- 運営しているクリエイター
記事一覧
「パリ、テキサス」私たちはこんなに愛に飢えてる
ヴィムヴェンダース監督の名作「パリ、テキサス」の2Kレストア版を映画館で観てきた。この映画を観るのは何度目か分からないくらいに観た。それなのに冒頭の砂漠のシーンでいきなり涙が溢れてしまった。
どこまでも広がる砂漠の中を歩くボロボロの姿の男。心を素手で鷲掴みにするようなライクーダーのソロギター。最後の一滴の水を飲み干して空のボトルを投げ捨てそれでも取り憑かれたように何かを目指して歩き続ける。ハゲタ
今日ときめいた言葉221ー「道徳的勇気の欠如」
(ヘッダー写真はNHKニュースから転載)
NHKドキュメンタリー「ビルマ 絶望の戦場」(2022年8月15日放送)から。
この言葉は、インパール作戦を指揮したウイリアム・スリム司令官(イギリス軍14軍)が「日本軍の体質」について指摘した言葉である。
「日本軍指導者たちには根本的な欠陥があるように思える。それは『道徳的勇気の欠如』である。彼らは自分たちが間違いを犯したこと 計画が失敗し 練り直
仕事の仲間は友達じゃない。相談されない人事労務が考える「真っ当な関係性の築き方」
人事労務は保健室の先生ではない―一般的に人事労務って、相談されてナンボというか「話を聞いてあげますよ〜」「窓口は開かれていますよ〜」って感じを出すじゃないですか?そういう雰囲気を作ることが仕事というか。でも、榎本さんってそうじゃない。そこについてどう考えていますか?
それでいうと実は私も元々は、人事労務は母のような、相談役みたいな、おせっかいするものだと思ってたんです。
―え!そうなんですか
【日記】『朝鮮人女工のうた A SONG OF KOREAN FACTORY GIRLS』を観る。
泉州岸和田の造り酒屋であり第五十一銀行や南海鉄道などの創立・経営にも参加した寺田甚与茂によって1892(明治25)年に設立された岸和田紡績は、全国でもっとも多くの朝鮮人女工を使っていたことでも有名で、その数は1918年からの20年間で5万人ともいわれる。低賃金で大量に雇えるという寺田の経営理念によって当然のことながら、日本の植民地支配によって故郷を追われ、海を渡ってきた年若い彼女たちを待ち構えて
もっとみるBTS RM【Come back to me】、おかえり、懐かしい俺
曲のタイトルが「Come back to me」であると知った時、「何を意味しているんだろう?」と思った。そして、考えて、最初に思い当たったのは、「戻ってきたんだ、RMくんのところに!」。あの、2022年の防弾会食の。彼があの時見失っていたRMくんが。
だから、これは、まるで、返答なのかなあ。と思って。
2022年の防弾会食で、RMくんが語る罪の意識について。与えられた社会的な役割の、その役目
私の学び直しー仕事・子育て真っただ中でも大学院で学びたかった理由
「私たちはなぜ学ぶのか」は、私の大きな関心事の一つである。最近新聞で読んだ記事の中で強く印象に残った言葉がある。文化人類学者、今福龍太氏の言葉である(2022年6月12日付 朝日新聞「いま、『知識』ではなく『知性』を」):
(要約)
「役に立つ」知識=情報は、その社会に有用か否かの基準で判断され、実利的な目的のために使われ、体制に組み込まれ、それを支える力となるだけである。そのような「知識」では
多分映画好きにも納得していただける韓国ドラマ(2022.12〜2023.11)
昨年の「多分映画好きにも納得していただける韓国ドラマ(〜2022.11)」から1年が過ぎ、この間もコンスタントに韓国ドラマを見続けておりました。その結果2022年12月から2023年11月末までに、新たに新作・旧作を含めて115本のドラマを鑑賞いたしました。その中から昨年に引き続き自信を持ってお勧めする「多分映画好きにも納得していただける韓国ドラマ」を22作品選びました。
この1年間も面白い韓国
コインの表面と裏面を見尽くす、RMくんという人
2023.11.14、22:22、RMくんのWeverse Liveがありました。
BTSのジョングクくんが、そのソロ活動で世界の中心にぶっさと刺さって、それはもう格好良い事この上ないのですが、そのジョングクくんが始まるきっかけとなったRMくん、ジョングクくんが「格好良い」と思ったRMくんが、自分の作業室でカラオケしていながら、なお格好良い…。
相変わらず…相変わらず…!さらっと出てくる言葉の
今日気になった言葉72ー「記録が見当たらない」
「関東大震災での朝鮮人虐殺。政府の不実さが、いかにこの国の信用を傷つけているか」 (2023年9月2日付 朝日新聞 素粒子から)
またしても、半藤一利氏の言葉を思い出す。
「人間の眼は、歴史を学ぶことで初めて開くものである」「戦争は国家を豹変させる、歴史を学ぶ意味はそこにある」(2023年2月22日付 朝日新聞 半藤一利氏の言葉)
「戦後70年談話に関する調査では、『戦争に関わりのない世代