、主張ばかりの発信を繰り返すだけで相互理解のギャップは年々拡がるばかり。断絶に近い距離感にも思えてしまいます。
農や食の分野に限ったことではありませんが、賛同者を囲い込むだけのコミュニティは外敵(仮想敵)