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いいなあ!とか、おもしろい!!と思った記事を集めてます。書いてくださったnoterさんに感謝。
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2023年8月の記事一覧

めんどうなルッキズム

めんどうなルッキズム

学生時代から、他人について「太っている」と言うのはタブーであった。最近では「痩せた」も軽はずみに言ってはならない雰囲気がある。
高校の頃、私には笑いのツボが違うクラスメイトOがいて、あまり親しくはなく選択教科が同じ移動のときだけ数名で共に行動していた。ある冬の日授業が終わり我々が教室に戻ろうとした頃その選択科目の教師がふと「Oは最近太ったんじゃないか?」と真顔で言った。私はなんとなくマズイと思いO

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癒しの琉球音階

癒しの琉球音階

少し早い夏休みを取って沖縄に行ってきたのである。昼は海で泳ぎ、夜は沖縄料理を肴に泡盛を飲む、そして夜が明けたらまたその繰り返し、という背徳の日々。心身共にリフレッシュしたのである。特に三線歌いの女の子と話をしたのが心に残ったのである。こうして、「である調」で書くとあまり楽しそうだった感じがしないかもしれないが、浦島太郎なみに楽しかったのである。

三線(さんしん=沖縄の三味線)の聴けるお店には何回

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地球の一員として生きる

地球の一員として生きる

今日は少し真面目な話です。
書こうか?どうしようか?迷いましたが、リニア開通工事について実際に目にしたこと、感じたことの記録として、書くことにしました。

あまり楽しい話ではないかもしれません。
でも、目を背けてもいけないと思っています。
少しのあいだ、お付き合いいただけたら嬉しいです。

※ ※ ※

わたしの記事にたびたび登場する森林公園。
広大な土地は、比較的車通りが多い道路に面しており、公

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ポケモン工芸展

ポケモン工芸展

本当によかった〜!!!
会期中あと何回か行きたかったけど、行ったのが終わる2日前。
何してんだよ〜自分!
あと、ミロカロスのマンホール撮ってくるの忘れた!
自分、バカだーーー(;o;)

『万の文反古』を読んで江戸時代とSNSを想う【井原西鶴】

『万の文反古』を読んで江戸時代とSNSを想う【井原西鶴】

図書館へ徒然草と方丈記を探しに行った際に、ついでだからとなんとなく手に取った本がある。

それがこちら↓

『世間胸算用』、『万の文反古』、『東海道中膝栗毛』が一緒になったお得なセットみたいな本だ。

普段noteで旅行記事を読みまくりな自分だが、そういえば東海道中膝栗毛はしっかり読んだことがない事に気づき、借りる運びとなった。

でも今回紹介するのは東海道中膝栗毛ではなく、『万の文反古』である。

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1年振りの、東京へ。│ マティス展

1年振りの、東京へ。│ マティス展

Aug.2023

「 あなたが はじめて行った、展覧会を 憶えてる? 」

会社からの帰り道に立ち寄った古本屋で、偶然 美しい図録を手にしたときに、その答えを思い出した。

2012年 、『 大エルミタージュ美術館展 』。
国立新美術館で開催された この展覧会が、記憶の限り
わたしが最初に 足を運んだ展覧会だった。

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私がチャイナドレスを創り続けたわけ

私がチャイナドレスを創り続けたわけ

はじめての中国訪問は 26歳・・・
政府の派遣員としてチャンスをいただきました。

商社、小売、アパレル企業から6名にて上海へ
衣料製造業の現状分析という任務でしたが
商社の方が団長となり、盛り上げて下さいました。

私が一番若く、鞄持ちの存在でしたが
毎夜、皆様の武勇伝を聴かせていただきました。

この出会いが、私の人生を変える起点となり
5年後、上海に生産拠点をつくることができました。

当時

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取り越し苦労もいいところ

取り越し苦労もいいところ

私はかなりの心配性だ。

ちょっと落ち込むことがあって、しゅんとしていた。新しく繫がりのできた人にうまく振る舞うことができなかったのだ。

時々慣れたことをしていても「あれ、これはどうしたらいいんだろう?」と壁にぶつかることがある。それは大体自分の中に前例のないことだ。ほとんどが相手が人間だからこそわからないという理由からのような気がする。

今までと接したことのない人だからわからない。
同じ人だ

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ここニッポンで、なぜ「ひろしま」は葬り去られ、2023年の世界はすでに臨戦態勢なのか ~ 広島市民8万人が参加した映画「ひろしま」& カイヨワ「戦争論」

ここニッポンで、なぜ「ひろしま」は葬り去られ、2023年の世界はすでに臨戦態勢なのか ~ 広島市民8万人が参加した映画「ひろしま」& カイヨワ「戦争論」

2019年8月にNHK総合で放映された映画「ひろしま」を初めて見て、強い衝撃を受けました。その後も再放送されてきましたが、NHKサイトではこの映画について、次のように解説されています:

このような映画が原爆投下後8年して作られていた、という驚き、実際の被爆者や小中高生も含めた広島市民8万人が撮影に参加していたという特異な凄み、脚本に込められた痛切なメッセージにも深く心動かされました。

ところが

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オレンジ/orange

オレンジ/orange

街も人も心も黄昏に染めて夜が始まる。

The night begins as the city, people and their hearts are dyed in twilight.

来週も美しい夕焼けが見れますように…

風譜

風譜

蝉の亡骸が舗道に転がっていた
クマゼミだった
ここには
アブラゼミはいない
クマゼミばかりだ
私たちの頃は
茶色いアブラゼミばかりが網にかかって
嫌になったものだ
黒い体に橙色の鎧をまとい
透明な羽根が光るクマゼミは
たまに捕まえることができたりすると
自慢したくなったほどだ

路上の電話ボックスは
沈黙を密封するガラス箱から
太陽の光と熱を
ひたむきに浴び続ける
実験装置になり果て
昨日と今日が

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結婚した日

結婚した日

ちょうど「いつかはあのことを書こう」と思っていたところに、なんとピッタンコなテーマだろうか。

選択、ときたもんだ。

選択には小さなものから大きなものまで(ヤンボーマーボー的な)様々ある。
人はいくつもの選択をしながら日々を過ごしている。
いちいち「ああ…わたし今選んでるわー」と意識していないだけで、1日の中だけでも数えてみたら途中で数が分からなくなるくらいの選択をしているのではないだろうか。

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自由研究。100年後の嘘漢字の成り立ちと47都道府県ネオ新字体作成。※フィクションです

自由研究。100年後の嘘漢字の成り立ちと47都道府県ネオ新字体作成。※フィクションです

漢字の!自由研究!したよ!

(参考文献『漢字は有機物だった?!覆る絶滅危惧漢字』『文部科学省推薦図書 わたしたちのかんじ』『古代文字漢字を読み解く』)
漢字は今から3300年前の中国、殷王朝にて発明されたと言われています。
その文字は亀甲や獣骨に刻まれ、王が戦争や狩猟、天候などの吉凶を占う卜辞(ぼくじ)に使われていました。

古代中国では、文字は特別な存在であり、神秘的な力を持っていると考えられ

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ママのカメラ・・(1)

ママのカメラ・・(1)

土曜日の朝、ママは自慢のレモネードを作ってムカンちゃんとパパにふるまいます。自分の撮った写真といっしょに・・。(^^;)

強引に写真を見せられるムカンちゃんとパパですが、ママの写真を楽しみにしています。ママの写真は自然で、柔らかくやさしい写真ですから。

ママは小さい時から写真を撮るのが大好きでした。ママはずっとフィルムカメラを使っていて、古いフィルムカメラもたくさん持っています。35mm、中判

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