パクチー

ある時突然初めて人生に飛び込んできたアイドル、BTS。彼らを通して知ること、考えること…

パクチー

ある時突然初めて人生に飛び込んできたアイドル、BTS。彼らを通して知ること、考えることが、わたしにたくさんの気づきや学びをくれるので、そのことが記録できたらいいなと思って始めたnoteです。推す活動に参加していないので、ARMYではない、BTSのいちファンです。

マガジン

  • BTSメンバーひとりひとりについてじっくり書きたかった

    どんなに、どんな風に書いても書き足らない彼らの魅力について、ひとりずつ、小さなトピックにフォーカスして語る回。

  • BTSと、パクチーが感じた生きることのあれこれ

    だってだって、すごい色々考えさせられるし、考えるし、思うこと色々あるし、自分の中に潜るし、そして浮上した時は、やっぱり満点の星空が見えるような気がする。

  • BTSの楽曲にまつわって想起するあれこれ

    緻密な情報量、有機的に構成された世界観、たくさんのイメージが湧いて、想いがリンクして、響きとバイブレーションと、現実の生活に影響する波紋について。

  • 日記のような、パクチーの個人的な話

    毎回BTS縛りでnoteを書いているパクチーについて、どういう人間か少しだけ分かるような、個人情報多めの回。

  • 『のだめカンタービレ』でクラシック再勉強

    漫画『のだめ』の再読をきっかけに、登場人物たちが演奏する楽曲を、かたっぱしから聴いてみよう、という企画。すっかりクラシックから離れた元音大生、改めて勉強します!

最近の記事

  • 固定された記事

もうすっかり大人のパクチーの「なぜBTSにこんなに感動するのか」

ある時突然、人生に飛び込んできたあるアイドルグループ。なぜ?どうして?彼らを見続けるのを止められないんだろう?その理由をわたし自身が一番知りたくて、彼らを好きになってから数年、考え続けていました。 びびっと来た個人の嗜好に当てはまる「好き」は言語化できないものだけど、「好き」以上にパクチーが「感動」していることについて、自分よりずっと年下の青年たちに「感動」していることについて、BTSをよく知らない大人にも共有できるくらいの言葉でわたし自身腑に落としたかったのです。 もう

    • 「彼がいる」日常

      BTSのジンくんが、長い兵役を終えてエンターテイメントの世界へ帰ってきた。これ以上ないという最適解の日程でオフラインミーティングを開催して、「2024年6月13日のソクジン、晴れ☀️」、歌い、踊り、みんなを喜ばせてくれた。わたしはアーカイブを観ていない。ファンクラブの会員ではないから、アーカイブはファンクラブの特典だから、観れない。それはいいのだ、わたしの「好き」はファンクラブに入る「好き」と違う…。ジンくんが帰ってきて、なんというか…彼が帰ってきてから、ずっと、かまどでお湯

      • RMくんの置き土産と、ジンくんのハグ(軽)に共通する、

        最近、自分にしてはめずらしく多読で、読書が楽しかったので、インターネットから遠のいていた。BTSが、FESTA期間なのにも関わらず! RMくんの公開されたアルバム『Right Place, Wrong Person』が、わたしにとって何かを考えさせる、結構大きな事象だったみたい。RMくんの、彼のアルバムの数曲に込めた怒りに触れて数日、兵役を終えるジンくんが直後に、「ファンと会って軽いハグをするのだ」と言って、ARMYをピンクのハピネスの渦に巻き落としたことの、真逆と言ってい

        • RM【Heaven】とは、何事か《歌詞日本語訳》

          BTS RMくんのアルバム『Right Place, Wrong Person』より、【Heaven】の和訳動画を作りました。 アルバム全体にふれたnoteでも書いたのですが、この曲、超気持ちいい…歌詞の意味は良く分かんない…でも気持ちいから…いい…! と思ってたんですが、 あるタイミングで、ふと、 「Heaven」は、BTSとARMYたちがポジティブな愛や信頼を交換する、バーチャル空間のことかもしれない。つまり、SNS上の場、それによってRMくんが内側に持っていて、

        • 固定された記事

        もうすっかり大人のパクチーの「なぜBTSにこんなに感動するのか」

        マガジン

        • BTSメンバーひとりひとりについてじっくり書きたかった
          46本
        • BTSと、パクチーが感じた生きることのあれこれ
          14本
        • BTSの楽曲にまつわって想起するあれこれ
          39本
        • 日記のような、パクチーの個人的な話
          44本
        • 『のだめカンタービレ』でクラシック再勉強
          10本
        • 女と男ってどうして分かれてるんだろうシリーズ
          8本

        記事

          RM【Nuts】に巷は…大騒ぎしていないのかい《歌詞日本語訳》

          こんにちは。パクチーです。 RMくんのアルバム『Right Place, Wrong Person』より、2曲目のトラック。「翻訳、行けそうかな〜?行けるかも?」と思ってやってみました。 お、お、思ったよりこれ…。 某記者会見を思い出すんですけど。びしびしまぶたに具体的な像が浮かぶんですけど、大丈夫でしょうか…!?まさか、すっかり完成したアルバムが公開される直前に、ああいうことが、あんな風に…想像もしていなかったろう、RMくん…! まあ、でも、こういうの、歌詞のイメー

          RM【Nuts】に巷は…大騒ぎしていないのかい《歌詞日本語訳》

          BTS RM『Right Place, Wrong Person』開幕…ッ!

          おおう…こうきたかッ…!!!! 5月24日、BTSのリーダーRMくんの、兵役中に公開されるべく準備されたアルバムが解禁となりました。全11曲。いや、これ…大作だよね…!? 本作の解説というならば、公開されたこのコンテンツが非常に非常に素晴らしい…。そりゃRMくんが語ってくれるのが一番でしょ。そして、ええ。何かをこねくり回して裏があるんじゃなくて、非常に、真っ当に、まっすぐ、正直な作品なのだな、と理解。今作の全体の世界、その方向の、入り口には立ったぞ、という気持ち。歌詞にス

          BTS RM『Right Place, Wrong Person』開幕…ッ!

          BTS RM【Come back to me】、おかえり、懐かしい俺

          曲のタイトルが「Come back to me」であると知った時、「何を意味しているんだろう?」と思った。そして、考えて、最初に思い当たったのは、「戻ってきたんだ、RMくんのところに!」。あの、2022年の防弾会食の。彼があの時見失っていたRMくんが。 だから、これは、まるで、返答なのかなあ。と思って。 2022年の防弾会食で、RMくんが語る罪の意識について。与えられた社会的な役割の、その役目の重さに対して、彼は自分の成長が見合っていないと感じていた。そして、しかし、成長

          BTS RM【Come back to me】、おかえり、懐かしい俺

          「成熟」と変わらないもの

          こんにちは!パクチーです。 HYBE所属の子会社の社長で、プロデューサーのミン・ヒジンさんの色々…全然知らないんですけど、記者会見を見たいわけではないし、深追いしたくないんだけど、なんだろう、なんか気に掛かる…。 ところで。 先日、j-hopeくんのドキュメンタリー「HOPE ON THE STREET」で使用されたostの、レコーディングビハインドを観ました。 いや〜。毎度j-hopeくんの着ているものが、「豊かさとはこういうことよな!」と思って唸る。丁寧に仕立てら

          「成熟」と変わらないもの

          j-hopeくんのドキュメンタリー『HOPE ON THE STREET』その3

          Ep.5と、最終回Ep.6を視聴。 ところで、このドキュメンタリー『HOPE ON THE STREET』の、ハイライトをダイジェストしたダンス動画が公開されています。 観ていない方のために説明すると、このドキュメンタリーはダンスのレクチャー動画ではない。j-hopeくんが、それぞれのストリートダンスのマスターに会う。マスターは、j-hopeくんが用意した楽曲に合わせた振りを用意して、j-hopeくんにレクチャーする。その結果を、路上で踊って撮影する。そのプロセスを経て、

          j-hopeくんのドキュメンタリー『HOPE ON THE STREET』その3

          j-hopeくんのドキュメンタリー『HOPE ON THE STREET』その2

          …何と言うか…非常に考えさせられるドキュメンタリーだ…。 客観的に自分を見て、目的を叶えるために、必要とされることをアウトプットする自分。それが出来ていなければ食いっぱぐれる。だから生死に関わる。…と、無意識に自分に課している、「これをクリアしていなければ」というセルフイメージ。 j-hopeくんが、自分を、外側から見て、コントロールしているもの。つまり、良い意味なんだけど、自意識。 これが、自分の心の内側に持っているものを、瞬間的にでも120%感じて、生かして、何か行

          j-hopeくんのドキュメンタリー『HOPE ON THE STREET』その2

          j-hopeくんのドキュメンタリー『HOPE ON THE STREET』その1

          BTSのj-hopeくんが、ストリートからダンスを、改めて追求し直す、旅するドキュメンタリー『HOPE ON THE STREET』。Amazon Primeなら観れるぞってことで、これは慎重に観ようと思って、ゆっくり観ています。 まず、軍隊による空白期があることを、却って自分を改めて見直すきっかけに出来ると考えたj-hopeくんが賢過ぎる。そして、ストリートダンスを教わるドキュメンタリーを撮るなら、「トラックがいるぞ」ってなって、それに付随したアルバムを作るj-hopeく

          j-hopeくんのドキュメンタリー『HOPE ON THE STREET』その1

          INFP×9ハウスのキロン=「人の気持ちが分からない」?

          わたしはある時期まで、確実に人の気持ちが分からなかったが、今現在の自分については、全くそう思って無かった。そもそも、前提として、わたしは「人の気持ち」というのが分かると思っていない。そして、「自分の気持ち」というのを自分で理解するのは、非常に難しいことだと思っている。だから、「わたしの気持ちが分かる人もほぼいない」という風にわたしは思っている…。自分の脳と他人の脳が、肉体で物理的に分離して存在している以上、推測することは出来ても、全く同じ現象を体験することは出来ないし、「意識

          INFP×9ハウスのキロン=「人の気持ちが分からない」?

          BTS V、友達でも恋人でもない…【FRI(END)S】の、丁度良い関係

          どえらくシンプルなバッキング。レトロっぽいベースが動いているだけ、レトロっぽいパーカッションがトトトンと入るだけ。 いつものVくんからすると、少しエモーショナルな歌い方。そこにもう一つ、違った発声で歌うVくんの声がユニゾンで重ねられているので、少し不思議な倍音が鳴るダブリングになっている。その響きでもって、さらに倍、倍、とコーラスが厚くなっていって、最後は、まるで賛歌みたいな。 丁度良い…。今、わたしに丁度良い…。ダウナーで、単に落ち着くテンポ、ではない。重く、苦しい感情

          BTS V、友達でも恋人でもない…【FRI(END)S】の、丁度良い関係

          『のだめカンタービレ』でクラシック再勉強【その9】フィナーレ

          ああ!まだまだ終わらないかと思ったら、【その9】で最後です!淋しい!いや〜、いい加減終わらなきゃという気持ちと、いざ終わりが見えると、ずっとここにいたい気持ちと…。居心地の良い世界だった…。音楽と合わせて、漫画の世界、キャラクターの心理を理解しようとすると、とにかく、千秋の愛が深いことに泣けて泣けて…。音楽なしで読んだ時とは別の、異次元の素晴らしい世界を味わいました。 ということで、漫画『のだめカンタービレ』に登場するクラシック(1曲歌謡曲あり)を順に追うシリーズ、今回が最

          『のだめカンタービレ』でクラシック再勉強【その9】フィナーレ

          『のだめカンタービレ』でクラシック再勉強【その8】

          まだまだ終わらない、漫画『のだめカンタービレ』で登場するクラシックを、順番に聴いてくシリーズ。今回は割合重めの楽曲がずらり。 曲の重さのせいか、わたしも聴きながら色々と過去のことを思い出したり、わたしの個人的な、これまで気付いてこなかった根本的なコミュニケーション能力の欠陥に、気付きそうになったりして…。色々泣いたり沈んだり浮上したりしていました。中学の卒業アルバムに、「音楽、それは感性の言葉」と書いたクラスメイトがいた。その時は「しょってるな!」と思いましたが、確かに、何

          『のだめカンタービレ』でクラシック再勉強【その8】

          『のだめカンタービレ』でクラシック再勉強【その7】

          こんにちは!音大教育科卒のパクチーが、すっかり離れたクラシックを、漫画『のだめカンタービレ』の再読をきっかけに、再勉強するシリーズ、その7。 先日、プチぎっくり腰になりまして、4日間程、伏しておりました。伏している人間の共、音楽よ…。横になって聴くのが、一番良く集中して聴ける。でもいつの間にか寝ちゃうんですけど…。 今回は、のだめのパリでのサロンコンサートから。パリにいるのだめと千秋は、ただいま微妙な距離感になっておりまして、のだめは千秋に一発逆転をかけてコンサートに臨ん

          『のだめカンタービレ』でクラシック再勉強【その7】