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マガジン

  • 𝙳𝚎𝚊𝚛.

    親愛なる日々と、あなたへ

  • 𝚂𝚘𝚞𝚟𝚎𝚗𝚒𝚛.

    旅の記憶 Ⅲ( Mar.2023~ )

  • 𝚂𝚘𝚞𝚟𝚎𝚗𝚒𝚛.

    旅の記憶 Ⅱ( May 2022~ )

  • 𝚂𝚘𝚞𝚟𝚎𝚗𝚒𝚛.

    旅の記憶 Ⅰ( Apr.2022~ )

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はじめての『ZINE』について

Sep.2024 おひさしぶりです、海です。 すっかり秋の風が吹くようになって、穏やかなひかりを感じる季節になりました。 読書の秋とはいいますが、わたしは本を読むのがとても遅いです。今月も1冊くらいしか読めなかったな… と落ち込んでいたのですが、数えると6冊ほど読んでいました。 普段は友人から貸してもらったり、図書館で借りたりすることが多いので、本が手元に残ることがないのです。そうしてすぐに忘れてしまうので、ちゃんと記録にのこしておくことは大切だなと思いました。 そう

    • 文学フリマを終えて │A Summer Place.

      Aug.2024 あわただしく過ごしていたら、いつのまにか8月も終わりに近づいていた。あいかわらずの暑さだけれど、風に秋の気配も感じていて。 ようやく落ち着いて、文章を書けることに安堵する。  去年の夏のことは、正直あまり思い出せないけれど  今年の夏を忘れることはないだろう。 7月28日、高松シンボルタワーにて『文学フリマ香川』が開催された。東京をはじめとする大都市ではもう何度も開催されている文学イベントだけれど、四国においては初開催、その第一回として「香川」が選ば

      • 作った本といっしょに、直島から出港です。 フェリーからの眺めが、今日も美しい

        • あの絵も、本も、きっと誰かが作ったもの

          Jun.2024 絵画を眺めることが好きだ。 東京に住んでいた頃は、毎週のように美術館に足を運んでいたのを覚えている。わずかな休みのなかで、ひとときの非日常に浸ることもあったし、自分のなかになかった世界の見方を教えてもらったことも、一度や二度ではない。 わたしを作った大切なものの一つに、展覧会があった。 絵画は、世界へつながる「窓」だと思う。 わたしはそれを描いた画家と、実際に話すことはできない。けれどものを言わないその絵は、なによりも描いたひとを写している。 何

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        はじめての『ZINE』について

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        • 𝙳𝚎𝚊𝚛.
          9本
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          8本
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          「文章を書く」ことで生まれる出会い │ 7月28日・文学フリマ

          May 2024 「 文章を書きたい 」と 思うようになったのは、  直島に 移住する、すこし前の ことだった 。 短い言葉で綴っていた SNSでは もの足りない感じがしてきて、" もっと文章を書きたい " と、自然と思うようになっていた。 ただ、目の前にいるひとに、自分の文章を読んでもらうことはなかった 。「文章を書いている」ということも別段ひとには言わなかったし、むしろ顔を知っているひとに読まれる方が、なにやら気恥ずかしい感じがした。    誰も 知らない " 海

          「文章を書く」ことで生まれる出会い │ 7月28日・文学フリマ

          歩くこと、綴ること│ Spring journey

          Apr.2024   お久しぶりです、海です。   note を はじめて書いた日から、   いつの間にか 2年 の月日が 経っていました。 東京を離れる 少し前に、はじめて書いた note 。 そして その一年後、移り住んだ 直島を離れることになり、先のことが 何ひとつ決まっていないときも、 自然と note を 書こうと思いました。  身体を壊して 島暮らしの生活と仕事が難しくなり、  身動きができなくなってしまった冬。  その 焦りも切迫感も すべて捨てて、

          歩くこと、綴ること│ Spring journey

          逆打ちにて 四国遍路を歩いて、もう45日。 とうとう 結願が目前となりました。 長く歩けば歩くほど、強い雨、風、吹雪… そんな天気や、険しい山を歩く日もありました。 ここまで辿り着くことができたのも 今日までに出会ってくれた、全ての皆さまのおかげです。 心から感謝を伝えます。

          逆打ちにて 四国遍路を歩いて、もう45日。 とうとう 結願が目前となりました。 長く歩けば歩くほど、強い雨、風、吹雪… そんな天気や、険しい山を歩く日もありました。 ここまで辿り着くことができたのも 今日までに出会ってくれた、全ての皆さまのおかげです。 心から感謝を伝えます。

          旅の記憶、巡礼│On the Same Journey

          Jan.2024   2023年 は、自分自身にとって   あまりにも  大きな試練によって 幕を開けた。 決定的に身体を壊したことによる健康面の大きな問題、それに伴う仕事面・金銭面の危機、そして当初の予定とは大幅に異なる、引っ越し先の 壊滅的な住居環境 … 何をとっても八方塞がりで、どんなに手を尽くしても、それが 一つずつ潰えていく。少しずつ退路を絶たれ、とうとう状況を打破する手立ても なくなってしまった。

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          旅の記憶、巡礼│On the Same Journey

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          白百合のあなたへ│Mount of Beatitudes

          31th Dec.2023  暗闇へ進もうとする  わたしの手を引いてくれたのは  双子の姉のようなひとだった。

          ¥800〜

          白百合のあなたへ│Mount of Beatitudes

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          停滞期の日に│Fluctuat nec mergitur.

          Sep.2023  時々 訪れる『人生の停滞期』が、1年ぶりに  やってきた 。 とはいえ、数年前までは(とても頻繁に)思い煩うことが あったのだと思い出せば、それが " 1年に一度 " に なったのだから、充分なのかもしれない。 1年前の ちょうど今頃、小豆島を 旅していた。 夏の終わりの 美しい棚田の道を歩きながら、「来年オーストラリアに行く」のだと、いきいきと出発の準備をしていた、大切な友だち。 当時は身体的にも精神的にも、様々なことが重なって、将来を見通せな

          ¥800

          停滞期の日に│Fluctuat nec mergitur.

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          愛のありか│ルーブル美術館展

          Jul.2023  今年の夏は、随分と酷暑だった。  風は すこしずつ 秋めいているように思えるけれど、  夏の終わりは、まだ見えない。  四季のなかで、「終わる」と 表現される 季節は   " 夏 " だけなのだと、誰かが 言っていた。   もっとも 生命力に 溢れる季節で ありながら 、   どこかに ずっと、死の影を 孕んでいる 。 忘れていたものを 思い出し… そしてまた、別れる季節。 祖母の一周忌を終えて、京都に立ち寄った。 思い返せば 京都は、一番

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          愛のありか│ルーブル美術館展

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          1年振りの、東京へ。│ マティス展

          Aug.2023 「 あなたが はじめて行った、展覧会を 憶えてる? 」 会社からの帰り道に立ち寄った古本屋で、偶然 美しい図録を手にしたときに、その答えを思い出した。 2012年 、『 大エルミタージュ美術館展 』。 国立新美術館で開催された この展覧会が、記憶の限り わたしが最初に 足を運んだ展覧会だった。 当時 わたしは高校生で、美術を専攻していたものの、 アート鑑賞については  さほど興味のない時期だった。 10年ぶりに手にした図録に載っていた 数々の名画も、

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          1年振りの、東京へ。│ マティス展

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          親友、 そして愛しい日々│Riverside.

          Oct.2021  " 親友 " って 、なんだろう 。 幼い頃には 難しかったことだけれど、大人になって 「一生付き合えるだろう」と思える友人たちと、 たくさん 出会えるように なった。 けれど 彼・彼女たちを、わざわざ『親友』と呼ぶことはない。とくに名前をつけることはないけれど、心から大切だと思える 友人たちだ。 そんな わたしには、たった一人だけ『親友』がいる。

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          my sea.│ 海の記憶

          Jul.2023  おひさしぶりです 。海です 。  祖母の 一周忌を 無事に終えて、  瀬戸内に 戻ってくることが できました。  すっかり 季節は 夏になって、あれから もう一年、  季節が 巡ったのだなと 感じます。 直島にやってきた日のことを思い出していたのですが、バタバタしながらも、島暮らしをはじめた日のことを ちゃんと記録に残していました。 色々なことがあったけれど、こうして ふと思い出せる日が来るのならば、つたなくても、文章に残しておいて 良かったなと

          my sea.│ 海の記憶

          死を想い、今日という日の花を摘む │ Les Archives du Cœur

          Oct.2022  ボルタンスキーに はじめて出会ったのは、2019年。  国立新美術館で 開催された、展覧会でのことだった。 響き渡る咳の苦しそうな声、遺骨入れを思わせるブリキ缶、ホロコーストを彷彿とさせる、積み上げられた衣類の山… その会場には、" 死の気配 " が充満していた。  人間の不在。かつては " そこにいた " という 気配。 そんな 異様な雰囲気でありながらも、ひとつひとつのそれらの集積には、不思議と息苦しさはなかった。   消えゆく星々のような

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          死を想い、今日という日の花を摘む │ Les Archives du Cœur

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          Floating Forever│あるがままを生きる

          7th Jul.2023 『 今日のあなたに 』から、知らない誰かの文章を読むたびに、顔も知らないその人が、とても素敵な文章を書く人なのだと知る。 その数を考えたことがなかったけれど、note で 文章を書いている人は、どうやら たくさんいるらしい。なかには、きっと一度も出会うことがない人もいるだろう。 その 広大な海のなかで、文章を書くことで偶然出会うことができるとしたら。そして、この先も何度も出会うことができるとしたら。それは ちょっとした、奇跡のようなことなのかも

          Floating Forever│あるがままを生きる