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2020年6月の記事一覧
この街の未来をつくるのは、私
自分の住む街を、みんなどのように決めるのだろう。
好きな街は、色々ある。例えば、私は京都が好きだ。でも私にとっては、住みたい、ではなく訪れたい街である。
高松はここに住もう!という強い意志を持っているというよりは、色々あってここに流れついて、悪くないから住んでいる、というのが正直なところだ。
コンパクトな街は自転車で大体の場所に行けて、電車もバスも街を網羅し、仕事でも遊びでも困らない。行きたい
【良い人そう選手権優勝者とのアツい夜】
良い人そうな人…良い人そうな…人…。
私はロータリーに並んでいるタクシーの窓の中をチラチラと覗き見し、ドライバー達の顔を物色していた。
この時、私が降り立ったこの州都は、犯罪が頻発する危険な場所だったと後に知る。
16歳、日本人、155センチ、大きなリュックとスーツケース。
ビッビーーー!!ビーーーーー!!!!
けたたましいクラクションが闇を裂き、そちらをハッと振り返ると、ニヤニヤ笑う白
おもしろくなりたい(#磨け感情解像度)
先生に指名されたときの珍回答から、センスの光るたとえツッコミまで。教室には「笑われる人」もいれば「笑わせる人」もいて、私はその全員を妬み、羨んでいた。
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小学校の六年間も、中学校の三年間も、高校の三年間も、ただひたすら勉強に打ち込む日々だった。何か思い描く将来像があったわけではない。テストで高得点を取れば、みんながちやほやしてくれる。動機はたったそれだけのことだった。
「このクラスで一番良
ミシンとこうもり傘は出会う。
都知事選に限らないけど「何かの宣伝になるなら、数百万円は惜しくない」というサイコパス的なことを言う人がいる。中には企業の経営に関わる人まで。
そんなものは「ハック」でも「クレバー」でも「費用対効果」でも、何でもない。ゲーム脳だ。自分が書いたコードで世の中のすべてが動くと考える人共通の感覚は、世界をくだらないRPGに貶めている。
「セキュリティホールを突く」といった考え方に支配されているハッカー
-たとえ時代は変われども。食事の味を引き立てる「極上の辛口」を一途に醸す-三千盛 訪問レポート
個性豊かな味わいが増え、まさに日本酒は百花繚乱の時代。
日本酒の味を表現する言葉は無数にあり、「辛口ちょうだい」という言葉が失われつつある中、今なお究極の"辛口のうまい酒"を追求し続ける酒蔵があります。
創業230余年、ブレない「極上の辛口」を醸す三千盛
安永年間創業。岐阜県多治見市の地で酒を醸す三千盛さんに伺いました。
日本酒『三千盛』の特徴は、何と言っても"食事の味を引き立てる辛口の酒"で
豊かさとは多くを得ることではなくたくさん「回す」こと
「戦争は資本主義が加熱し、奪うことで成長しようとしはじめたときに起きるのだ」
100分de平和論を見て一番印象的だったのは、経済のあり方について書かれた本が半分を占めていたことだった。
ブローデルの「地中海」と井原西鶴の「日本永代蔵」。
一見すると「平和」に直接関係のないように思えるこの二冊から読み解く平和のあり方は、私たちがこれから「成長」にどう向き合うかを考えさせるものだった。
二冊に
カメラにいざなわれて (#カメラのたのしみ方)
「写真が好きで、旅をしているんです」
そんなふうに説明しながら旅をしていると、カメラは随分と遠くまで連れて行ってくれる。
僕は(意外と)引っ込み思案で、すでにできあがったコミュニティの中に飛び込むのは得意じゃない。粗相がないようにせねばと、誰から話しかけてよいのかも分からない。
でも、カメラ片手に街を歩いていると「すてきなカメラですね」とか「日本人ですか?」みたいな会話が始まることがある。
感じ取り、気づきを交換する世界をつくる。
オーダーメイドというと、自分の好きや欲しいものが明確な人が行うイメージがあるかもしれません。でも私はオーダーとは、自身の世界を深めるためにするのではないかと思います。人から自分はどう見えているのか。自分を捉え直していくようなオーダーは、欲しいものを手に入れることではなく、遠くから歩いてくる自分に出会うような新しい体験です。
とはいえ、何が出るかわからない!不安も多いと思います。
今日は実際のオー
全文公開 『2020年6月30日にまたここで会おう』 第一檄「人のふりした猿にはなるな」
はい、瀧本です。
とくに今日は自己紹介する必要もないと思うので、バーッと進めますね。
僕は話すのがちょっと速すぎるようで、よく通訳が必要とか言われるんですが(笑)、ここに集まったみなさんは頭も良いかと思うので、京大の授業でいつもやっているようにやります。
はい、ついてきてもらえればと。
で、今日のこの会場は、東京大学の伊藤謝恩ホールです。みなさん、「伊藤」って誰のことだか、わかります?