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よりよく生きる 全記事まとめ

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書籍以外の形でnoteに公開した文章のうち、「人生をよりよくしていく」というテーマを取っている記事のまとめです。
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努力は状況によって引き起こされる

努力は状況によって引き起こされる

「何に対してもやる気が出ない」という日々が続くことがありますね。頑張れなかった結果を最終的に引き受けるのは自分自身なので、どうにかできるのであればどうにかしたいものです。どうすればよいのでしょうか?

「きちんと頑張れるタイプの人間」がいるだろうか前回の記事「社会でちゃんとやっていけない我々はどのように働けばよいのか (2024.4.30)」では、私が昔から抱えている健康問題と、そういう中で今年立

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社会でちゃんとやっていけない我々はどのように働けばよいのか

社会でちゃんとやっていけない我々はどのように働けばよいのか

私が出版の仕事を始めた経緯と、「体調やメンタルの問題で普通に働くことが難しい人間はどうやって生きていけばいいのか」という疑問について。最後に、この疑問に答えるためのいくつかの本の出版計画も。

かっこいい経緯でこうなったわけじゃなかった今年に入ってから、シロイブックスという出版レーベルを運営しています。

2ヶ月ほど前に最初の本「社会人のための楽器の継続と上達の手引き」を出したばかりで、今は2冊目

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一歩踏み出せるのなら、きっとその先も行ける

一歩踏み出せるのなら、きっとその先も行ける

「いつかやりたい」と言いながら、いつまでもそれを始められない人がいる一方で、さっさと道具を買ったりどこかの教室に申し込んだりして、その場でそれを始めてしまう人がいます。何が違うのでしょうか?

「早くステージに立て」と伝えたかった先日、私にとって最初の本として「社会人のための楽器の継続と上達の手引き:練習の習慣化から、音楽性を深めるまで」を公開しました(以下「この本」と呼びます)。noteの有料マ

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下手でいいから何かやるんだ、何もなさずに墓場まで行くつもりか?

下手でいいから何かやるんだ、何もなさずに墓場まで行くつもりか?

それを始めてください。あなたが何かをしてもしなくても、あなたはそのうち死んでしまいます。

私が尊敬する人たちについてこのような場所で「自分の考えを書く」ということに真剣に取り組むようになってから、人前で何かをやっている人間に対するリスペクトが増した気がします。

私は昔から、自分で何かをやるのが好きなほうです。10代の頃にはプログラミングを覚えて、いろいろなゲームを作ってネット上で発表していまし

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極論は常に間違っているという説

極論は常に間違っているという説

そもそもが白と黒だけではできていないこの世界です。善悪や正誤という二分された単純な認識を持つことは、自分の内外に衝突と葛藤を生み出し、結果的に自分自身の不幸へと繋がります。

高潔な理想を振り返り、若かったなって思う私がこれまでの生涯で最も繰り返し読んだ本、そして私の本棚で他のどの本よりもボロボロになっている本として、バートランド・ラッセルの「幸福論」があります。

ラッセルは20世紀を代表するイ

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人を愛することに、感情の強さはあまり関係がない

人を愛することに、感情の強さはあまり関係がない

誰かに向けられた強い感情を愛と呼ぶのは、実はあまり適切ではありません。人を上手に愛するには、愛するための能力が必要で、そこにはスキルと訓練という考え方が関係してきます。

そもそも、愛って感情なんだろうか?誰かのことがすごく好きで、強く愛しているのだと言う人がいますね。これに対して、私は普通に考えられているような愛情の強さって、本当はそんなに重要ではないような気がしています。

誰かを愛することが

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伝達不可能な知識と、それでも伝えるということ

伝達不可能な知識と、それでも伝えるということ

自分が本当に感じていることを、言葉で他人に伝えることは可能だと思いますか?

言われて理解するなんてことはない困難な人生をどのように肯定するかということについて、noteやブログで書き続けています。なるべく多くの人に読んでもらって、役立ててほしいと思っていますが、実際にこれが心に届く人の数というのは、かなり限定的なのではないかと感じています。

ここには私の文章の表現能力の問題や、ネット上で情報を

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君にも希望に満ちていた時期があったんじゃないか?

君にも希望に満ちていた時期があったんじゃないか?

日々がひたすら忙しくて、つまらないな、人生ってこんなものなのかなと感じるとき、私たちはどうするべきなのでしょうか。

地下鉄の出口から光が見えていた先日、アート系のワークショップで「絵を描く」ということの楽しさを思い出したという話を、「人はどうして、大人になると絵を描かなくなるのだろう (2023.12.9)」の記事で書きました。

ワークショップが終わって、暗くなった帰り道を歩いているとき、私の

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人はどうして、大人になると絵を描かなくなるのだろう

人はどうして、大人になると絵を描かなくなるのだろう

お絵描きと工作のワークショップに参加したら、絵を描くのがめちゃくちゃ楽しかった話。そして、私たちの中にある自由を殺してしまうものとは何なのだろうかということを考えました。

好きにしてねって言われて固まっちゃった私の大好きな画家、ニシムラマホさんが月一で開催されているワークショップ「アートあそび」に参加してきました。

きっかけは、たまたま発生したマホさんからのお声がけです。ちょうど開催中だったマ

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フワフワしたメッセージじゃなくて、ちゃんと世界を肯定したい

フワフワしたメッセージじゃなくて、ちゃんと世界を肯定したい

悲しみに満ちた、冷たいこの世界で、どのようにして人生を肯定しますか?

自分の人生を否定したら、あなたの負けなんだブログとnoteで、ずっと人生について書いています。生きづらさにどう対処したらいいかとか、人生の意味ってどうしたら見つかるんだろう、といったことです。

「文句を言うだけなら子どもでもできる」ということがあって、これは仕事上のいざこざとか創作物に対する批評みたいな具体的なことだけでなく

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会社で隣の席だった子が大切な友達になった話

会社で隣の席だった子が大切な友達になった話

人生の偶然により関係性が発生した、私の大好きな友達についての話です。出会いは不意に現れて、それが宝物であるということが徐々に明らかになってきます。

友達ができるって宝くじに当たるみたいだ私の大切な友達である、Aちゃんの話を書きます。

Aちゃんは私が以前勤めていた会社で、たまたまずっと隣の席だった子です。私より4つ年下ですが、会社に入った時期としては少し先輩です。最初は席が隣でも別々の仕事をして

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友達ってサイコー、友達を増やしてウキウキ人生を送ろう

友達ってサイコー、友達を増やしてウキウキ人生を送ろう

ずっと「自分には友達なんていない」と感じていた私が変わった話。「群れるのは嫌い」と思っているあなたにも、人間関係はきっと大切なものを与えてくれます。

アイリッシュセッションという集まりの話年に2〜3回、音楽好きの仲間たちと、公園のあずま屋に楽器を持って集まっています。お昼の少し前くらいに集合して、持ち寄ったお菓子を広げて、おしゃべりをして楽器を弾いて、日が落ちる前くらいに解散します。

この間の

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