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歩くこと、綴ること│ Spring journey
Apr.2024
お久しぶりです、海です。
note を はじめて書いた日から、
いつの間にか 2年 の月日が 経っていました。
東京を離れる 少し前に、はじめて書いた note 。
そして その一年後、移り住んだ 直島を離れることになり、先のことが 何ひとつ決まっていないときも、
自然と note を 書こうと思いました。
身体を壊して 島暮らしの生活と仕事が難しくなり、
逆打ちにて 四国遍路を歩いて、もう45日。
とうとう 結願が目前となりました。
長く歩けば歩くほど、強い雨、風、吹雪…
そんな天気や、険しい山を歩く日もありました。
ここまで辿り着くことができたのも
今日までに出会ってくれた、全ての皆さまのおかげです。
心から感謝を伝えます。
旅の記憶、巡礼│On the Same Journey
Jan.2024
2023年 は、自分自身にとって
あまりにも 大きな試練によって 幕を開けた。
決定的に身体を壊したことによる健康面の大きな問題、それに伴う仕事面・金銭面の危機、そして当初の予定とは大幅に異なる、引っ越し先の 壊滅的な住居環境 …
何をとっても八方塞がりで、どんなに手を尽くしても、それが 一つずつ潰えていく。少しずつ退路を絶たれ、とうとう状況を打破する手立ても な
停滞期の日に│Fluctuat nec mergitur.
Sep.2023
時々 訪れる『人生の停滞期』が、1年ぶりに
やってきた 。
とはいえ、数年前までは(とても頻繁に)思い煩うことが あったのだと思い出せば、それが " 1年に一度 " に なったのだから、充分なのかもしれない。
1年前の ちょうど今頃、小豆島を 旅していた。
夏の終わりの 美しい棚田の道を歩きながら、「来年オーストラリアに行く」のだと、いきいきと出発の準備をしていた、大
親友、 そして愛しい日々│Riverside.
Oct.2021
" 親友 " って 、なんだろう 。
幼い頃には 難しかったことだけれど、大人になって
「一生付き合えるだろう」と思える友人たちと、
たくさん 出会えるように なった。
けれど 彼・彼女たちを、わざわざ『親友』と呼ぶことはない。とくに名前をつけることはないけれど、心から大切だと思える 友人たちだ。
そんな わたしには、たった一人だけ『親友』がいる。
死を想い、今日という日の花を摘む │ Les Archives du Cœur
Oct.2022
ボルタンスキーに はじめて出会ったのは、2019年。
国立新美術館で 開催された、展覧会でのことだった。
響き渡る咳の苦しそうな声、遺骨入れを思わせるブリキ缶、ホロコーストを彷彿とさせる、積み上げられた衣類の山… その会場には、" 死の気配 " が充満していた。
人間の不在。かつては " そこにいた " という 気配。
そんな 異様な雰囲気でありながらも、ひとつひと
" 旅をして暮らす生き方 " を選ぶ 原点になった、1年前の5日間の旅のことを、ようやく書き終えることができた。自分の納得できる文章を残すことは むずかしいけれど、とても大切な習慣だと思える。旅をしてきた思い出に、いつも書くスピードは追いつかないけれど、ただ粛々と綴っていきたい
四国遍路4日目にして、すでにヘトヘトです。歩くのはこんなに時間がかかるものなのか… と思うけれど、たくさんの出会いと助けによって、毎日を無事に終えることができています。また歩き出そうと淹れた珈琲のティーカップに、夜明けの星を見た朝のこと。大好きなオーナーさんの営むゲストハウスにて